《2020》神戸新聞杯【1週前追い切り】調教

2020 神戸新聞杯 追い切り 調教
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2020年9月27日(日)に中京競馬場で行われる『神戸新聞杯(G2)芝2200m』の1週前追い切り評価となります。出走登録は18頭。追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価となります。

目次

ヴェルトライゼンデ 【B】

栗東CW併せ。G前強め⑧

2頭併せの内。コーナー深く回り直線へ。直線での手前の切替はスムーズ。直線半馬身遅れの状態からスッと相手の1馬身前へ出た動きは目をひいた。ピッチ走法の馬で四肢の可動域は狭めも前後脚の伸縮が早くムダの少ない動きが特徴的。ただ、相手の前に出た後、少し気を緩めたか相手に追いつかれそうになり、慌てて追うも、そこからの反応は薄く最後は追いつかれて併入した。クビは上手に使えており、クビと脚との連動性は高い。

グランデマーレ 【B+】

栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。

手前の切替がとても上手い馬。スピードを殺すことなくスッと自在に切り替えることができている。とてもセンスの良い馬だ。クビの振りが一定ではなく、時折アタマが高くなるシーンも見られるも、脚元が力強いためだろう推進力は前へと伝えることができている。またクビも大きく使えている。坂の一番きついところで馬自らが加速する姿勢を見せており、馬の活気と前進気勢が素晴らしい。約10ヵ月近い休み明けも高く評価してみたい。

コントレイル 【A】

栗東CW併せ。馬なり⑨

3頭併せの中。外はオールカマーに出走予定のステイフーリッシュ。4馬身先行する2頭を追走しコーナー深く回り直線へ。直線で外のステイフーリッシュに並びかけるも、内の馬はまだ2馬身半以上前。そこから手前を替えると馬なりで楽々とステイフーリッシュを交わし、その後右手前に戻すとアッという間に内の馬もとらえ、5馬身以上は突き放した。この馬の素晴らしいところは天性の動きのしなやかさ。これは関節の柔らかさからくるものか。特にトモの使い方が本当にしなやかで弾力性あり。また、クビの使い方も良く、アタマを前に突き出して走ることで強い推進力を産み出している。このように身体のすべてのパーツを上手く連動させて走ることができている。それでいて走りに全く力みがない。素晴らしい状態。

ディープポンド 【B+】

栗東CW単走。G前一杯⑨

コースの深いところ回ったことを考えると時計は優秀も、一杯に追ってのもの。少しチグハグなラップになっている。この馬の能力からすれば一杯に追わずとも出せる時計であり、まだ完調手前かも知れない。とは言え、動きは前脚をしっかりと前に突き出し、クビを上手に使って推進力ある走りができており、四肢の可動域も広い。十分プラスの内容。

パンサラッサ 【B+】

栗東坂路併せ。G前強め。

前後脚がまっすぐ前に出る好フォームで、G前強めに追ったとは言え、しっかりとした加速ラップで併せた相手に1馬身先着した点は高く評価したい。ラスト1Fから強めに追われて少しきつくなった際、手前を替えることなく右手前1本で登坂した点と、顔を右に背けた点は割引も、ギリギリ許容範囲。プラス評価にしてみたい。

ファルコニア 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑧

2頭併せの外。直線、グッと沈み込むような姿勢となり左手前に。左手前での走りがあまり好きではないのか、手前を替えた直後にアタマが高くなった点は割引。そこから直線半ばで相手を交わす際、3完歩だけ右手前となり得意な手前で勢いをつけると、またすぐ左手前に戻し併せた相手に1馬身先着した。器用な走りをする馬だが、序盤のアタマの位置が高めで、クビは使えているものの動きが一定ではなく安定性を欠く走り。一方、ラスト1Fの走りは、クビを上手に使い四肢の可動域十分な好フォームで素晴らしい。良い面と悪い面が混在しており評価は据え置いた。良い面だけ見るとリラックスして良い走りができている。この馬については最終追い切りで注目してみたい。

マイラプソディ 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

日本ダービーの時から着用しているチークピーシーズとメンコをここでも着用。馬場の真ん中やや植え込み側を、右手前でこの馬らしい大きなフットワークで登坂。真っ直ぐ集中して駆けた点は良かったが、ラストにかけて失速し続けるラップとなった点は割引。ラスト100mから鞍上が軽く仕掛けて失速を最小限に留めていた。ただ動きに柔らかさがあり、マイナス評価にはしづらい動き。最終追い切りに期待したくなる内容ではある。

マンオブスピリット 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛ける⑨

3頭併せの中。外の相手には2馬身先着も、馬なりの内の相手が動けており1馬身半突き放されてしまう。直線半ばから仕掛けて緩めた相手に半馬身差まで詰めるも、馬体を離した形でゴール。四肢の可動域はそれほど広くなく及第点。腹回りも太くみえ動きは少し重め。ゴールを過ぎても追われて負荷をかけられており、この一追いでどこまで。最終追い切りにも注目したい。

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