《2021》京王杯SC【評価結果】―レース回顧

2021 ヴィクトリアマイル 京王杯SC 評価結果 レース回顧
目次

追い切り評価の結果はいかに?

出走馬は17頭。追い切り動画で確認できた16頭に評価を付け高評価としたのは5頭。

高評価とした馬が1頭も馬券に絡むことができず、まったく参考にならない結果となってしまった。

jamieのファン

競馬って難しいよね~

jamie

だから競馬は面白い!

着順馬名評価人気
1ラウダシオンD1
2トゥラヴェスーラB-10
3カイザーミノルB8
4ミッキーブリランテB+5
5ビオグラフィーC13
6シャインガーネットB9
7エーポスB7
8セイウンコウセイB+14
9ビッククインバイオB-12
10エアアルマスA4
11グルーヴィットB+6
12タイセイビジョンB2
13エングレーバーB-3
14イッツクール15
15ショウナンライズB17
16シーズンズギフトB+11
17カタナC16

レース回顧

勝ち時計1:19.8秒は普通。

過去9年、良馬場で行われたのは6回。この平均勝ち時計が1:20.0秒であることから、ほぼ標準的な時計と言えよう。

ペースは、前半600mが34.3秒、後半600mが34.3秒。前後半差のないミドルペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、ビオグラフィー(三浦皇)であった。

パドック

この日はパドックをリアルタイムを見れなかった。

後追いで見たパドックでは、「13.エングレーバー」が外目を真っ直ぐ前を向き集中してキビキビと歩いており最も良く見えた。「6.シャインガーネット」も顔を上げて伸びやかな歩様。「9.ビオグラフィー」は動き柔らか。「12.トゥラヴェスーラ」は舌を出していたもののトモに力強さあり。

この辺りが良く見えた。

勝った「10.ラウダシオン」は少し落ち着きなく見えたが、毛艶はピカピカで柔らかく動けいた。3着「6.カイザーミノル」は少しうるさいところを見せておりパドックからは拾いづらい馬であった。

ミルコ・デムーロ騎手の勝利ジョッキーインタビュー

ミルコ・デムーロ騎手は、勝利ジョッキーインタビューでラウダシオンについて次のように述べていた。「良馬場が得意で好きなコース。展開もすごく向いていた。(中略)スムーズな競争じゃないとイライラする馬。気分よく走れるようなら強い馬で、展開が大事。」

ミルコ・デムーロ騎手の勝利ジョッキーインタビューは、馬の特徴を素直に述べてくれるため参考になる。

必ず聞いておきたい。

岩田康成騎手とエーポスについて

岩田騎手騎乗の4番エーポスが、スタートを真っ直ぐ切ることができず「右」に発馬。

その影響で5番カイザーミノルも「右」に避けて、6番シャインガーネットと激しく馬体がぶつかってしまう。

5番カイザーミノルは、6番シャインガーネットとぶつかった反動で、今度は「左」にいる4番エーポスとも激しく馬体がぶつかることに。

この出来事が、最初の8完歩ほど、秒にすればおよそ1~2秒の間に発生する。

激しく馬体がぶつかったからか、そもそもテンに早い馬なのかは分からないが、エーポスのテンの脚はまぁまぁ早く、自然なカタチでポジションを押し上げる。

ただ、5枠の2騎の方がテンの脚が早い。

9番ビオグラフィー(三浦)が、急な角度で内に切れ込んできたため、内が窮屈になり、4番エーポス(岩田)は、3番グルーヴィット(石橋)と、1番エアアルマス(松山)に馬体をぶつけながら好位を確保することに。

これにより、3番グルーヴィットは後方に追いやられ、1番エアアルマスは走りのリズムを崩したものと思われます。

内に切れ込んだ9番ビオグラフィー(三浦)に対して、岩田騎手は、後ろから大きな声で、「(゚Д゚)ゴルァ~!!危ねぇだろうがぁ~!!!」などの「怒りの声」を大きな声で発したものと思われる。

jamie

あくまで筆者の推測です。

実際、三浦騎手は「何か言われた?」と後ろを振り向いており、その外を走るラウダシオンに騎乗のデムーロ騎手までも、声の方向に対して顔を向け「何があったのか」を確認していた。

レース映像を見ると、1角手前で松山騎手がエアアルマスの手綱を引き「抑えるような仕草」をしたように見えたが、パトロールビデオを見ると、これは「抑えたのではなく、エーポス(岩田)に馬体をぶつけられたためにバランスを崩さないようにスピードを落とした仕草」であった。

jamie

エアアルマスはスムーズな競馬ができていれば、どうなっていたか…。タラレバですが。今回のエアアルマスについては「ノーカウント」としたいです。

このレースは岩田康成騎手が、一人ではしゃいでレースを乱していたように思える。

jamie

筆者がエアアルマスを本命としていたこともあり、余計にそう見えるのかも知れません…。

1着 ラウダシオンについて

この馬については、上述した「ミルコ・デムーロ騎手の勝利ジョッキーインタビュー」が全て。

最終追い切りは、正直かなり軽い内容であり、余力残しの内容。そんな中での今回の勝利。中2週で臨む本番(安田記念)を見据えた仕上げだったのだろうか。いずれによせ楽しみだ。

