2022年10月29日(土)に東京競馬場で行われる『アルテミスS(G3)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走登録は11頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アリスヴェリテ 54.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中を登坂。体幹安定せずフラフラと何か芯のない走り。ラスト1Fで鞍上の合図に呼応し手前を替えたところまでは良かったが、その後もアタマが高く、さしたる加速は見られず。評価できない。
コウセイマリア 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑥
佐々木大輔騎手が騎乗。2頭併せの内。華奢な馬体。肩関節が柔らかく、序盤の下半身の動きは悪くなかったが、コーナーで少し抑えられるとアタマを振る仕草。煩い一面をみせた。直線の動きは一息で、前肢の出が悪く、最後は口も開いていた。外は古馬1勝クラスのカイタローであったが、かなり手加減してもらって併入。評価しづらい。
佐々木大輔騎手は重賞初騎乗です。頑張って欲しいです。
ディナトセレーネ 54.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑤
3頭併せの中。直線で鞍上がハミを取らせるとグッと半馬身前に出る。この反応の良さは評価できる。最後は内の相手(古馬1勝クラスのピュアブラッド)に追いつかれ併入となったが、これは相手が動けていた。コーナーリングで手前替えのタイミングが早すぎた分だけを割引いた。
【B】の中では最上位です。
デインバランス 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
顔をやや右に向けバランスを取っていた点は割引も、前後の脚はまっすぐ出ており軸は安定。許容範囲。1週前は菊花賞3着のジャスティンパレスに抜かせない動き。体全身を使って走れている。高く評価したい。
ニシノコウフク 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑤
三浦騎手が騎乗。2頭併せの内。直線序盤で相手に並び掛けるも、手前替えが上手く行かずフワッとなり、外の相手にクビ差前に出られてしまう。その後手前を替え併入という内容。序盤から気負い気味の走りでリラックスして走れていない。時計も平凡で評価しづらい。
併せた相手は、古馬1勝クラスのタイキマクスウェルです。
フェアエールング 54.0 【B+】
美浦坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。クビを前に突き出し溌剌としたフットワーク。時計が遅いことは気にならないが、手前を替えなかった点は気になるところ。とは言え、アタマを体の中心に置くフォームの安定性がマイナス要素を凌駕する。プラスに評価したい。
マスキュリン 54.0 【B】
栗東P併せ。G前軽仕掛け⑦
角田大河騎手が騎乗(レースは石橋脩騎手)。推進力が上に逃げる完歩が多く見られるが、毛艶良く四肢の回転はなめらか。併せた外の相手は古馬3勝クラスのサトノラディウスだったが、これに1馬身半追走からハナ差先着。馬なりの相手に対して、余裕は感じられなかったが、格上相手に最後まで喰らい付き、僅かながらも前に出た点は評価したい。
netkeibaの想定は最低人気です。この人気なら押さえておきたくなります。
マラキナイア 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
松山騎手が騎乗。ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し直線に入ってくる。体を大きく動かし活気十分であるものの、アタマの位置が安定しないため、オーバーアクションに映ってしまう。ラスト1Fで左手前に替わってからはアタマの位置は安定したが、さしたる伸びはみせず。併せた相手には、1馬身先着も、これは相手が動けていなかったと見るのが妥当か。評価は割引いた。
併せた相手は、古馬2勝クラスのディクシオンです。
ミシシッピテソーロ 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑤
木幡巧騎手が騎乗。3頭併せの内。素軽いフットワーク。コーナーで前にスッと取りつき、直線で手前を替えると一気に突き放してしまいそうな手応え。鞍上が走らせすぎないよう抑えたため、アタマが上がってしまったが、脚元の推進力は確か。追う中外の相手に対してラクに1馬身先着した。
前向き過ぎる気性が悪い方にでなければです。またこの馬は左手前の方が得意に思えます。
ラヴェル 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。顔がまっすぐ向かずやや斜に構えたフォームとなっている点は割引きも、完歩の大きい弾力性あるフットワーク。ゆったりとした走りであったが、一定の速度でしっかり加速し続けることができている。小柄な馬だが、脚が長く体をふっくら見せている。
1週前には天皇賞・秋に出走するパンサラッサとコースで併せ馬を行い、1馬身遅れもこれに喰らい付いていました。
リバティアイランド 54.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり⑧
川田騎手が騎乗。程よい上体の高さを保ち、柔らかで上質なフットワーク。まったく気負うことなくラクに駆け、外にいた古馬2勝クラスのグランディアを完封した。四肢の可動域も広く、動き伸びやか。人気でも高く評価したい。
外の相手に並びかけた際、相手が顔を背け怯んでいたのが印象的です。ただならぬ気配を感じたのでしょう。ノーステッキで勝ってしまいそうな雰囲気です。
今週開催のその他重賞レース
スワンS(G2)
天皇賞・秋(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
今週の新馬戦
2022年10月29日(土)
今週末の新馬戦記事はお休みします。
2022年10月30日(日)
今週末の新馬戦記事はお休みします。