2020年7月16日(土)に函館競馬場で行われる『函館2歳S(G3)芝1200m』の最終追い切り評価となります。出走登録は15頭。水曜日の追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- ラジアントエンティ
カイザーノヴァ 54.0 【D】
函館W単走。キャンター⑤
連闘のためかキャンター調整。アタマは高めも大きなフットワークで弾むように走れている。脚はしっかりと上がり、滞空時間の長い走りができている。雰囲気ある馬で状態は悪くなさそう。
グレイトミッション 54.0 【B-】
函館芝単走。馬なり⑤
鞍上がところどころ促しながら駆けさせるも、馬はそれに呼応せず単調な走り。アタマは高く脚元も非力。そのため思ったように前に推進していかない。評価できない。
ディープエコロジー 54.0 【B+】
函館W併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。3馬身のほど前を走る馬を追走し、直線で追い付くと、そのまま3馬身以上突き放す好内容。ただ時計は遅く、ゴールに向かって減速するラップであったため、相手が走れていなかった可能性はある。とは言え、馬は前進気勢に溢れ、首でリズムを取りながら四肢をしっかり広げてダイナミックに走れていた。時計度外視で、動きだけで評価したくなる走り。プラス評価としたい。
ニシノエルサ 54.0 【B】
函館W併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。併せた相手を馬なりで2馬身突き放す好内容。アタマは高めもクビを使って推進力ある走りが出来ている。コーナーリングも上手く、直線での脚の回転力もあり、動きは悪くない。寧ろ良い方の部類に入るが、時計面で評価しづらく一つ評価を下げた。
フォドラ 54.0 【B】
函館W併せ。G前軽仕掛け⑩
2頭併せの外。コーナー深くめい一杯埒沿いを回り直線へ。この馬は右手前が少し苦手か…。直線で右手前に替わった直後の1完歩目がフワッとしスピードが落ちた点は見逃せない。割引き。その後の右手前の走りは、左手前時同様、低い姿勢で活気十分に動けていたものの、トモのパワーが物足りず推進力に欠ける内容。併せた内の相手とは併入した。
フォルセティ 54.0 【B】
函館芝併せ。馬なり⑦
3頭併せの中。外の相手とは並走し直線へ。内の相手はショートカットする形で入ってきて、直線では3頭、綺麗に並ぶ形での併せ馬。外の相手に勢いがあったが、簡単に抜かせるどころかアタマ半分前に出る。そのまま抜かせることなく伸び続けた。最後は3頭仲良く併入。線は細めも、筋肉はしっかりついており、身体全身を使って走れている。
ホーキーポーキー 54.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑧
鞍上が肩を叩き手前を替えさせようとする仕草。馬の脚元を何度も気にしていた。鞍上の中では、恐らく右手前で走っている感覚だったのだろう。映像で見ても、この馬は右手前が強い走り。逆を言えば、左前脚の脚力が弱い。そのため時計も出ず、走りに力強さも出ていない。アタマも高めで活気も不足。評価はできない。
モンファボリ 54.0 【B】
函館芝併せ。馬なり⑦
2頭併せの外。コーナーで手前を替えるタイミングが早過ぎる。コーナリングで不器用な面があるところを見せた点は割引。また小柄な馬なのだろう。馬体も小さく見える。揉まれる展開になると…と考えると危うさを感じる。とは言え、四肢の可動域は広く、終いのキレ味は素晴らしい。この馬の持ち味が活きる展開になれば…。追い切りからは、積極的に買いたいとは思わない。
ラヴケリー 54.0 【A】
函館W併せ。馬なり⑦
2頭の外。綺麗なコーナーリングで直線へ。直線で軽く促すと、一杯に追う相手を尻目に馬なりのまま2馬身突き放す好内容。コーナーリングが上手く首の角度も良い。四肢を大きく広げて、力強くも走れている。あまり文句を付けるところがないほど良い走りをしていた。高く評価したい。
リキサントライ 54.0 【D】
函館Wキャンター。
馬は鶴首気味。鞍上は掛からぬよう必死に抑える構え。そんなキャンター。
リメス 54.0 【B+】
函館芝併せ。馬なり⑧
3頭併せの内。相手の後ろから直線で内に出し、荒々しい走りながらも、並ぶ間もなく、アッという間に相手を突き放した。終始舌を出していたり、何度も頭を左右に振ったり、走りがヨレたり、前脚の出が悪かったりと、まだ未完成な部分がかなり多いも、素質を感じる走り。今後の成長は勿論楽しみだが、ここまでもあえてプラス評価としたい。時計も優秀。
リンゴアメ 54.0 【C】
函館ダ単走。馬なり⑦
アタマが高く推進力を大きく上に逃がす走りになっている点はかなり割引。直線半ばまで顔も真っ直ぐに向けれておらず、手前は終始右手前。評価できない。
ルーチェドーロ 54.0 【B+】
函館芝併せ。馬なり⑦
3頭併せの中。内はレディステディゴー。手前をコロコロ替えて本気で走っていないが、それでいてラスト1Fは11.6秒。強めに追うレディステディゴーに対して、馬なりのまま1馬身先着した。終始低い姿勢で、四肢の可動域も十分。活気もある。高く評価したい。
レディステディゴー 54.0 【B-】
函館芝併せ。G前強め④
3頭併せの内。中はルーチェドーロ。馬場の内目を通り、強めに追って、馬なりのルーチェドーロに1馬身遅れは評価しづらい。ルーチェドーロが素晴らしかったのだろう、この馬自身がラスト2Fで踏んだラップは24.9-11.8秒とかなり優秀。時計面ではかなり優秀だが、クビの可動域は狭く、アタマも高め。動きに柔らかさもなく、動きの質はあまり良くない。評価はマイナスとした。