2022年12月4日(日)に中京競馬場で行われる『チャンピオンズC(G1)ダ1800m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
オーヴェルニュ 57.0 【B】
栗東CW単走。G前終始促す⑨
コーナーで頭を上げ煩い仕草。この馬は、普段このような煩い仕草をあまり見せない。悪く言えば気負い気味だが、よく言えば好気合い。気負いは一瞬だけであり今回はプラスに捉えて良さそうだ。ただそのせいもあり、最後は少し疲れたか。走りの勢いが削がれたようにも見えた。
【1週前追い切り B-】
1週前に失速ラップも早い時計。最終追いは遅い時計でしっかり加速ラップ。この内容も悪くありません。
クラウンプライド 56.0 【C】
栗東坂路併せ。G前一杯。
前を追走し直線に入ってくる。終いステッキを使ってめい一杯追って何とかアタマ差先着という内容。全体時計は51.0秒と早い時計を出してきたが、ラスト1Fは1.1秒とかなり大きく失速している。正直ムリに時計を出した感あり。評価できない。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、2歳未勝利のオルノアです。人気馬の中で追い切りから割引きたいのは、この馬とジュンライトボルトです。
グロリアムンディ 57.0 【A】
栗東CW単走。G前強め⑤
クビの角度がよく、クビでリズムを取り、クビを前に突き出すことで推進力ある走り。背中の安定性も高い。追った分だけ脚色を強めることが出来ており、動きのキレ味も十分。1週前にCWで好時計を出し、最終追いは手控えるかと思いきや、ここでもラクに好時計。まだ余力感じる内容で、仕上げ面で抜かりなし。人気でも高く評価したい。
【1週前追い切り B-】
G1奪取に向け意欲的な攻め内容です。枠も良く高評価です。
サクラアリュール 57.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑤
酒井学騎手が騎乗。馬場の真ん中を軽く走らせ終い重点の内容。馬は気分良さそうに駆けていたのだろうが、動きはもっさりと重めで、伸びやかさに欠く走り。また前駆に対して、後躯が寂しく映るのも気になるところ。評価は割引いた。
【1週前追い切り B】
サンライズノヴァ 57.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
松若騎手が騎乗。ラチ沿いを1馬身先行して入ってくる。後ろから迫るのは、同レースに出走するノットゥルノ。近走モサッと走り、いつも終い失速していた馬が、活気十分に最後まで素晴らしい加速ラップを踏んで登坂できている。この映像だけ切り取ると、ノットゥルノとの差はほとんどない。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、同レースに出走予定のノットゥルノです。近走の中ではもっとも良く映ります。年齢的なものや舞台適正を考えると嫌煙してしまいそうですが、あまりにも人気がなさそうです。個人的には押さえたいと思う一頭です。
サンライズホープ 57.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
森裕騎手が騎乗(レースは大野騎手)。この馬の最大の特徴であるトビの大きなフットワークは健在。それもいつも以上の活気を見せ、いつも以上に大きなアクションで動けている。この動きに俊敏性がもう少し付加されれば、もの凄い馬になりそうだ…。評価は据え置いたがプラスでも良い動き。状態は良く映る。
【1週前追い切り B】
【B】の中では上位です。好枠ひいてももっとも展開利が見込めそうな一頭です。馬券には含めておきたいと思います。
シャマル 57.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
川須騎手が騎乗(レースは川田騎手)。馬場の真ん中を登坂。アタマを体の真ん中におき、前肢の着地の力感十分の力強いフットワーク。少し手控えた内容ではあったが、とても綺麗な加速ラップが踏めている。この馬も状態がとても良く映る。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
【B+】の中でも最上位です。きっと素晴らしいパドックを披露してくれると思います。加えて川田騎手です。
ジュンライトボルト 57.0 【C】
栗東P単走。馬なり⑧
ポリトラック馬場を単走で駆けさせた。1週前CW、最終ポリトラックは友道厩舎の勝負仕上げであるのだが、動きは一息。序盤は元気がなく、後半の伸びやかさも一息だ。股下の発汗も気になるところ。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
人気馬の中で追い切りから割引きたいのは、この馬とクラウンプライドです。
スマッシングハーツ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
