《2022》京成杯オータムハンデ【最終追い切り】調教評価

京成杯AH 最終追い切り 調教評価
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2022年9月11日(日)に中山競馬場で行われる『京成杯AH(G3)芝1600m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。

目次

インテンスライト   54.0 【B+】

美浦坂路単走。馬なり。

クビを良い角度に固定して、肩の動きしなやかに、体幹しっかりの安定性抜群のフットワーク。ずっしりとした中に、肩のしなやかさからくる弾力性も備わる走り。手前替えもカチッと流麗。左回りではあったが、コーナーを加速しながら回れておりコーナーリング性能も十分。ほぼ馬なりで併せた相手を圧倒した。高く評価したい。

jamie

【A】評価とするか迷った1頭です。後から出てくる馬の得体の知れない魅力に負けて一つ評価下げました。舞台適正も高そうです。ぜひ内枠を引いて頑張って欲しい1頭です。

クリノプレミアム   54.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり⑤

3頭併せの内。1週前に早い時計を出し、最終は格下相手に気分よく先着させるという内容。追い切りの意図が明確で好感が持てる内容。馬もそれに応えきっちり2馬身突き放して先着。ただ本当に状態が良い時は、もっと伸びやかに迫力ある動きを見せる馬。もう少し俊敏さを見せて欲しかったというのが正直なところ。評価は据え置いた。

jamie

映像はありませんでしたが1週前に79秒台の猛時計です。通ったコースは内目でしたが、馬なりで計時したことを考慮すると十分な時計です。この評価に留めましたが、パドックに注目の一頭です。

コムストックロード  51.0 【B】

美浦P単走。馬なり⑤

もともとこういう馬だが、線が細く馬体が華奢に映る点は否めない。ポリトラック馬場での追い切りは、馬体重を維持したいという気持ちの表れか。動きは、終い重点だったとは言え見事なもの。程よい高さに前肢を上げ、四肢の回転なめらかにクビと脚とを綺麗に連動させて走ることができている。尾の流れも一直線。ギアが入ってからは素晴らしい動きを披露した。

jamie

セントウルSにも登録していましたが中山マイル重賞に挑戦です。馬柱からは短い距離が良さそうに思えるも、走りはマイルが合いそうです。ハンデの51㎏は魅力。当日ふっくら見せてくれることに期待します。【B】の中では上位です。

シャーレイポピー   52.0 【B-】

栗東坂路単走。G前一気合。

馬場の真ん中やや植え込み側に入ってくる。手前替えでバランスを崩すと、ラチ側まで斜行しながらの走り。脚色が鈍ってきたことを感じた鞍上がラスト1Fで強く肩を叩くと、今度は右にヨレた。この馬らしいスナップの効いたキビキビとしたフットワークは健在も、前走時の方が断然よく映る。ハンデと安定した先行脚質は魅力も、今の状態では買いづらい。評価は割引いた。

シュリ        57.0 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。前走同様、体幹しっかりのリズミカルなフットワーク。1週前を軽めにし、当週にしっかり追い切ったことも好感が持てる。引き続き好調なのだろう。最後の軽い仕掛けに対して、グッと脚色を強めていた点も見逃せない。高く評価したい。

jamie

初の中山コースですが、開幕週の馬場はプラスです。前走関屋記念で見せた積極的な競馬ができれば、待望の重賞勝ちとなる可能性も十分あると思います。【B】の中では最上位です。

ダーリントンホール  56.5 【B-】

美浦南W併せ。馬なり④

3頭併せの中。「併入させて」と言う指示だったのだろう。コーナーで馬は行きたがったが、鞍上が手綱を絞ったため、口を開け嫌がる仕草。それでも何とかフォームを崩すことなく我慢して走れていたが…。直線では口から泡を吹き出ており、ギリギリの状態で併入させた。一見、馬体を綺麗に並べての良い併せ馬に見えるが、馬は気分よく走れていない。評価は割引いた。

jamie

併せた外の相手は、障害OP馬のブレッシングレインです。

タガノディアマンテ  56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

目立ちはしないが集中した淡々とした走り。最後に手前を替えたが綺麗に替えることができている。決して状態は悪くなさそうなのだが、良くも感じない。寧ろジワッと右に流れていった点だけが目立つ内容。比較下位。評価は割引いた。

