《2021》中日新聞杯【最終追い切り】調教評価

中日新聞杯 追い切り 調教 評価
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2021年12月11日(土)に中京競馬場で行われる『中日新聞杯(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。

以下の3頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • シフルマン
  • ヤシャマル
  • レイエンダ
目次

アイスバブル     55.0 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑥

中を1馬身、外を2馬身追走から直線序盤で並び掛ける。クビと脚の連動性が悪く推進力のない走り。ラクな手応えの中外の相手にあっさり突き放され、中に2馬身半、外に2馬身遅れでフィニッシュ。良い時は良く見せる馬。時計だけ見ると、終いはそこそこキレてはいるのだが…。評価しづらい。

アドマイヤビルゴ   56.0 【B+】

栗東CW単走。G前仕掛け⑧

終い重点の内容。ゆったりとコーナー深く回ってくる。ラスト1Fからは馬自らギアを上げるも、左手前での走りが走りづらかったのか右手前に。四肢の可動域はそれほど広くないものの、右手前に替わってからは鋭い走り。全体としては、前駆の掻き込みの強さが目立つ走りで、上腕三頭筋をはじめとする各筋肉のパーツの隆起が目立っている。好調だろう。高く評価したい。

jamie

中京の舞台を考えると右手前に勝る走りは悪くありません。

アフリカンゴールド  54.0 【B】

栗東CW単走。G前強め⑩

映像に映ったのはラスト1Fから。四肢の可動域は決して広くないものの、クビと脚とはしっかり連動できている。ただ、鞍上にめい一杯追われてのもので、走りに余力は感じない。とは言え、この日の馬場(重)と通ったコースを考えると、全体時計80.0-12.1秒はかなり優秀。評価は据え置くも、この一追いでどこまで状態が上向くか…。当日のパドック気配は気を配りたい。

jamie

栗東CWコースも12/7より自動計測の運用が開始されました。直線のラスト2F時計は信頼できますが、道中のコース取りが不明確であるため、この全体時計が終始外を回ってのものなのか?と疑問を持つことも大事かも知れません。

キングオブコージ   57.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑦

クビの動きが硬くクビを上手に使えていない走りだった点は割引き。また腕節も硬く、前脚をピンと伸ばした走り方。ただ前脚は、大きく前に突き出して走れている。全体としては、クビを含めた前駆の動きに硬さが見られるも、後脚の蹴りがしっかりとしているため、推進力ある走りにはなっている。後駆が良いだけに少し勿体のない走り。もう一つ難癖をつけるなら、トモのボリュームも少し物足りないか…。評価は据え置いた。

シゲルピンクダイヤ  54.0 【B-】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

ラチ沿いを1頭分空けて登坂。上体は少し高め。ラスト2Fで左手前に替わるも、ラスト1F過ぎた辺りでぎこちなく右手前に戻してしまう。そこからはアタマの位置とクビの振り方が不規則となり、安定感のない走りになった点は割引き。それでも脚力が強いのか、ラスト1Fは12.0秒。ただ全体時計は54.3秒と遅く、高い評価は与えづらい。

ショウナンバルディ  55.0 【C】

栗東坂路単走。G前一杯。

元々こういう馬だが上体が高め。クビを小刻みに動かしピッチ走法気味に、馬場の真ん中を登坂した。前脚の着地ポイントが近く、前駆はそれなりにパワフルに動かせているものの、後駆の非力さが目立つ内容。最後は鞍上にめい一杯手綱をしごかれるも、0.4秒の失速。評価できない。

ディアマンミノル   54.0 【B】

栗東CW併せ。G前軽く促す⑧

2頭併せの外。前を1馬身追走し、コーナー深く回ってくる。クビを大きく動かし適度な気合乗り。重心は低く、この馬らしいフットワークでは走れている。物足りなかったのは併せた相手を捕らえてに行った後の動き。鞍上が強く追わなかったこともあるが、相手と並んだことに満足するかのように脚色を緩めてしまい、併せた外の相手と併入した点。調子の良い時は突き放すイメージのある馬だ。評価は据え置いた。

