2022年2月2日(水)に川崎競馬場で行われる『川崎記念(G1)ダ2100m』の追い切り評価となります。
出走馬は13頭(JRA所属馬は6頭)。追い切り動画で確認できた10頭の追い切り評価となります。
JRA所属馬(2頭)
- ケイティブレイブ(笹川)
- デルマルーヴル(菅原明)
JRA所属馬(1頭)
- ロードゴラッソ(御神本)
エルディクラージュ 57.0(本田正) 【B】
船橋ダ単走。一杯③
鞍上の手綱捌きが荒かったとは言え、途中顔を真っ直ぐ向けて走れなかった点は割引。ただ前脚を大きく前に投げ出す大きなフットワーク。終い少し疲れたか、鞍上の尻ムチ連打に反応できなかったが、クビを使い最後まで前に歩を進めようとする姿勢は評価できる。
同じ船橋ダでほぼ同じコースを通ったカジノフォンテンとは5F時計では2.6秒の差が付いていますが、ラスト4F以降は遜色ない時計です。ただカジノフォンテンは馬なり。本馬は一杯です。
ブラックアーメット 56.0(藤岡佑)【A】
栗東CW単走。馬なり⑥
クビの角度が良く、弾力性あるフットワーク。後肢の蹴りにキレを感じる。とてもリラックスしてしなやかに動けている。気になる点は胴の長さが短めなところ。この距離が合うかは少し疑問も、動きの良さを高く評価したい。
510㎏近くの馬体をシャープに見せいます。これからドンドン強くなっていきそうな気がします。
チュウワウィザード 57.0(川田) 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを1頭分空けて登坂。終い重点の内容。低い姿勢を保ち、この馬らしいキビキビとしたフットワーク。全体時計は遅いも、綺麗な加速ラップを踏み、最後まで集中して真一文字に駆けた。
さすがに実績面での格が違いすぎます。3月末のドバイWCを視野に入れた1戦とは言え、川田騎手です。恥ずかしい競馬はしないと思います。
フレアリングダイヤ 57.0(内田利) 【C】
浦和ダ単走。一杯②
重心が高く、地面の上っ面を撫でるような走りで脚元の力感に欠ける走り。何かフワフワとした走りで地面に対してパワーが伝わっていない。口をパクパク開けながら走っていた点も割り引いた。
ヴェルデックス 57.0 (横山武)【C】
栗東CW併せ。G前一杯⑨
2頭併せの外。クビ差しが太く見た目はパワフルなのだが、走りが案外。時折りフッと推進力が上に逃げ、前に推進しない走り。特に左肩の出が悪い。前肢の掻き込む力も弱い。ゴール前で仕掛けるも、内の相手(3歳1勝クラスのエリカフェリーチェ)に1馬身以上突き放されてしまう内容。評価できない。
ダービランス 57.0(森泰斗) 【B-】
浦和ダ併せ。G前強め③
2頭併せの外。前肢を前に投げ出し走ろうとする気持ちは感じるものの、クビの動きに硬さが見られ、今一つ前に推進しない走り。身体が気持ちについて行っていない。併せた内の鞍上は、終始本馬の動きを確認しながら、「おいおいどうした」という感じ。G前強めに追うも、結局アタマ差届かずの内容。評価しづらい。
カジノフォンテン 57.0(張田昂)【B】
船橋ダ単走。馬なり④
前脚が少し開き気味でまっすぐ前に出せていない。捌きも少し硬く、前への推進力は良い頃と比べると落ちる印象。とは言え、今回のメンバーの横の比較では適度な活気を見せ、大きく動けている方で上位。ただゼッケン下の発汗は気になるところ。評価は据え置いた。
ヒロイックテイル 57.0(M.デム) 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ラチ沿いを登坂。重心が高く推進力を上に逃がす完歩が多く見られた点は割引き。脚元の力感は薄い。ただ繋ぎは綺麗に返っておりスナップの効いた走り、適度な気合乗りも見せている。評価は割引くもパドックが良ければ一考してみても良いかも知れない…。
前走+14㎏で大幅に馬体を増やしてきました。前走はさすがに太かったですが馬体の成長は感じます。まだ線が細く映り成長途上かも知れません。ただ脚長の馬体で距離は合いそうです。
サルサディオーネ 55.0(矢野貴) 【B】
小林ダ単走。馬なり⑦
アタマが上がり過ぎず抑えが効いており、しっかり地面にパワーを伝える走りでパワフルさあり。ただ、前脚の出が悪く何かこじんまりとした走りにもなっている。また、右回りの小林ダで直線右手前一本の走り。この馬は左回りの方が得意かも知れない。今回の舞台設定は悪くない。評価は据え置いた。
ホーリーブレイズ 57.0(和田譲) 【B+】
小林ダ単走。G前仕掛け④
前後の脚を真っ直ぐキレイに前に出す好フォーム。前脚を高く上げ弾力性ある走りで、アタマの位置も抑えが効いている。四肢の可動域も十分で、しっかりに前に推進する走り。調子の良さがうかがえる内容。プラスに評価したい。
パドックでは腹をボテッと見せることの多い馬です。パドックで腹をシャープに見せ、気合乗り十分に歩けているようなら面白いかも知れません。