くどいかもだが、ミルコ・デムーロ騎手の勝利ジョッキーインタビューの内容は覚えておきたい。

2着 トゥラヴェスーラについて

このレースについては、前に行った馬が比較的有利だった1戦。

2番手追走のラウダシオンが1着。3着カイザーミノル、4着カイザーミノル、5着ビオグラフィーも先行した馬。

7着エーポス、8着セイウンコウセイも前目に付けた馬である。

その中で、後方4番手から追いこんで上り最速の32.5秒の脚を使ってクビ差の2着に敗れたトゥラヴェスーラの強さが際立つ。

高松宮記念で4着だった馬が、このレースでは10番人気。

筆者は高松宮記念の回顧記事の中で、次のように述べていた。

4着はフロックでも何でもなく、「能力があったこと」、「追い切りで調子が良かったこと」の2点に起因するものだろう。(中略)このように能力があり、調子が良いにも関わらず、16番人気と過小評価されている馬を、追い切りから見つけることができるのだから、追い切りを見るのは止められない。

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高松宮記念の追い切りでは、良く見え【B+】評価にできたが、今回は残念ながら(筆者には)この馬の追い切りがよく見えなかった。

ただ上り最速の32.5秒出せる馬が、調子が悪いはずがない。今回は完全に筆者の見立て違いだった。こういう馬を追い切りから拾えるよう、今後も努力していきたい。

しかし、この馬は筆者のアタマの中のイメージでは「先行馬」。正直これほどキレる脚を持つ馬だとは思っていなかった。

初の1400m戦で「新味」を見せたなというのが素直な感想だ。

この馬は既に6歳であるがドリームジャーニー産駒。まだまだ走るのだろうか。走りは全然若い。

競馬は奥が深い。

3着 カイザーミノルについて

精神的にタフな馬

上述したとおり、スタート直後にシャインガーネットやエーポスと激しく馬体をぶつかっており、1角手前でビオグラフィーが外から急な角度で進路に入ってきたことにイラついた岩田騎手(エーポス)と再び馬体をぶつけているにも関わらず、スムーズに競馬をした勝ち馬(ラウダシオン)と同じ上り3F時計を使って、粘りこんでの3着。

精神的にかなりタフな馬だ。

筆者は、この馬について、前走マイラーズCの回顧記事の中で次のように述べていた。

直線では最後まで4着馬ダイワキャグニーと激しく競り合い、一度も前に行かせない勝負根性が目をひいた。

このペースを先行し、1:31.6秒での3着はかなり評価できる。今後も人気になりにくそうな馬。忘れず覚えておきたい。

勝負根性があることから強い先行馬がいる時ほど能力を発揮できるのかも知れない

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正直、筆者は忘れていた。(というか追い切りを重視し過ぎる傾向がある。)

せっかく書いた回顧記事を確認するくらいはしても良いかも知れない。

左手前に勝る走り

直線向いた残り500mで右手前に替わるも、100mほどですぐ左手前に戻してしまう。

残り2Fは左手前で走っており、完全に左手前に勝る走りをする馬。本質的には右回りの方が良いのかも知れない。

覚えておきたい。

東京1400mのコースについて

筆者の本命は最内枠のエアアルマス。

内枠はマイナスという評価も多々見られたが、筆者としては、ダート戦における「砂を被るとダメ」については納得しているも、芝のレースにおける「外に馬がいるとダメ」や「揉まれ弱い」については、そう思っていない。

それよりも、今回もっとも嫌だったのは、この東京1400mにおける最内枠。

嫌だった理由は2つ。

  1. Bコース替わり初週で各ジョッキーの意識は内にあること
  2. この馬より、テンに速い馬が「外」にいたこと

この東京1400mという舞台は、初角までの距離が350mしかなく、上記理由により、外の馬が急角度でINに切れ込んでくることで、内にいる馬が窮屈になるシーンが多く見られるためである。

今回のエアアルマスとグルーヴィットについては、筆者の危惧していたことが如実に顕在化していた。

こうなると馬はストレスを感じ、本来の力が発揮できない。

正直な話、3着カイザーミノルもほぼ同じストレスを味わった馬だが、この馬は「精神的に強い馬」なのだろう。逆説的に考えるとエアアルマスやグルーヴィットは「精神的に弱い馬」なのかも知れないが…。

ただ、以下の2頭については、今回のレースでは本来の能力を出し切れなかったと整理しておきたい。

次走注目馬:エアアルマス、グルーヴィット

サブタイトルは、「東京1400mのコースについて」としましたが、「鬼門の最内枠」の話については、各ジョッキーの意識が内に強い、Bコース替わりの初週に行われる「京王杯SC」特有の話かも知れません。あくまでの筆者の憶測であることご了承ください。

2021 ヴィクトリアマイル 京王杯SC 評価結果 レース回顧

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