追い切り評価の結果はいかに?
Jamie、クラシック初戦皐月賞と同舞台ということで重要な1戦となる京成杯の追い切り評価結果はどうやった?
出走馬12頭中、高評価としたのは5頭。うち馬券内が2頭も1.2番人気の馬。個人的に残念だったのは、馬券内に来ることはないだろうと思って付けた【C】評価馬が3着だったことかな。
【C】の3着は残念だったかもだけど、1.2番人気の馬連で10.2倍も付いてたよ。
マジですか…。タイソウと心中しちゃったよ…。オッズが以外と割れているのはしってたんだけどね。冷静に振り返ると、グラディアスの単勝3.1倍も以外と美味しかったかもね。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | グラティアス | A | 1 |
2 | タイムトゥヘヴン | B+ | 2 |
3 | テンバガー | C | 6 |
4 | ヴァイスメテオール | B+ | 4 |
5 | プラチナトレジャー | B | 5 |
6 | タイソウ | A | 3 |
7 | エイカイファントム | - | 11 |
8 | アクセル | C | 9 |
9 | タケルジャック | - | 10 |
10 | ラカン | B+ | 8 |
11 | ブラックロータス | C | 12 |
12 | ディクテイター | B- | 7 |
レース回顧
勝ち時計2:03.1秒は過去10年で最も遅い時計。
なお、過去10年の本レースの平均勝ち時計は2:01.3秒。過去10年の平均勝ち時計よりも1.8秒も遅い時計であり、レベルとしては高くない。
ペースは、前半1000mが1:03.7秒、後半1000mが59.4秒。前後半差が4.3秒もある極端なスローペースでレースが行われた。
このペースを作ったのは、タイムトゥヘヴン(M.デムーロ)であった。
パドック
展開
「先頭には立ちたくなかった」というM.デムーロ騎手のコメントもあったが、前に行く馬がおらず渋々タイムトゥヘヴンが逃げる形に。
道中1F 14.0秒という新馬戦でもなかなかみないような緩いラップを刻み、前半1000m通過が1:03.7秒という超スローペース。
優勝したグラティアスは、超スローなこのペースでもピタリと折り合っていたことが印象的であった。
グラディアスのこの気性の良さはストロングポイントに一つだろう。
3角のコーナーリングを利用して、逃げるタイムトゥヘヴンが少しペースを上げる。
このペースチェンジに対応できなかったのがタイソウ。
4角では追走するのが精一杯という感じであった。
直線、馬場の3分どころに出したタイムトゥヘヴン(M.デムーロ)に対し、グラティアス(ルメール)がINを突く。
そこから上り最速の34.9秒の脚で、2着タイムトゥヘヴンに2馬身1/2差をつけての完勝。
出走馬12頭中9頭が新馬勝ちか未勝利あがりの馬。2勝馬はおらず、実績最上位が東京スポーツ杯で4着だったプラチナトレジャーで、レースベルは低かった。
1着 グラティアスについて
ルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューでは、本馬とGⅠに行きたい旨の趣旨の言葉があったが、これはリップサービスだろうか。正直このレースだけでクラシックで活躍する保証はどこにもない。
ただ、本馬は折り合いに苦労しない馬で、レースでもムチを1発入れただけの楽勝。ルメール騎手には何か感じるものがあったのかも知れない。
実際に追い切りの動きは抜けて良く見えた。2着以下の馬については高い評価を与えづらいが、本馬については「京成杯のレースレベルが低い」ということで人気を落とすようであれば狙うのは面白いかも知れない。
追い切り内容・血統背景からも素材の良さは確かと考える。
2着 タイムトゥヘヴンについて
タイムトゥヘヴンはDMMバヌーシーの馬で戸田調教師管理馬の馬。母キストゥヘブンで「京成杯出走に向けての配信動画」を確認して感動はしたが、勝ち馬との能力差はまだかなりあるものと思われる。
収得賞金を獲得したがためにクラスの壁を超えられず、今後苦しむことがないと良いのだが…。
何か愛着の湧く馬。今後も頑張ってほしい。