2021年4月10日(土)に中山競馬場で行われる『ニュージーランドトロフィー(G2)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- シティレインボー
- ワーズワース
アヴェラーレ 54.0 【B+】
美浦南W併せ。G前軽く促す④
2頭併せの内。外を1馬身追走するカタチで直線へ。直線ではクビが前に出ていかず、一時は外の相手にクビ差前に出られるも、馬自らが勝負根性をみせ、クビ差差し返した一瞬の脚色は目をひくものがあった。クビの動きは硬めも脚元は力強く伸びやか。プラスに評価してみたい。
ヴィジュネル 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中をチップを高々と蹴り上げ力強く登坂。馬体は黒光りし毛艶の良さも目立つ。ラスト1Fで少し疲れて手前を戻してしまった分を割り引いたが、加速ラップは維持できており評価は据え置いた。
ゲンパチミーティア 56.0 【A】
栗東坂路単走。G前一杯。
馬場の真ん中ややラチ側を真っ直ぐに登坂。アタマは高めも脚力が強いのだろう。強い前への推進力ある走り。右手前で引っ張り、ラスト100mでスッと手前を替えた際、鞍上から強烈な右ステッキが入ると、それにしっかりと反応し、更に脚色強め、最後まで力強く駆け抜けた。クビがもう少し前に出てくればなお良いのだが…。今回は少し押し出されたカタチの評価となるが、今回のメンバーの中では一番期待したくなる動き。高く評価してみたい。
ゴールドチャリス 54.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑤
馬格がありスケールの大きさを感じるも、アタマが高く、クビが前にでない点が勿体ない。この馬格をスピードに乗せて走ることができていない。直線で左手前に替わってからの走りは更にヒドく、完全に推進力を上に逃す走りとなっていた。クビと脚との連動性も悪い。走りの完成度が低く評価しづらい。
サトノブラーヴ 56.0 【B-】
美浦南W単走。G前強め④
あし毛の馬。クビと前脚の出が悪く、思ったように前に推進しない走り。鞍上が強めに追うもさしたる反応なく伸びも平凡。評価しづらい。
シュバルツカイザー 56.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑤
クビを使って綺麗なフットワークで走る馬。身体全身を使った走りができており今後の伸び代は大きそう。ただ、まだ脚元が非力なためスピード感のない走り。高い評価は与えづらい。
スパークル 54.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
線が細く映るも脚元はしっかりしており、走りはパワフル。ただフォームは雑で、アタマが高く推進力を上に逃がす完歩が多かった点は大きく割引。一方で踏んだラップは優秀で、綺麗な加速ラップが踏めている。評価は据え置いた。
タイムトゥヘヴン 56.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑥
アタマを低い位置に保ち、クビでリズムをとる素晴らしいフットワーク。フォームがとても美しい馬で、フォームだけ見ると【A】評価。ただ、直線で左手前に替わった際、少し脚色が緩まりラスト1F時計が物足りなくなった分だけを割り引いた。
トーセンウォーリア 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑨
3頭併せの中。内に2馬身先行し、外を1馬身半追走し直線へ。直線は外の相手の陰に隠れて動きがほとんど見えなかったが、右ステッキを軽く入れると反応し、外に対して1馬身遅れの状態からスッとクビ差先着。調子は良さそう。動きが見えづらかったこともあり評価は据え置くが、当日のパドックで注目したい1頭。
ドゥラモンド 56.0 【B+】
美浦南W単走。G前仕掛け⑨
コーナー深く回り直線へ。アタマは若干高めも、仕掛けてからの反応よく大きく動けており迫力ある動きができている。脚元も力強く、活気も十分。高く評価したい。
バスラットレオン 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を気持ちよさそうに登坂。時おり推進力を上に逃げす完歩は見られるも、全体としては低い姿勢を保ち軽やかに走れている。前脚の捌きも柔らかく調子は良さそう。力の出せる状態だろう。さほど悪いところはないものの強調できるところもなく評価は据え置いた。
ブルーシンフォニー 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの外。1馬身先行から、強めに追う内の相手にクビ差先着も、これは相手が弱かった可能性が高い。良く言えばどっしりしているのだが、悪く言えば何かズカズカとした走り。動きは重く見える。フォームは悪くなく、四肢の可動域は及第点も、ゴールを過ぎてから手前を戻しており、馬なりだったとは言え、さして余力感じない内容。評価は割り引いた。
ロンギングバース 56.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり⑥
クビを前に突き出して走るフォームは良いのだが、四肢の可動域は狭く、脚元が非力で地面を撫でるような走り。ただ、クビの使い方が上手なためだろうか、ソコソコの時計が出ているものの評価しづらい。
ワザモノ 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。1馬身追走からコーナーワークで並び直線へ。直線軽く促されると一時はスッとクビ差前に出るも、持ったままの相手に追い付かれて併入。前脚は高くあがっているものの、顔が相手の方を向けて走っている点は割り引き。時計も遅く走りに余力を感じない。