《2021》日経新春杯【評価結果】―レース回顧

2021 愛知杯 京成杯 日経新春杯 追い切り評価結果 レース回顧
目次

追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

jamie、日経新春杯の追い切り評価結果はどうやった?

jamie

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた13頭に評価を付け高評価としたのは3頭。結果は【-】→【B】→【B-】。全く参考にならない結果となってしまったよ。

jamieのファン

追い切り動画の無い馬が1着だとjamie的にはキツイな。

jamie

そうだね…。でも時計とか調べようと思えば調べられるしね。早速振り返ってみよう!

着順馬名評価人気
1ショウリュウイクゾ7
2ミスマンマミーアB13
3クラージュゲリエB-4
4サンレイポケットB5
5サトノソルタスB-6
6レイホーロマンスB9
7サトノインプレッサB8
8ワセダインブルーC12
9ヴェロックスB2
10アドマイヤビルゴA1
11ロサグラウカB-14
12ダイワキャグニーB+3
13エアウィンザー16
14バレリオ10
15レクセランスA11
16ミスディレクションB15

レース回顧

勝ち時計2:11.8秒は、過去との比較ができないため何とも言えないが優秀な時計ではないだろうか。

コースは違うものの同じ芝2200mの他重賞レースの過去10年における良馬場の平均勝ち時計を掲載しておく。

レース名コース・距離平均勝ち時計
AJCC中山芝2200m2:13.6秒
宝塚記念阪神芝2200m2:12.2秒
過去10年平均勝ち時計(良馬場のみ)

なお、この日の9Rに行われた梅花賞(中京芝2200m 3歳1勝クラス)を勝ったディープモンスターの勝ち時計は2:13.6秒。3歳1勝クラスの勝ち時計と比べても仕方ないかもだが、これと比べても1.8秒早かった。

ペースは、前半1000mが1:00.7秒、後半1000mが59.2秒。1.5秒後半の方が早いスローペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、ミスディレクション(太宰)であった。

パドック

Twitterでこう呟いたがパドックからも1頭も拾えなかった。

展開・ポイント

9番ヴェロックスがやや立ち遅れ、10番アドマイヤビルゴ(武豊)が抜群のスタート。スッと他馬の1馬身前に出る。

1番ダイワキャグニー(内田)も押して前に。

好スタートを切った武豊アドマイヤビルゴは、正直どのポジションも取れたが、ダイワキャグニーの真後ろ、最内の番手のポジションを選択する。

ダイワキャグニーの内田騎手は坂を登りながら後ろを確認。

と直後にアドマイヤビルゴ。これに少し慌てたか、その後も後ろを何度も振り返り隊列を確認してた。

後ろのアドマイヤビルゴらに気をとられ視界に入らなかったのか、大外からミスディレクションがハナを奪わんと並び掛けきたタイミングで内田騎手が手綱をひいてしまい、ダイワキャグニーの顔が大きく右を向いてしまうことに

馬(ダイワキャグニー)の意識はミスディレクションにあるにも関わらず、騎手(内田)の意識は後ろのアドマイヤビルゴにあるという噛み合わない動き。馬の集中力を削ぐ勿体ない挙動であった。

武豊騎手は、これだけ好スタートのアドバンテージがあったのだから、「外から来る各馬を苦しめるような進路取り」すなわち、「外に張り出すように走り、外の各馬を簡単に内に入れさせないような進路取り」をしても良かったのではないだろうか。筆者には少し拙速にINを確保しすぎたように感じた。

立ち遅れたヴェロックス川田は、すぐさまリカバリー。内に進路をとった武豊の挙動を見逃さずスッと好位を確保した。

気になったのは、最初のコーナーに入るまでアドマイヤビルゴとヴェロックスが左手前で走っていた点。この2頭だけが、最初の直線~1角~2角を左手前で走り、右手前になったのは向こう正面に入ってから。最初の約1000mを左手前1本で走っていたこととなる。リラックスして走れなかったのではなかろうか。

14番ショウリュウイクゾも自然な形で、ヴェロックス川田の外隣にポジションを取り、最初の400m時点でほぼ隊列が決まった。綺麗な魚鱗の陣形であった。

(先頭)
ミスディレクション、ダイワキャグニー

(2列目)
アドマイヤビルゴ、ヴェロックス、ショウリュウイクゾ

(3列目)
ロサグラウカ、サンレイポケット、クラージュゲリエ、ワセダインブルー、レクセランス

(4列目)
サトノソルタス、バリレオ、エアウィンザー、サトノインプレッサ、レイホーロマンス

(最後方)
ミスマンマミーア

1角~2角でエアウィンザーとサトノインプレッサが1段後方に下げるも、4角までほぼこの隊列。

勝負どころの4角。

ショウリュウイクゾ(団野)が先手先手の仕掛け。

ショウリュウイクゾの直後にいたクラージュゲリエ(福永)も早めに追走し、ヴェロックス、アドマイヤビルゴを内に閉じ込める

川田騎手もだまっていない。ショウリュウイクゾが一瞬膨らんだ隙を突き、ショウリュウイクゾとダイワキャグニーとの間に進路を確保する。

ダイワキャグニー、ヴェロックス、ショウリュウイクゾ、クラージュゲリエの4頭が並んで坂を駆け上がるも、坂を駆け上がる勢いは、ショウリュウイクゾ、クラージュゲリエが格段に上。

