2022年3月27日(日)に中京競馬場で行われる『高松宮記念(G1)芝1200m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
エイティーンガール 55.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑦
1週前同様、行きたがっている。最後の数完歩は気分良く駆けたが、序盤はアタマが上がり気持ちよく走れていない。時計は出ているものの、四肢の可動域は平凡。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
キルロード 57.0 【C】
美浦坂路単走。軽く促す。
菊沢騎手が騎乗。馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。手前を替えることなく左手前一本の走りだった点は割引き。さして早い時計ではなかったにも関わらず、ラスト1Fで1.1秒と大きくしっそく。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
クリノガウディー 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
岩滝康騎手が騎乗。ラチ沿いを1頭分空けたところに入って来る。左手前に替わった際、アタマの位置が悪く大きく右に斜行。馬場の真ん中まで戻って来る。その後もアタマの位置は改善されず、終始右前肢に重心を置いた走り。弾むようなフットワークで綺麗な加速ラップは踏めているものの、評価しづらい。
【1週前追い切り B-】
グレナディアガーズ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
右手前一本であったが、重心を低く保ち、ゴールに向かって、まったく脚色衰えることなくキレイな加速ラップを踏んで登坂。適度な気合い乗りを示し、高い集中力を保てている。1週前が素晴らしく、最終追い切りはこれで十分だろう。
【1週前追い切り A】
サリオス 57.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり④
石橋脩騎手が騎乗。2頭併せの内。前を1馬身追走からアタマ差遅れという内容。直線キレイに手前を替えてからの伸びが一息。ただ時計はしっかりしたものが出ており、相手が動けていたと見るのが妥当か。とは言え、前脚の掻きこみのパワフルさは相手に見劣り、脚の回転でカバーする走り。高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は古馬3勝クラスのルーカスです。3/27(日)の春興S(中山10R)に出走予定。このレースも面白いメンバーが多数揃っていますが、この馬もかなり状態は良さそうで注目です。
サンライズオネスト 57.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。全体時計50.9秒。ラスト2F時計23.9秒だ。挑戦者らしく外連味のなく攻めた追い切りに好感は持てる。ただ走りに余力はなく、手前替えもままならないほど馬が一生懸命。評価は割引いた。
【1週前追い切り B】
この攻め内容からは、先行してどこまで粘れるか。そんなイメージではないでしょうか。
シャインガーネット 55.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑦
クビでリズムを取り、身体全身を使ったフットワーク。クビの動きと脚の連動性は見事。肩の出は少し物足りないものの、強くしなやかな蹴りにしっかり付いてこれている。リラックスして走れており、綺麗な馬場で後方から伸びて来るイメージが持てる。評価は据え置いた。
【1週前追い切り C】
ジャンダルム 57.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
馬場の真ん中を淡々と登坂。本気の走りは重心を低くグッと沈み込ませるように走る馬。今回は重心高く時計も平凡。ラスト1Fだけ走る気を見せ脚色強めたものの、全体としては覇気に欠ける内容。評価ですしづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
ダイアトニック 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
岩滝康騎手が騎乗。中京の直線を意識してのものだろう。右手前に戻すよう、肩ステッキを軽く入れたり、重心を浮かしたり。色々試していたが馬は呼応せず。ゴール直前で強めの肩ステッキを入れると、それに呼応して右手前で駆けた。1週前同様、馬体をふっくら見せ、重厚感たっぷりのフットワーク。プラス評価とするか迷ったが据え置いた。
【1週前追い切り B】
【B】の中では最上位の評価です。
ダイメイフジ 57.0 【C】
栗東坂路単走。G前強め。
植え込み側をキビキビと登坂。たがラスト1Fから苦しくなったかアタマが高くなり、しっかり追うも0.3秒の失速。通ったコースを考えると時計も遅く、脚元も非力。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
トゥラヴェスーラ 57.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を、馬の気分に任せて駆けさせただけの軽い内容。1年前の同レースで4着になった時はキビキビと走れており、それと比べてると活気不足。評価できない。
【1週前追い切り B-】
ナランフレグ 57.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑦
丸田騎手が騎乗。2頭併せの外。1馬身先行から直線で内の相手に並ばれそうになるも抜かせずアタマ差先着という内容。時計は際立たないも、前捌き柔らかに後肢の可動域も十分。深く踏み込んで走れている。鞍上は完全に持ったままで、追えば弾けそうな雰囲気はあった。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた内の相手は、日経賞に出走予定のウインキートスです。
ファストフォース 57.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。全体時計54.8秒はこの馬にしては軽めの内容。リラックスしたバランスの良い走りで、ゴールに向けて綺麗に脚色を伸ばした点は評価できるも、高い評価は与えづらい。
前走オーシャンSの最終追い切りで【A】とした馬です。前走はかなり状態が良かったと思いますが、中2週の臨戦で状態の維持が目的のように思えます。これでG1が取れるほど甘くはないと思いますが、前走時の状態がキープできているなら馬券内に来て不思議な馬ではありません。パドック良ければ考えたいと思います。
【1週前追い切り D】
メイケイエール 55.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑤
池添騎手が騎乗。4F追い。馬具による効果を感じる内容。アタマの位置が安定し、馬も力まず走った方が走り易いと感じてきているのではないだろうか。四肢の可動域と動きのしなやかさは天性のもの。本番できっきり折り合うことができれば、一気に戴冠するかも知れない。プラスに評価したい。
【1週前追い切り B】
ライトオンキュー 57.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
横山典騎手が騎乗。前を1馬身追走し、馬場の真ん中をリラックスして登坂。馬なりのまま、併せた植え込み側の相手をゴール前できっちり捕えてクビ差先着。馬具の効果もあるのだろうか。集中して走れている。
【1週前追い切り B-】
1週前追い切りの時には着けていなかったチークピーシーズを着用しての最終追い切り。怖がりなところでもあるのでしょうか。外枠の方が良いかも知れません。
レイハリア 55.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり⑥
亀田騎手が騎乗。クビの使い方がとても上手く、加速時にグッと上半身を前に投げ出して走れており、これが高い推進力の源となっている。四肢の可動域は決して広くないものの、終いのキレ味は非凡。併せた相手をものの150mくらいで一気に2馬身突き放していた。力むことなく、この終いのキレ味を出せる走りを高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
レシステンシア 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
クビを真っ直ぐ振れておらず、トモが流れる走りであった点は割引。いつも良く見せてくれる馬だが、今回はキレ味が少し物足りなく映る。それでもこの評価以下には落とせない。
【1週前追い切り B】
ロータスランド 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前のCWが本追い切りなのだろう。最終追い切りは坂路でサラリ。とは言え、馬体のハリ艶よく、気分よさそうにリラックスしてラチ沿いを登坂。追えば今にも弾けそうな気配であった。ただ、持ったままだったとは言え、ラスト1Fで馬の意思で脚色を緩めた点だけを割引いた。
【1週前追い切り B+】
持ったまま加速ラップが踏めていればプラス評価です。本気では無かったかもですが、この僅かな気の緩みを見逃したくありません。
1週前追い切りの動きもチェックしておこう
今週開催のその他重賞レース
毎日杯(G3)
日経賞(G2)
マーチS
来週のG1レースも先取りしておこう
大阪杯(G1)
1週前追い切り
準備中