2020年7月17日(日)に函館競馬場で行われる『函館記念(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- スズカロング
アドマイヤジャスタ 54.0 【B】
函館芝併せ。G前強め⑥
2頭併せの外。1馬身前を行く馬を追走。直線で追うも、追ってからのエンジンのかかりが遅く中々前を捕えることができない。鞍上に強めに追われジワッとスピードに乗り、半馬身先着という内容。時計は良いが馬から覇気を感じない。
カウディーリョ 55.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑨
終始走ることを嫌がっているような走り。コーナーの手前からアタマが高くなりクビを使わず、脚だけで走っていた。直線でも終始顔を左に向け集中して走れていない。脚元だけ見るとキビキビ動けてはいるのだが…。時計も平凡。評価できない。
ドゥオーモ 53.0 【B+】
函館W併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。鶴首気味も闘志をしっかりコントロールした走り。好フォームで脚元は極めて力強い。函館Wのタイトなコーナーもスピードをコントロールして綺麗に回った。直線では、一杯に追われた馬に内からすくわれそうになるも、慌てることなく馬なりのまま抜かせない。馬なりのままスピードが上がり、最後は2馬身突き放した。高く評価したい。
トーラスジェミニ 56.0 【B+】
函館W併せ。一杯④
コーナーリングの上手な馬。函館Wのタイトなコーナーを身体を倒し、スピードを落とさず走れる能力は特筆もの。直線で鞍上がムチを1発入れて追ったものの、馬の走る気がもの凄く、このムチは必要ないのではと思ったほど。前脚をしっかりと前に突き出し、強いトモの蹴りで推進力十分。クビも使えている。高く評価したい。
ナイトオブナイツ 55.0 【B】
函館W単走。強め⑧
アタマの位置を終始低い位置に保つ走法。可動域は狭いもクビをしっかり使って走れている。直線入ってからグンの伸びれば良かったのが淡々と一定のリズムで駆けた。ラスト1F時計13.2秒は少し物足りないも活気は十分。フォームも悪くない。評価は据え置いた。
ニシノデイジー 56.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑧
アタマの位置が高く、クビの使い方も悪いため推進力を損ねている点は大幅に割引。ただ脚元は、地面をしっかりと掴み力強く走れている。数完歩だけアタマの位置が下がり、クビと脚が綺麗に連動し良い走りをしたシーンもあったが、全体的には質の悪い走り。本調子ではないという判断。
バイオスパーク 55.0 【B-】
函館芝併せ。馬なり⑦
2頭併せの外。馬なりで緩い内容にもかかわらず、終始力んで走っていたのは割引。直線でも手前が替わらず逆手前。調子が良いとは思えない。相手にはアタマ差先着するも内容は悪い。ただ、持っているものは良いのだろう。クビはしっかり使えており、走りのフォームは悪くない。
プレシャスブルー 54.0 【B】
函館W単走。馬なり⑤
ピッチ走法の馬。小回りは得意そう。四肢の可動域が狭めに見えるのはピッチ走法のため仕方ないが、それを豊富な脚の回転力で補えている。直線は馬なりでグングン伸びていた。活気は十分にキビキビとは動けているのだが、脚元の力感はなく、プラス評価を付けるまでには至らない。この評価とした。
ベストアプローチ 56.0 【A】
函館ダ単走。馬なり⑦
馬体をふっくら見せ重厚感十分。安定した好フォーム。直線でカチッと手前を替えると、四肢を大きく広げてダイナミックな走り。鞍上の軽い仕掛けに呼応する形で伸びに伸びた。四肢の可動域が広いため、前脚を遠くに投げだせ、強いトモの蹴りで滞空時間の長い走りが出来ている。1完歩がとても大きい走り。函館コース適正に疑問は残すも、追い切りからは過去最高の出来に思える。
マイネルファンロン 55.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑩
コーナー深く回り直線へ。顔が少し左(外側)を向き今一つ集中して走れていない。クビの可動域も狭く、クビと脚の連動性も悪い。前脚はしっかりと前に突き出し走れてはいるのだが…。
ミスマンマミーア 52.0 【B】
函館芝併せ。強め⑦
2頭併せの内。しっかりと追って外を走る相手に半馬身遅れと見栄えは良くないのだが、時計は優秀。クビの使い方に若干の課題は残すもハンデは魅力。評価は据え置いた。
ランフォザローゼス 55.0 【B】
函館芝併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの外。内は同レースに出走するレイエンダ。クビの角度が良く、重厚感ある好フォーム。直線クビ差遅れるも、G前仕掛けて数完歩でレイエンダと併入までもっていった辺りは地力を感じる。プラス評価まではつけられないが、マイナス評価とはならない。B評価ど真ん中の内容。
レイエンダ 57.0 【B】
函館芝併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。外は同レースに出走するランフォザローゼス。アタマの位置は少し高めも元々こういう馬。クビを上手に使って推進力は損ねていない。直線、馬なりのままスッとアタマ差前に出るも、仕掛けたランフォザローゼスに追いつかれ、最後は併入した。ランフォザローゼスとほぼ同等の内容で、同評価。
レイホーロマンス 51.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑦
アタマが高く、推進力を今一つ前にもっていけない走法は気になるもキビキビとは動けている。ただ脚元は非力。時計も平凡。追い切りからは評価しづらい。ハンデは魅力だが…。
レッドサイオン 54.0 【B-】
函館芝併せ。馬なり⑤
3頭の内。直線1馬身遅れの状態から、馬なりで並びかけるも、追う外、馬なりの中の馬にクビ差前に出られる。その後も差はさして詰まらず見栄えのしない内容。首筋に発汗も見られ、評価しづらい。