ショウリュウイクゾが、ラスト1Fで脚色が衰えたクラージュゲリエを2馬身突き放し、最後方ミスマンマミーアの急追を3/4馬身凌いでの優勝。

人馬ともに嬉しい初重賞制覇となった。

1着 ショウリュウイクゾについて

団野騎手が最序盤から積極的な競馬。スッと好位が取れたのは調子が良かったこともあるのだろう。

追い切り映像のない馬であったが、追い切り内容を確認すると動けている馬であった。

1週前追い切りに団野騎手が跨り、栗東CWの8分ところを一杯に追って80秒フラットの好時計団野騎手もこれで色気を持ったのかも知れない最終追い切りでも栗東坂路51.8-12.2秒の好時計。追い切り内容から勝ってもおかしくない馬であり、是非追い切り映像を見せて欲しかった。

このレースは、最初の1000mを過ぎた残り6F目からラップが早くなるロングスパート戦。

12.5-11.2-11.6-12.9-12.5-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-12.2

ショウリュウイクゾの勝因としては、「調子が良かったこと」もあるとは思うが、「キレ味勝負とならないタフなレース展開に強い」馬であったことも勝因の一つだろう。また「53㎏の軽ハンデ」にも多分に恵まれた。更には「凹凸の激しい馬場を苦にしない蹄の形」「血統から来る馬体の作り」などの要素もあったかも知れない。

様々な要素が噛み合っての勝利と考えるが、この勝利を掴み取ったのは「途中で止まったら仕方ない」という団野騎手の積極的な騎乗があってこそ。隣にいる川田騎手に対して終始先手先手の競馬で、そのまま押し切っての勝利は見事であった。

2着 ミスマンマミーアについて

先にも述べたが、ミスディレクションが仕掛けたラスト6F戦による恩恵を受けた馬。完全に展開が嵌ったとは言え、最後の脚は見事であった。最終追い切りでも終いの脚は目立つものがあり、このような展開となることを予想できたのなら一考の余地がある馬ではあった。

この馬も52㎏の軽ハンデ。このようなタフな展開になる場合はハンデは効いてくるのかも知れない。

3着 クラージュゲリエについて

ショウリュウイクゾの仕掛けに対して追随するかのように仕掛けて最後は力負け。ラスト1Fで止まってしまった。ピッチ走法で走る馬で今の凹凸の激しい馬場状態には走法的に向いていた可能性もある。

開催が進み、傷んだ馬場状態の時に狙える馬として記憶しておきたい。

その他、高評価馬について

10着 アドマイヤビルゴについて

先にも述べたが抜群のスタートから最初の進路取りで失敗しているように思える。飛びのキレイな馬で、最後の直線は馬場の良い外に出すイメージを持って競馬をしていたら、また違った結果になっていたかも知れない。

この馬の敗因は、終始馬場の悪いINを回り、終始窮屈な競馬となった点に尽きる。また最初の直線で逆手前で走っていたことも少なからず影響していたと考える。

追い切りの動きから能力ある馬と筆者は信じており、パンパンの良馬場なら今回の相手には負けないのではないだろうか。(と信じたい。)

良馬場で再度見直したい。

12着 ダイワキャグニーについて

先にも述べたが内田騎手の最序盤の動作がまず勿体ない。またミスディレクションが作り出したタフな展開にもこの馬には不向きだったと考える。逆説的に考えるとこの馬はスローから瞬発力戦が得意という仮説が成り立つかも知れない。

15着 レクセランスについて

終始挙動不審な動き。何度かレース映像を振り返ったが、なぜこのような挙動で走っているのかが分からなかった。

追い切りはとても良い動きをする馬で、パドック気配も悪くなく調子は決して悪くなかったとは思うのだが…。

能力的に足りていないという話はあると思うのだが、追い切りの動きからそう見限りたくない馬。

参考になるかは分からないが、西村騎手のレース後のコメントを掲載しておく。

「右に張るようなところがありました。外に壁を作りたかったのですが、外枠でそれも上手く作れませんでした」

~netkeiba.com レース後のコメントより~

このコメントを真に受けるなら、左回りの外枠は割引か。右回りで調子の良い時にまた狙ってみたい。

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