2021年12月12日(日)に中山競馬場で行われる『カペラS(G3)ダ1200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- トウカイエトワール
- メイショウテンスイ
アポロビビ 56.0 【B-】
美浦坂路単走。馬なり。
12/8(水)この日の美浦は朝から激しい雨。ラチ沿いを1頭分空けたところを入ってくる。序盤は脚元パワフル。ただ直線半ばから脚色を緩め、ラスト1Fで0.8秒の減速。評価しづらい。
ただ全体時計は出ています。気になって追い切り履歴を調べてみました。3週続けて美浦坂路で好時計が出ているのですが、いずれもラスト1Fで大きく減速する内容です。評価は割引きたいと思います。
オメガレインボー 56.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤
序盤はゆっくり。直線半ばで軽く仕掛けると素早く反応し鋭く伸びた。反応の良さと、仕掛けてからの伸びは素晴らしく、動ける状態にはありそう。ただ序盤は本当にゆっくり走っており、追い切り内容からも終いに賭けるレースが想定される。追走スムーズならかなり面白そう。プラスに評価してみたい。
前が潰れて差し馬が台頭する展開になるなら面白い1頭だと思います。
ゲンパチフォルツァ 55.0 【C】
美浦南W併せ。G前一杯⑦
2頭併せの外。前に出た状態からムチを入れて一杯に追うも、中の相手にあっさり1馬身交わされてしまう。動きに伸びやかが全くなく、身体も重く映る。評価できない。
スマートダンディー 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。元々こういう馬だが前脚をムチのようにしならせ走る馬。本来見栄えしない走りなのだが、手前替えをカッコよく決め、最後まで軸をブラすことなくキビキビと真っ直ぐに駆けた。時計は平凡も加速ラップは踏めている。高く評価してみたい。
何度かこの馬の追い切りをみたことがありますが、走法からバラバラとした走りに見える馬が、今回はとても纏まった走りに見えました。状態は良いと思います。
ダンシングプリンス 56.0 【B】
美浦坂路単走。軽く促す。
軽めの追い切り内容。馬場の内側を登坂。手前替えスムーズで、好フォーム。内目を回ったことを考えると遅い時計だが、鞍上に促され加速ラップを維持しているあたり、マイナス評価にはしづらい。
モズスーパーフレアとともに展開のカギを握る1頭ですね。この馬がモズスーパーフレアに競りかけ激流の展開になれば、差し馬が台頭してきそうです。
ディサーニング 56.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑦
横山武騎手が騎乗。完全馬なりの軽めの内容で動きに大きさは感じないものの、適度な気合乗りを保ち、集中して気分良さそうに走れている。決しては状態は悪くはなさそうだ。評価は据え置いた。
気になって追い切り履歴を調べたところ、1週前は古馬OP馬のデュードヴァン(強め)を2馬身追走から、G前仕掛けて1馬身先着とのこと。時計も優秀な時計が出ています。パドックで注視したい1頭です。
デュアリスト 55.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ダート短距離馬としては脚長でスカッとした好馬体。一言で言うとカッコ良い。馬場の真ん中を荒々しい活気で登坂。アタマは高めも馬体をふっくら見せ脚元はパワフル。このまま、走り切ればプラス評価でも良いと思ったが、ラスト100mで仕掛けた際、手前を戻してしまい勢いを失った点が残念。評価は一つ下げた。
ミッキーブリランテ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬の多い時間帯の追い切り。前にいる馬を避けてラチ沿いへ。いつも良く見せてくれる馬だが、今回も低い姿勢でキビキビ。ラスト1Fで0.1秒減速しているのは、途中で前の馬を避けるため途中横に流れたこともあるだろう。ただこの馬の縦の比較でみると、本来もう少し動けて良い馬。今回は割り引きたい。
ミッキーワイルド 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
毛艶ピカピカ。真っ直ぐに安定感あるフットワークで登坂した。気になったのは肩を叩くも反応が鈍かった点。ラスト1Fで0.3秒減速している点も気になるところ。フォームが美しく、評価は据え置いた。
ミスズグランドオー 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め④
2頭併せの内。直線強めに追うも、馬なりのままの中の相手(古馬2勝クラスのコパシーナ)に劣勢。G前で鞍上から気合の尻ムチ1発入るも、さしたる反応を見せずクビ差遅れた。クビの振り方が悪く推進力も上に向いている。評価は割引いた。
モズスーパーフレア 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
これが引退レースですが、いや流石の走り。思い返せば新馬戦の追い切り映像を見た時から衝撃を受けた馬で、G1馬になるかもなと思ったことが忘れられない。この中に入ると少し走りの質が違う。往年と比べると前脚の上りが悪くなったようにも思えるが、ここは負けられないのではないだろうか。
すみません。本当に大好きな馬の1頭で少し思い入れが強い内容の文章となってしまいました。少し情が入っているかも知れません。でもこれが個人ブログの良いところ。引退レース。私はこの馬1着固定の馬券を買って応援したいと思います。
ヨシオ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを登坂。相手は植え込み側を入っており馬体を離したカタチの併せ馬。ヨシオの手応えがよく、内を回さないと追い付かないという判断だったのだろうか。そのヨシオはラチ沿いを集中してキビキビとした動きで真っ直ぐに登坂。最後は追い付いてきた相手に交わさせることなく1馬身先着した。最後は僅かに失速した分、一つ評価は下げたが、何か気になる1頭。パドック気配には注意したい。
リュウノユキナ 57.0 【B】
美浦坂路単走。G前仕掛け。
ラチ沿いを登坂。上体高めも脚元はパワフル。これでラップが減速ラップになればマイナス評価なのだが、平凡な時計とは言え、G前仕掛けて、綺麗な加速ラップを踏んでいる。マイナス評価にはしづらい。評価は据え置いた。
ロイヤルパールス 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前一杯。
評するならダート版のアウィルアウェイ。前から見ると前脚がハの字。中山の坂をこなせるかが疑問な走法も、この勢いがあれば問題ないだろう。モズスーパーフレアが飛ばす展開で終いに賭けるならチャンスがありそう。成績からもムラ馬だが、今回は動けている。プラスに評価してみたい。