ファルコニア     56.0 【B-】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

吉田隼騎手が騎乗。馬場の真ん中に入ってくる。手前を替えた際に後肢が左に流れた点は割引き。その後は立て直し、ラスト1Fからしっかり追われて加速ラップは維持した。1週前追い切りも栗東坂路で馬場の植え込み側を走っていたが、フラフラと体幹が安定しない走り。最終追い切りで多少良くなっていたものの、総合的に見ると比較下位。評価は割引いた。

jamie

2週続けて栗東坂路で単走追い切りです。シュリと似たような調整内容ですが、シュリの方が余裕があり比較上位です。

ベレヌス       57.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

前走中京記念の時ととても似た追い切り過程。1週前にしっかり追い、最終追いは軽めという内容。前走中京記念時は最終追い切りがよく見えず評価を下げてしまったが、今回の最終追いはとても良く映る。上体はやや高めも安定したパワフルなフットワーク。馬なりでゴールに向かって綺麗に脚を伸ばすことができている。高く評価したい。

jamie

1週前は、3頭併せの外でミスニューヨーク(中)と併せ馬を行いました。首筋に発汗が見られ、ミスニューヨークと比べるとフォームは雑でしたが、直線軽く仕掛けられてからの反応は抜群で、一気に2馬身抜き去った脚力は素晴らしいの一言です。サマーマイル王となる条件は優勝しかありませんが、本気で狙っているのは十分伝わります。前走から+2㎏の斤量増をどう見るかでしょう。私はこの馬が1番人気になると思います。

ミスニューヨーク   54.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

以前より、いつも追い切りで素晴らしい時計を出してきた馬で、能力はここに入れば上位。ただ良い時は唸るような走りしてくれるのだが、今回の最終追いは軽めということを考慮としても、そこまでの迫力を感じない。序盤からアタマが右前肢の上。左手前に替えたかったのかも知れないが、アタマを身体の中心に置けていなかった点は大きく割引き。最後の3完歩だけ左手前に替えて、少し気分良さそうに駆けた。最終追い切りだけ見ると評価できないが、1週前の動きがよく据え置いた。

jamie

1週前は、3頭併せの中でベレヌス(外)と併せ馬を行いました。四肢の広がりはそれほど広くありませんでしが、リラックスして均整の取れた好フォームです。ギアが入りかけたところで、鞍上の指示に従い我慢できていた点も好感が持てます。ベレヌスには交わさましたが、追っておらず、見た目ほど気にする必要はなさそうです。ゴールを過ぎてからもしっかり前を捕らえようと脚色を強めていました。

ミッキーブリランテ  56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

古川奈騎手が騎乗(レースは岩田康騎手)。この馬らしい重心の低いフットワークではあるものの、手前を替えようとして替えられなかった点は割引き。その際トモが右に流れてしまっていた。1週前追い切りがなくこの1本。時計も遅く評価しづらい。

ルークズネスト    56.0 【C】

美浦南W併せ。馬なり⑨

3頭併せの外。コーナーの一番深いところをゆったりと先行した状態で回ってくる。前受けする馬でもないのに、前受けの格好となって何か相手のためにやったような内容。今一つ、この追い切りの意図を感じられない。内の相手には軽々前に出られてから少し脚色を強めるも、時すでに遅しで1馬身遅れ。中には半馬身先着していたが…。この馬らしい柔らかさと伸びやかさはあるものの、手前変換直後にフワフワとなっており着地が非力。評価できない。

jamie

内は古馬3勝クラスのグランオフィシエ、中は古馬1勝クラスのサクセスシュートです。先行有利の開幕週の中山が、今のこの馬にフィットするようには思えません。

ルフトシュトローム  55.0 【A】

美浦坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中に入ってくる。抑えの効いた力強いフットワーク。フォームも安定しており体幹しっかり。最後は惰性で流したため見栄えは良くなかったものの、追えば伸びること必至の手応え。余力は十分。時計は遅いものの要所要所でしっかり脚を使えている。高く評価してみたい。

jamie

【A】評価の決めては1週前追い切りです。仕掛けた相手に前に出られるも、これを馬なりで抜き返し先着です。まだハミ受けが悪いなど課題はありますが、それを凌駕する脚力の強さを感じます。7戦連続の2桁人気、去勢明け初戦ということで人気はないでしょう。逆に狙いたくなります。

レインボーフラッグ  52.0 【B】

栗東CW単走。G前仕掛け⑦

コーナーで最高速度を出し、最後の直線はその勢いの力を借りてという内容。アタマが高く雑な走りも活気は十分。最後まで集中して踏ん張れている。最後は脚の勢いが衰えるも、序盤の脚力はなかなか。積極的なレースをしたいという意図が伝わってくる内容。オマケでこの評価とした。

jamie

日曜日にも坂路で50秒台の時計を出しています。やや急仕上げ感は否めませんが、軽ハンデを活かして先行できるのであれば面白いかも知れません。

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