鮫島克騎手が騎乗。前走で着けていなかったチークピーシーズを着用しての追い切り。集中力を高め、もう少しポジションを取りに行く意図がみてとれる。手前替えでややぎこちなかった点を除けば、安定感抜群の綺麗なフットワーク。体を大きく動かし走れている。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
好枠です。この枠からならいつも通りのポジションではなく、もう少しポジションを取って欲しいです。鮫島克騎手ならそれにトライしてくれると思います。もっとも馬券妙味を感じるのはこの馬です。
タガノビューティー 57.0 【C】
栗東CW併せ。G前一杯⑤
2頭併せの内。通ったコースを考慮しても早い全体時計。併せた相手にも1馬身半先着していたが、突き放したものではなく最後はバテてしまい逆に差を詰められてのもの。実際に最後は0.4秒失速していた。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前追い切りがなく、この1本で帳尻を合わせるために強く追いましたが、これだけでこのG1が勝てるほど甘くないと思います。
テーオーケインズ 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ハロー明けの綺麗な馬場を登坂。手前を替えた際、後肢が左に流れてしまった点は割引き。それによりアタマの位置が悪くなり、やや斜に構えたフォームに。その後も後肢が左に流れてしまっていた。1週前の追い切り内容も加味すると、負荷少なめの軽めの内容。この馬にとってはあまり関係ないかもだが、追い切りからは高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り B】
一方で、体はふっくら見せています。能力的に外せなさそうな1頭です。パドックで取捨を決めたいと思います。
ノットゥルノ 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
武豊騎手が騎乗。ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し直線に入ってくる。この馬もアタマの位置が体の真ん中にあり、前後の脚をまっすぐ前に出す好フォーム。相手も動けており、ジワッとした差の詰め方にはなったもののゴール前できっちり捕らえて併入した。余力十分の内容で好調だろう。高く評価したい。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、同レースに出走予定のサンライズノヴァです。
ハピ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
横山典騎手が騎乗し、馬場の植え込み側を登坂。もともと大きな馬ではないが、線が細く映り馬体が華奢に映るのは気になるところ。普段エレガントに走る馬がクビを傾げ、手前を替えることなく失速ラップ。評価できない。
【1週前追い切り B+】
1週前は良い動きで能力の高い馬だとは思います。ただ初の56㎏となることも考慮すると、少し敷居が高そうです。
バーデンヴァイラー 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。外の相手を1馬身半追走から半馬身先着という内容。キビキビとしたフットワークで動けている相手にきっちり先着している点は評価できるも、顎が上がり気味で肩のでは一息。決しては悪くはないのだが、動きの質はここに入ると下位。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、同週のチャレンジCに出走するヒンドゥタイムズです。
レッドガラン 57.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
斎藤新騎手が騎乗。終い重点の内容で仕掛けたのはラスト1Fだけ。ただそのラスト1Fは激しく馬を鼓舞してギアチャンジと反応を図ったもの。馬は期待に応えて鋭くギアチェンジし、急加速をみせていた。馬体もふっくら見せ好気合い。
【1週前追い切り A】
相対評価で【B】となりましたが、1週前は【A】。個人的には必ず馬券に含めておきたい一頭です。【B】の中では最上位です。
レッドソルダード 57.0 【B-】
栗東P併せ。馬なり⑨
3頭併せの外。ポリトラック馬場の大外で、前を5馬身追走から半馬身先着という内容。併せた相手が格下であったとは言え、地に足ついたフットワークで後肢の踏み込み深く走れている。ポリトラック馬場で追い切られたこと以外、特段不満点はないものの比較下位。評価は割引いた。
【1週前追い切り B】
1週前追い切りの動きもチェックしておこう
今週開催のその他重賞レース
ステイヤーズステークス(G2)
チャレンジカップ(G3)
来週のG1レースも先取りしておこう
阪神JF(G1)
準備中