2023年2月12日(日)に阪神競馬場で行われる『京都記念(G2)芝2200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は13頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- スカーフェイス
アフリカンゴールド 57.0 【B-】
栗東CW併せ。一杯⑨
見せムチを振るい追うも、前を走る内の相手に4馬身、中の相手に1馬身遅れ。相手はともに格下。肩の出が悪く後肢の蹴りも非力。1週前が少しよく映っただけに残念な内容。評価できない。
【1週前追い切り B】
インプレス 57.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
左手前に替わると左に刺さる走り。トモが左に流れている。それを補正するかのようにアタマを右前肢の上におきチグハグなフォーム。まっすぐ走らせようと右からのステッキは良いのだが、手綱の使い方は一息。追い方含め評価できない。
【1週前追い切り B-】
ウインマイティー 57.0 【B-】
栗東P単走。馬なり⑨
いつもどおりのポリトラック追い。この馬らしいキビキビとしたフットワークではあるのだが、良いときは、もう少し終いに動きの伸びやかと迫力がある。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
エフフォーリア 58.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2週続けて横山武騎手が騎乗。この馬らしい悠然としたフットワーク。外の相手(古馬3勝クラスのマイネルミュトス)に楽々と2馬身先着。だいぶ王者の走りが蘇ってきたが、抜け出すときにグッとくるものがあると更に盤石。復活への期待も込めプラス評価とする。
【1週前追い切り B】
武史騎手は共同通信杯のレイベリングをM.デムーロ騎手に託しての騎乗です。エフフォーリアへの恩義でしょう。もっとも復活を願っている一人かも知れません。人馬一体で頑張って欲しいです。
キラーアビリティ 56.0 【B-】
栗東CW単走。G前軽く促す⑦
団野騎手が騎乗。1週前より動きの質は向上したものの、直線で左手前に替わるとフワフワした点は割引き。その後は、クビを前に突き出し立て直してはいたが…。人気馬の一角であることを加味すると、動きに際立つものは感じず評価しづらい。
【1週前追い切り B-】
前走あたりから走りがよくなってきましたが、他の人気馬との比較で下位です。明示的に一つ評価を割り引きました。
キングオブドラゴン 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
終い重点の内容。ラチ沿いをゆったりと入ってくる。アタマ高いのはいつものこととは言え割引き。ただラスト2F 12.8-11.9秒のキレ味は十分。四肢を大きく広げて走れている。状態は悪くなさそう。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
前走は坂井瑠騎手が騎乗し、日経新春杯で2着と健闘しましたが、その坂井瑠騎手はユニコーンライオンに騎乗です。陣営がどちらに期待しているかは窺い知ることができます。岩田望騎手は怖いですが同厩舎の馬。仲良くやって欲しいです。
ドウデュース 58.0 【B】
栗東P単走。馬なり⑨
”丁寧な手前替え”という明確な意図をもった追い切りだったが、やはり左手前の変換に課題を残す内容。バランスを崩し右にヨレてた点もそうだが、左手前の走りがカッコ良くない。能力だけで突き抜けそうな気もするが、追い切りからはこの評価となる。
【1週前追い切り B】
プラダリア 57.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤
2週続けて池添騎手が騎乗。時計は目立たないものの動きが上質。クビの角度よく前後左右のバランス良い走り。1週前同様、集中しリラックスして走れている。高く評価したい。
【1週前追い切り A】
2週続けてCWでの単走追いです。併せ馬と坂路がなかった点は気になりますが、調整内容より動きの質を上に評価しました。
マイネルファンロン 57.0 【C】
美浦南W併せ。G前強め⑨
2頭併せの外。大きく先行した状態でコーナー深く回って来る。直線での手前替えのタイミングが悪く、そこから走りのリズムを大きく崩してしまう。相手も相手だったとは言え、大きく先行から成すすべなく3馬身遅れ。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手はG1馬シュネルマイスターです。見栄えが悪くなったのは仕方ありませんが、走りも評価できません。
マテンロウレオ 56.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑥
1週前から大幅に向上。1週前に早い時計を出し、しっかりガス抜きができている。しなやかでありながら俊敏なフットワーク。繋ぎをしっかり返して走れている。追い切り本数も多く入念な仕上げ。最後に手前を戻した分だけを割引いた。
【1週前追い切り B-】
後ろから来る馬で穴を空けるとすればこの馬だと思います。【B】の中では最上位です。
ユニコーンライオン 57.0 【A】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑦
3頭併せの内。前の2頭をみて追い出しのタイミングを計りながら。ラスト1F過ぎてからの仕掛けに瞬時に反応し、ものの数完歩で相手を捕えると、そのまま2馬身突き放し、これを圧倒。動けていた相手をラクラクと交わしておりデキに申し分なし。蹴りが力強く後肢のキレ味も十分。重心低くしっかり地面を捉えてフォームも安定。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
開幕週の阪神馬場。前に行きそうなのはこの馬か、同厩のキングオブドラゴン。展開利も見込めそうです。矢作先生は、この馬に坂井瑠騎手を配しました。どちらに期待しているかが分かります。
ラストドラフト 57.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑦
いつも素軽いフットワークをする馬。今回も地面へのタッチ軽やかに綺麗なフォームで走れている。もう少し脚元に力感と俊敏性が増せばプラスなのだが…。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】