2023年1月22日(日)に中山競馬場で行われる『AJCC(G2)芝2200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
追い切り短評
A評価
1.レインカルナティオが、前肢の可動域十分。手前替え流麗に、程よい前傾姿勢で気持ち乗せて走れています。中1週ですが、ほぼ毎日コースに入り元気一杯。馬群を割れる馬ですが、前走挟まれたことで恐怖心が付いていないかだけが心配です。
B+評価
7.スタッドリーが、3頭併せの真ん中でバランスの良いフットワーク。相手に隠れて動きはほとんど確認できませんでしたが、先導役を務める外の相手をいつでも交わせる手応え。脚元の力強さと俊敏さは十分です。【A】とするか迷った一頭で、前が有利な展開ならこの馬だと思います。13.アリストテレスは、毛艶良く脚の出スムーズ。左右のバランスもよく、追う2勝クラスに持ったまま2馬身先着です。普段追い切り駆けしない馬が今回は動けています。外枠ですが少頭数。和生騎手がうまく導けば面白そうです。8.オウケンムーンは、体をスカッと見せ、前を捕らえんとする気持ちの乗った走り。いつもモサッと走る馬が、今回は集中してキビキビと走れています。1年ぶりの8歳馬。まったく人気はなさそうですが、調子はすこぶる良さそうです。
その他注目馬
2.シャムロックヒルが、前後の均整がとれたバランスの良いフットワーク。手前をカチッと替え、最後まで集中した走りです。軽斤量の時にしか好走歴がないのは気になりますが、乗り込み量は豊富です。9.エヒトは、2週に渡り栗東坂路で猛時計。後肢を蹴り出す方向が悪くなっていた点は気になりますが、この脚力は無視できません。渋馬場は走りを見る限り問題なさそう。輸送がある中、しっかり追った点を評価します。5.バビットの1週前は左に流れましたが、当週は馬場の真ん中をまっすぐに駆けました。適度な荒々しさは好感が持てます。スタートダッシュの早い馬で、レースの主導権を握れそうな点が強みです。
最後に、4歳馬の人気2頭ガイアフォースとエピファニーについてコメントします。
10.ガイアフォースは、2週前に早い時計。仕上げるのが少し早すぎたでしょうか。1週前は手前替えでバランスを崩し、着地の力強さもモノ足りません。当週はまっすぐ走れましたが、セントライト記念で受けた衝撃を考えると、かなりモノ足りません。他とのバランスで評価は据え置きました。11.エピファニーは、フットワークの大きな馬で、後肢を蹴り上げる高さは目を引きます。この高さは、なかなか類をみません。良馬場でコーナーが少ない舞台の方が、パフォーマンスを発揮できそうな走りです。追い切りから、右回りに対する課題も見られ、今回は割引きました。
追い切り内容はともに中の下ですが、今回は舞台適正を考慮してガイアフォースの方を上位にとりたいと思います。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | レインカルナティオ | 牡6 | 57.0 | A |
1 | 2 | シャムロックヒル | 牝6 | 55.0 | B |
2 | 3 | ブラックマジック | 牡6 | 57.0 | C |
2 | 4 | ノースブリッジ | 牡5 | 57.0 | B- |
3 | 5 | バビット | 牡6 | 57.0 | B |
3 | 6 | ユーバーレーベン | 牝5 | 55.0 | B- |
4 | 7 | スタッドリー | 牡5 | 57.0 | B+ |
4 | 8 | オウケンムーン | 牡8 | 57.0 | B+ |
5 | 9 | エヒト | 牡6 | 57.0 | B |
5 | 10 | ガイアフォース | 牡4 | 57.0 | B |
6 | 11 | エピファニー | 牡4 | 57.0 | B- |
6 | 12 | レッドガラン | 牡8 | 57.0 | B- |
7 | 13 | アリストテレス | 牡6 | 57.0 | B+ |
7 | 14 | ラーゴム | 牡5 | 57.0 | C |