本記事は、2022年9月25日に行われる新馬戦の追い切り評価となります。
11:25 中京4R ダ1200m
出走馬8頭中、1頭の追い切り動画しかありませんでした。
B評価馬
6.トモノコリは、川端海翼騎手が騎乗し、キビキビと素軽いフットワーク。カチッと首の角度を固定し、バランス良く走れています。併せた2歳未勝利馬に合わせるように走っており見栄えは良くありませんが、ラクに走った割には終いしっかりした時計です。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 2.0倍 | - | 3.ルクルス |
2人 | 3.0倍 | - | 1.カンフーダンス |
3人 | 9.5倍 | B | 6.トモノコリ |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日23:30)のものとなります。
11:40 中山4R ダ1200m
出走馬16頭中、3頭の追い切り動画しかありませんでした。全馬についてコメントします。
B評価馬
7.イスラデルノルテは、この馬の産駒らしい前肢のしなりを効かせたキビキビとしたフットワーク。手前をコロコロ替える癖と、クビ筋の発汗は気になりますが、しっかり地面を捉えて推進力ある走りができています。ダートよりも芝の方が合いそうな走りです。
併せた相手には同日中山5に出走するデルマオクリダシ。軽い仕掛けでアタマ差先着です。1週前はスプリンターズSの2週前となるマリアズハートを4馬身追走から2馬身遅れという内容。時計は平凡ですが陣営の期待値の高さは窺えます。
マイナス評価馬
2.ディアナゼロスは、3頭併せの中。外の相手を威嚇するように走っており自身の走りに集中できていなかった点は割引きです。併せた外の相手は古馬2勝クラスと格上でしたが、最後まで喰らい付き併入です。勝負根性はなかなかです。

1週前はボーンディスウェイとの併せ馬。4馬身先行から併入です。
1.ラテラリスは、線の細い馬で、タッチが軽く非力な印象です。併せた相手は古馬3勝クラスのタイセイスラッガーであったため、追い付かれたのは仕方ありませんが、それを考慮しても走りが非力で割引きです。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 3.5倍 | - | 15.メイデンタワー |
2人 | 5.4倍 | B- | 2.ディアナゼロス |
3人 | 9.2倍 | - | 11.トモジャシーマ |
4人 | 11.9倍 | B | 7.イスラデルノルテ |
5人 | 12.6倍 | - | 10.エリアントゥス |
6人 | 14.1倍 | B- | 1.ラテラリス |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日23:40)のものとなります。
12:15 中京5R 芝2000m
出走馬8頭中、4頭の追い切り動画がありました。
B+評価馬
7.バロッサヴァレーは、アタマが高くクビを上手に使えておらず、フォームはまったく評価できないのですが、映像から伝わる脚力の強さは何とも言えない魅力を醸し出しています。併せた相手は2歳未勝利馬のサグアロ(土曜中京1Rで2着)でしたが、これをラクラクと4馬身半突き放して圧倒しました。フォームに課題は多いですが能力は高そうです。4.エイシンセラフィムは、大きなフットワークの馬です。俊敏に動けるタイプの馬ではありませんが、パワフルさは十分でスピードに乗せてからの走りは、推進力十分です。1週前に古馬2勝クラスにクビ差先着し、最終追いは軽く流して古馬1勝クラスと併入しました。相手に抜かせない勝負根性も持ち合わせています。
B評価馬
8.マラマは、アタマを低い位置に保ち、後肢の可動域十分の好フォーム。ただ終いにかけて肩の出が悪くなりラストの伸びを欠いているように見えるのは割引きです。この馬自身しっかり加速はできているのですが、相手と併せると詰めの甘さを露呈しまうように思えます。将来的にこの辺りの課題が解決されればより良くなりそうですが、現状ではこの評価です。
マイナス評価馬
5.ダノンクロムは、前から見ると前肢がハの字。力の入りづらいフォーム。手前を替えることなく右手前一本で、併せた古馬3勝クラスのインフィナイトに1馬身先着しました。ただ、この馬自身はラスト1Fで0.6秒の失速。相手が動けていないと見るのが妥当で、高くは評価できません。
追い切り評価まとめ
このレースは追い切り映像がなかった3.シルヴァーアーマー、2.セオ、6.ヴァモスタイテーなども、水準の時計を出しています。当日のパドック気配は全馬に注意すべきレースです。
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 2.7倍 | B+ | 7.バロッサヴァレー |
2人 | 3.2倍 | - | 3.シルヴァーアーマー |
3人 | 6.2倍 | B- | 5.ダノンクロム |
4人 | 9.3倍 | B | 8.マラマ |
5人 | 11.3倍 | - | 6.ヴァモスタイテー |
6人 | 13.2倍 | - | 2.セオ |
7人 | 18.8倍 | - | 1.プレリオン |
8人 | 26.2倍 | B+ | 4.エイシンセラフィム |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日23:50)のものとなります。
12:30 中山5R 芝2000m
出走馬10頭中、4頭の追い切り動画しかありませんでした。全馬についてコメントします。
A評価馬
10.インタクトは、コントレイルを彷彿させる走り。偉大な兄と比較は可哀そうかも知れませんが、十分にその資質を引き継いでいるように思えます。力むことなく四肢を綺麗に回転させる走りは、兄そっくりです。後肢で地面を蹴り上げた際のバネ感も素晴らしく宙に浮いています。時計はもう少し詰めれるのでしょうが、あえて時計を出していないようにも見えます。動きの質を高く評価します。
B+評価馬
1.エアアレクサンドラは、前膝でしっかり溜めを作りキレある走り。後肢の綺麗に回転させることができています。馬体が少し華奢に映る分だけ一つ評価を下げました。時計もまだ詰めることができるのでしょうが、2週に渡っての馬なり調整にも好感が持てます。動きの質は十分です。
B評価馬
2.デルマオクリダシは、しっかりとした馬格の馬で、クビの角度良く、雰囲気あるフットワークで走れています。ただ直線で手前をコロコロ替える辺り、まだ走りに幼さを残しており、この評価に留めました。将来的に良くなる余地を大いに残しています。3.ポーラライツは、1週前に川田騎手が騎乗しての追い切り映像しかありませんでした。併せた古馬1勝クラスを相手に3馬身半追走から、馬なりで併入という内容です。前肢で確り地面を叩いて走れていますが、川田騎手が騎乗した割には、外の相手に併入するのが精一杯といった感じで、通ったコースを考えると時計も強調できません。決して悪い動きではないためマイナスにはなりませんが、高くも評価できません。
追い切り評価まとめ
追い切り映像はなかったですが、7.スマラグドスの1週前追い切り時計がとても優秀です。動きの質は映像がなかったため分かりませんでしたが、時計のスマラグドス vs 動きの質のインタクトといったオッズの様相を呈しています。筆者は動きの質を上にとるためインタクトです。パドックで最終確認したいと思います。
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 3.4倍 | A | 10.インタクト |
2人 | 3.5倍 | - | 7.スマラグドス |
3人 | 4.2倍 | B | 3.ポーラライツ |
4人 | 9.8倍 | - | 9.ブルーハートリリー |
5人 | 16.2倍 | - | 5.サトノシトラス |
6人 | 17.4倍 | - | 4.ジャスパーバローズ |
7人 | 20.1倍 | B+ | 1.エアアレクサンドラ |
8人 | 26.0倍 | - | 6.ヤマニンファシオ |
9人 | 26.6倍 | - | 8.ハンモック |
10人 | 36.6倍 | B | 2.デルマオクリダシ |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(日曜日0:00)のものとなります。
今週の重賞レース
オールカマー(G2)


神戸新聞杯(G2)

