2020年9月6日(日)に新潟競馬場で行われる『新潟記念(G3)芝2000m(ハンデ)』の1週前追い切り評価となります。登録は21頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- アールスター
- アクート
- サトノクロニクル
- サンレイポケット
- フリーフリッカー
- プレシャスブルー
- メートルダール
アイスストーム 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑩
2頭併せの外。内は同レースに出走登録しているインビジブルレイズ。直線の入り口で手前が上手く替わらずスピードダウンした点は大きな割引。その後も鞍上が手前を替えようと仕掛けるもなかなか変わらない。ラスト1Fでよくやく左手前に替わると、そこからの動きは低い姿勢で四肢を大きく広げ、伸びやかな動き。ただ相手も動けており、1馬身遅れてゴールした。
アイスバブル 55.0 【B-】
栗東CW単走。G前一杯⑤
藤井勘騎手を背に、前を行く他厩舎の馬を追いかける形。直線半ばで手前を替えて、ムチで一杯に追われるも、前を行く他厩舎の馬に突き放された。時計は遅くアタマもやや高め。身体も重たく感じられマイナス評価としたが、活気十分で大きなフットワークで力強くは走れていたことは記載しておきたい。この一追いでどこまで変われるか。最終追い切りに期待したい。
インビジブルレイズ 56.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑨
2頭併せの内。外は同レースに出走登録しているアイスストーム。アイスストームが上手く手前を替えれずもたついている間(スピードダウンしているとき)に、馬なりでスッと1馬身前に。その後アイスストームが追って、半馬身差に詰められたタイミングでこちらも追い出しを開始。素早く反応しアイスストームに1馬身先着した。全体時計は普通で、四肢の可動域も及第点だが、低い姿勢で活気十分に走れている。好調だろう。追われてからの反応とラストの伸びを評価したい。
ウインガナドル 55.0 【B】
美浦坂路単走。G前仕掛け。
重たそうな鞍上を背に力強い脚取りで、しっかりとした加速ラップで登坂できた点は評価できる。首筋に激しい発汗が見られ、力が入っていた点を割り引いて評価は据え置いた。ただ、最終追い切りに期待したくなる動きではある。
カデナ 58.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
首を使って活気十分に登坂した点は評価したいのだが、全体時計は遅く、ラスト1Fで0.5秒失速。最後の最後に、もう一度右手前を替えた点も割引。本調子手前という印象。
ゴールドギア 53.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの外。内の相手は新潟2歳Sで2着に好走したブルーシンフォニー。右回りのコーナーで手前を替えるのが早すぎて、コーナーから直線にかけて、コロコロと手前を替えた点は割引。直線半ばで軽く仕掛けてからの反応も薄く、ラスト1Fで失速。同じように軽く仕掛けたブルーシンフォニーと併入した。マイナス要素が多く評価はマイナスとしたが、低い姿勢で活気十分に走れておりフォームは悪くない。毛艶もピカピカで状態は悪くなさそう。ハンデは魅力で、最終追い切りでの上昇に期待したい。
サトノガーネット 55.0 【C】
栗東CW併せ。G前強め⑧
2頭併せの内。併せた相手は3歳未勝利馬。テンから飛ばしたため直線向いた時点でバテ気味。最後は外の3歳未勝利馬と併入した。コーナー深く回っていたことを考えると全体時計は良いのだが、終いはバテバテ。末脚が持ち味の馬が、この内容。ショック療法的なものであろうか。追い切りの意図が読み取ることができず評価できない。
サトノダムゼル 53.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり⑦
クビの可動域が狭く、四肢の伸びやかさもないため、思った以上に前に推進していかない。時計は遅く、馬なりだったとは言えラストも失速。評価できない。
ジナンボー 56.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め⑤
3頭併せの内。2馬身追走し、コーナーで捉えると、直線は相手の追い出しを待つ余裕あり。仕掛けてからは前脚をしっかりと前に突き出し、スナップの効いた良い走り。トモの回転力も早い。アッという間に2馬身突き放し先着した。肩に若干の発汗が見られ、走りに若干力みがあった分、評価は1つ落としたが好調だろう。評価したい。
ピースワンパラディ 55.0 【A】
美浦南W併せ。G前強め⑦
3頭併せの内。直線半ばで追われると併せた相手を2馬身突き放す好内容。頭は高めも、クビと脚の連動性が高く前への推進力は損ねていない。何より評価したいのは、走りの余力度合い。コーナーから良い雰囲気(楽な感じ)で直線に侵入してきており、追われてからもリラックスして駆けることができている点を高く評価したい。ラスト1F時計は決して強調できるものではなく、この馬については映像を見ていないとなかなか評価しづらいのではないだろうか。
ブラヴァス 56.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑤
3頭併せの内。四肢の可動域は決して広くなくキレる脚はないものの、クビを使って前への推進力を産みだし、力むことなく、ジワジワと長く伸びることができている点は評価したい。中の相手は相手にならず、外の相手とは併入した。時計は標準も、好調さが見て取れる動きであり、プラスに評価してみたい。
ポポカテペトル 55.0 【B̟+】
栗東CW単走。G前一杯⑤
映像で確認できた最終コーナーから直線の動きは素晴らしい。低い姿勢で、四肢の可動域が極めて広い。ダイナミックに走れている。鞍上の仕掛けにも素早く反応できており、直線の動きだけ見ると高く評価できる。ただ、映像では見て取れなかったが、踏んだラップが不規則なところがあり、気正面の難しさを出した可能性が否定できなかったため、評価を一つ落とした。最終追い切りでどのような動きを披露してくれるか。楽しみな馬だ。
リープフラウミルヒ 53.0 【B】
美浦南W併せ。G前強め⑥
2頭併せの内。前を3馬身ほど追走し、直線向いた時点で半馬身差まで詰め寄る。直線強めに追われると、相手を交わしてアタマ差先着という内容。気分よくリラックスして駆けている点は評価できるも、脚元の力感は薄い。良く言えば素軽いのだが…。最終週の馬場はパワーも必要。評価は据え置いた。
ワーケア 53.0 【C】
美浦南W併せ。G前強め⑧
2頭併せの内。2馬身前を走る相手に直線で並びかけるも、馬なりのままの外の相手に手応え劣勢。終始力んで走っており、相手に前に出られそうになり、強めに追うも反応なく1馬身突き放される内容。評価できない。
サマー2000シリーズのその他レース
新潟記念はサマー2000シリーズの最終戦(5戦目)。過去のサマー2000の対象レースに出走して、今回のレースにも出走予定の馬は以下のとおり。順位が10位以下の馬は(-)で表記しています。
現在トップは、札幌記念を制したノームコア 12ptであるが、13pt以上の条件を満たしておらず対象外。
優勝のチャンスがある馬は「アールスター」、「サトノガーネット」、「ブラヴァス」の3頭だけである。
各馬の優勝条件は以下の通り。
「アールスター」は、1着か2着で優勝。
「サトノガーネット」、「ブラヴァス」の優勝条件は同じで、1着かつアールスターが3着以下となる。
- 七夕賞
- 【2着】ブラヴァス 5pt(6位)
- 【9着】ジナンボー 0pt(-)
- 函館記念
- 【9着】プレシャスブルー 0pt(-)
- 小倉記念
- 【1着】アールスター 10pt(3位)
- 【2着】サトノガーネット 5pt(6位)
- 札幌記念
- 該当なし