トラストケンシン   53.0 【B+】

美浦坂路単走。馬なり。

全体時計56.6-12.6秒と軽めの内容。美浦坂路の緩いコーナーを不器用に回ってくる。不器用だけなのかもだが、この馬はあまり左回りのコーナーリングは上手くなさそう。直線半ばで右手前に替わってから、少し右にヨレた点は割り引き。ただ、その後の走りは前脚を大きく前に突き出し、馬なりでしっかりとした加速ラップが踏めている。脚元もパワフルで力感十分。プラスに評価してみたい。

jamie

最軽量ハンデとなる53㎏も魅力です。

バイオスパーク    57.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑦

3頭併せの中。内に3馬身先行し、外を2馬身追走。序盤は、内とは馬体が離れていたが、直線で相手から馬体を併せに来、追う内の相手に半馬身抜け出されるも慌てることなく、半馬身抜き返す。外の相手に対しては途中わずかに抜け出すも、追い付かれ気味に併入したが、追えば弾けそうであるように見えた。体幹しっかりの安定した走り。鞍上の指示に従順で、折り合い面での不安は全くなさそうだ。

ヒンドゥタイムズ   56.5 【B-】

栗東CW併せ。G前強め⑨

2頭併せの外。内に2馬身先行し、コーナー深く回ってくる。直線序盤で馬体が併さると、そこから激しい追い比べ。重心低く走れているものの、手前を替えて走ることができず、最後は脚色が鈍り1馬身遅れとなった。なお、併せた相手は2歳未勝利馬のドンフランキー。馬体も小さく映り、本調子ではなさそう。評価は割引いた。

プレシャスブルー   55.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり④

2頭併せの内。外を1馬身追走から直線並んで最後は併入。力むことなく余力ある走りではあったが、四肢の広がりは狭く可もなく不可もなしという内容。さしたる強調点はない。ただ良い時はもっと良く見せる馬。評価は割引いた。

ボッケリーニ     57.5 【B】

栗東CW単走。G前強め⑦

4F追い。コーナーから直線半ばまで、顔が真っ直ぐ向かず右を向いた走りだった点は割引き。左手前への手前替えを嫌がっているようにも見えた。暫くはイヤイヤながらの走り。ラスト1Fから腹を決めて真面目に走っていた。真面目に走ってからの走りは伸びやかでパワフル。弾力性十分に滞空時間の長い走りができている。後半の動きは良く、序盤もう少しキチンと走れていれば十分プラスなのだが…。トップハンデの人気馬。あえて評価を一つ下げた。

jamie

後半だけなら十分プラスの動きです。

マイネルファンロン  56.0 【B-】

美浦南W単走。馬なり⑧

輸送を考慮してか軽めの内容。鞍上は一切追うことなく持ったまま。寧ろ序盤は抑え気味だったか。直線も馬の気分に任せ流しただけの内容。クビをもう少し突き出すように走ってくれると良かったのだが…。内容が軽すぎるため評価は割引いた。

jamie

気になって1週前追い切り時計をチェックしましたが、1週前は同じCW追いで、ボッケリーニと似たような時計。時計だけ見るとそれなりに動けていたかも知れません。当日のパドックが良ければ拾ってみるかも知れません。

ラーゴム       56.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑦

前脚の可動域は平凡も、後脚の可動域十分でトビが大きく大きなフットワーク。序盤、上体は高めも、スピードに乗るにつれクビを前に突き出し推進力ある走りに。馬なりでキビキビと推進力ある走りができており十分かもだが、動きにもう一段上の迫力が欲しいところ。評価は据え置いた。

ラストドラフト    57.0 【A】

美浦南W単走。馬なり⑦

柔らかく力みのない走り。ゴールに向けてジワッと脚色を強め、四肢の可動域十分に動けている。天皇賞・秋でも高評価した馬。今回も高く評価してみたい。

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