追い切り評価の結果はいかに?
jamie、札幌2歳Sは完璧に決まったらしいな!
うん、13頭のうち高評価したのは3頭。その3頭での決着。年に何度あるか分からない会心の追い切り評価となったよ。
【A】2人気→【B+】5人気→【B+】1人気といずれも人気馬だったけど、完璧に追い切り評価どおりに来るのって凄いよね。
そうだね、結果的に人気馬の組み合わせになったね。でも、追い切り評価している時点では人気は全く気にせず評価しているからね。
今週は流石に馬券も取れたのでは?
流石に取れたね!追い切り動画を見て、ソダシに完全の信頼をおけたことが高い回収率につながったよ。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ソダシ | A | 2 |
2 | ユーバーレーベン | B+ | 5 |
3 | バスラットレオン | B+ | 1 |
4 | アオイゴールド | B- | 12 |
5 | ヴェローチェオロ | ー | 9 |
6 | ヴィゴーレ | B | 10 |
7 | コスモアシュラ | B- | 11 |
8 | ウイングリュック | B | 4 |
9 | ウインルーア | B- | 6 |
10 | リキサントライ | B | 14 |
11 | ジオルティ | C | 7 |
12 | カガフラッシュ | B | 13 |
13 | ピンクカメハメハ | B | 3 |
14 | スライリー | B | 8 |
レース回顧
勝ち時計1:48.2秒は2歳コースレコードとなる優秀な時計。札幌最終週のこのレースで更新したことにも価値がある。
このレースの過去10年で不良馬場で行われた2013年を除く勝ち時計の中央値が1:50.1秒であり文句なしに優秀。
ペースは前半4Fが47.1秒、後半4Fが49.0秒。前後半のラップが約2秒近くあるハイペース。前半1000m通過は59.1秒。このハイペースを作ったのは1枠1番のピンクカメハメハ(武豊)であった。
1着 ソダシについて
大外枠も好スタートから追うことなく前団へ。この馬はテンの脚もある。
札幌1800mはスタートしてすぐ1角。ソダシはスピードが出過ぎていたため1角で鞍上が少し抑えることに。1角で頭が上がる。その後も向こう正面中ほどまで鞍上(吉田隼人)は終始押っ付けどおし。ものすごい手応え。
やっと落ち着いたのは3角あたり。向こう正面~3角の1Fだけ落ち着いて走れた。
3角と4角の中間地点となる残り600mあたりで、ユーバーレーベンがものすごい勢いで捲ってきたが、ここで簡単に捲られないのがこの馬の強さ。さして追うことなくスッとスピードをあげると抜群の手応えで4角出口へ。
勝負どころの4角出口時点で、内にバスラットレオン、中にソダシ、外にユーバーレーベンという並び。
コーナーワークで、外のユーバーレーベンを1馬身半差を付けて直線に入ると、内のバスラットレオンとの激しい叩き合い。ラスト1Fでバスラットレオンを競り落とすと、外から再び伸びてきたユーバーレーベンの追撃をクビ差凌いで優勝した。
今後のクラシック戦線での活躍も楽しみになる強い勝ち方。
このレースで長く脚を使えるタイプの馬でタフなレース展開に強いことを示した。
今後のクラシック戦線を占う意味では、スローからのキレ味勝負のレース展開でどのような競馬をするかを一度見てみたい気もする。今後のレース選択にも注目したい。
2着 ユーバーレーベンについて
スタートで少し出遅れ最後方からの競馬。
向こう正面に入ったあたりからジワジワとスピードを上げ、3角を曲がりながらのラスト4F目が恐らくこの馬の最速ラップ。ここで一気に最後方から先頭に並びかける。
ここでソダシを捲ることができなかったのが痛かった。(ここで簡単に捲らせないのがソダシの強さ。)
4角出口のコーナリングで、ソダシとバスラットレオンに1馬身半離されたが、その後再び伸びて、上り最速の36.6秒の脚でソダシに迫るもクビ差届かずの2着。
賞味1キロ(5F)近く脚を使い一番外を回る競馬。ソダシと遜色ない強い競馬をした。
今後も注目したい。
3着 バスラットレオンについて
スタートを決めて、同じくスタートを決めた最内枠のピンクカメハメハの番手での競馬。
3角~4角にかけてソダシが並びかけてきたため、遅れないよう追い出しを開始。
4角時点で馬なりで抜群の手応えのソダシに対して、この馬は懸命の追い。
4角出口で激しく叩き合うも残り1Fで競り負けてしまう。上り3F時計は6位となる37.2秒。
後ろから来たユーバーレーベンにも1馬身3/4突き放されての3着に終わった。
この馬としては、もう少し仕掛けを遅らせたかったかも知れない。結果的に力負けの形となってしまったが、早いペースを追走しての3着。上位2頭が強かっただけでこの馬も立派な競馬。今後の成長に期待したい。