2022年12月4日(日)に中京競馬場で行われる『チャンピオンズC(G1)ダ1800m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は18頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- ケイアイパープル
- サンライズノヴァ
- タガノビューティー
- ラーゴム
オーヴェルニュ 57.0 【B-】
栗東CW単走。G前追う⑨
スピード感十分にコーナーの一番深いところを回って来る。ただ少し掛かっていたか。直線向いて左手前に替わってからの伸びが一息。フォームのバランスは良いのだが、終い大きく失速はいただけない。評価は割引いた。
クラウンプライド 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
序盤から活気十分。ただ後肢の蹴り出す方向が悪く、左に刺さりながらの走り。一時は相手の前に出るも、その後疲れを見せ肩ステッキ、見せムチ使って懸命に追うも、ラチ沿いを走る相手にアタマ差交わされてしまう。評価しづらい。
併せた相手は、古馬2勝クラスのゴールドレッグスです。
グロリアムンディ 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑦
亀田騎手が騎乗(本番想定はR.ムーア騎手)。2頭併せの内。ぎこちない手前替え。その後強めに追ってクビ差先着。外の相手は馬なりのままで今一つ見栄えの悪い内容。時計は出ており相手が動けていたと見るのが妥当か。とは言え、肩ので悪く、動きに余裕を感じない。評価は割引いた。
併せた相手は、2歳未勝利馬のアムブロシアーです。
サクラアリュール 57.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑥
亀田騎手が騎乗(本番想定は未定)。前を大きく追走から、内の相手に対して大きく外を回し直線に入ってくる。直線向いても前との差は1馬身半あったが、慌てることなく馬なりで駆けさせ、きっちり併入した。前肢の出が悪く伸びやかさ一息も、余力十分の内容で、クビを上手に使って綺麗な加速ラップが踏めている。評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬3勝クラスのナムラカミカゼです。
サンライズホープ 57.0 【B】
栗東CW併せ。G前一杯④
水口騎手が騎乗(本番想定は幸騎手)。2頭併せの内。前肢を高々と上げトビの大きい豪快なフットワーク。直線で相手の前に出る時の脚は鋭かったが、相手の前に出てから気を緩めてしまった点は割引き。馬なりのままの外の相手に追いつかれしまう。鞍上も最後に強烈な尻ムチを入れ、それを咎めていた。評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬1勝クラスのサンライズジャストです。
シャマル 57.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり④
川田騎手が騎乗。2頭併せの内。大きく外を回す相手に対して、ややショートカット気味にコーナーを回って来る。相手のカゲに隠れ動きは見えづらかったが、終始アタマを低く保ち、クビを使って四肢の回転スムーズに走れている。背中も安定。馬なりのままスッと1馬身半先着した。静かな気合乗りで好印象。
併せた相手は、新馬のベファーナです。
ジュンライトボルト 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑥
藤岡康騎手が騎乗。3頭併せの内。序盤はやや控え目にコーナーを回って来る。直線半ばで中の相手がグッと前に出たのを確認してからGOサイン。強く追って併入し、ゴール後に前に出た。相手のカゲに隠れ動きはほとんど見えず。ただ相手のためにやったような内容で、高い評価は与えづらい。
併せた中の相手は、京都2歳Sで1人気に支持されるも6着に敗れたグランヴィノスです。
スマッシングハーツ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。時計は出ていないも序盤から活気十分。アタマはやや高めで直線半ばでの手前替えはややぎこちなかったものの、前後の脚をまっすぐ前に出す好フォーム。最後は緩めて惰性で走らせていたが、フットワークに弾力性があり馬体のハリ艶もよく、状態はよく映る。プラスに評価してみたい。
映像から伝わる雰囲気は、時計だけでは読み取れません。
テーオーケインズ 57.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑦
松山騎手が騎乗。外で併せ馬をしている馬がおり、この2頭に1馬身半遅れと見栄えは悪くなってしまったが、この馬らしい堂々とした美しいフォーム。ただ前肢の着地が弱く、走りにグッとくる迫力のようなものを感じない。評価は据え置いた。
圧倒的人気が想定される馬です。最終追い切り最注目の一頭です。
ノットゥルノ 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑦
今村聖奈騎手が騎乗(本番想定は武豊騎手)。3頭併せの外。内目を回る2頭に対して、コーナーの深いところを回してくる。序盤から早いラップを刻み、しっかりとした負荷を賭けることを意図したもの。さすがに最後は疲れていたが、聖奈騎手に鼓舞され何とか脚色を保ち、中に2馬身半、内に半馬身先着した。明確な意図をもった内容で、最終追い切りでの上昇が期待できる。評価は据え置いた。
併せた内の相手は、古馬1勝クラスのサトノマジェスタです。
ハピ 56.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑧
横山典騎手が騎乗。2頭併せの内。1馬身半追走し直線に入ってくる。直線ではビッシリ馬体を並べての併せ馬。一時はクビ差前に出るも、相手が仕掛けて半馬身遅れ。ただ本馬は最後まで馬なりのまま。この遅れは気にならない。エレガントなフットワークで動きも俊敏。好状態。十分プラスの内容。
併せた相手は、古馬3勝クラスのメモリーエフェクトです。
バーデンヴァイラー 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑦
C.デムーロ騎手が騎乗(本番想定はD.レーン騎手)。3頭併せの内。完璧に折り合い、美しい加速ラップは踏めているものの動きが一息。クビの可動域が狭く、伸びやかさ欠くこじんまりとした走り。G前仕掛けるも、馬なりままの中の相手に何とか併入という内容。評価は割引いた。
C.デムーロ騎手(30)が予定されていましたが騎乗停止。代わりにD.レーン騎手(28)が騎乗するようです。
レッドガラン 57.0 【A】
栗東B単走。G前仕掛け⑥
斎藤新騎手が騎乗。初ダートとなるためダートコースで追い切った点はまず好感が持てる。直線で鋭いギアチャンジを見せ、矢のような伸び。四肢の可動域も広く、クビも上手に使えている。ダートでも素晴らしいキレ味。高く評価したい。
7歳で芝のG3を2つ勝利した遅咲きの一頭ですが、最後にダートG1に挑戦してきました。良い動きで楽しみな一頭です。
レッドソルダード 57.0 【B】
栗東P併せ。馬なり⑧
3頭併せの中。3馬身近く先行。前受けさせることを意識した追い切り。直線では外の相手が馬なりのまま勢いよく並び掛けてくる。このまま交わされても可笑しくない勢いだったが、この相手に交わされることなく、クビ差凌いだ点は評価できる。相手も決して緩めていた訳ではない。後ろから相手が来ると脚色を強めることができるタイプの馬なのだろう。評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬3勝クラスのスタッドリーです。