本記事は、2023年9月24日(日)に阪神競馬場で行われる『神戸新聞杯(G2)芝2400m』の最終追い切り評価記事となります。
出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価です。
- ビキニボーイ
サヴォーナ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
ゆったりと走る馬でいかにも長い距離が合いそうな走り。残り150mで手前を替えて長く脚は使えているものの、上体が高く動きはやや緩慢。脚元の力感も比較下位。評価は割り引いた。
【1週前追い切り B-】
サスツルギ 56.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。相手のカゲに隠れて動きはほとんど見えなかったが、アタマが高く気負い気味。長距離は不安になる内容。直線で右手前に戻し相手の前に出る勝負根性はみせたものの、高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのゴールデンシロップです。
サトノグランツ 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ラチ沿いを1頭分空けて登坂。不器用で手前替えにおいてややバランスを崩すところがあるものの、総じてみるとクビをまっすぐ振れており、重心は体の中心。鞍上の肩を叩くアクションにしっかり反応し、綺麗な後傾ラップを踏めている。
【1週前追い切り C】
春からの成長は感じますが、1週前追い切りの内容が残念です。
シーズンリッチ 56.0 【A】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑦
角田大河騎手が騎乗。2頭併せの内。序盤はやや気負い気味だったが、この馬としてはマシな方。直線でも相手を威嚇していたが、角田大河騎手が上手になだめ、クビ差前に出たところで仕掛けると、ものの10完歩程度で一気に1馬身先着。この馬のギアチェンジ性能を鞍上とのコンビ込みで高く評価したい。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、古馬OPのサクセスシュート。この馬もかなり良い馬で近い将来重賞でも活躍するであろう馬。これを子ども扱いしているシーズンリッチの能力を高く評価したいと思います。
ショウナンバシット 56.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑦
M.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの外。内で懸命に追う相手を寄せ付けず、スッと抜け出し余裕綽々に半馬身先着。四肢の可動域は及第点も、首と脚との連動性は見事で、バランスの良いフットワーク。上腕三頭筋の発達もめざましくパワフルさも十分。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は、2歳1勝クラスのラケダイモーン(野路菊Sに出走予定)です。
スマートファントム 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
ラチ沿いを登坂し、全体時計51.9秒はまずまず。弾むようなフットワークで1馬身半先着と字面だけ見ると良いものの、残り250mあたりから早めに追われており、手前を替えることなくラスト1Fで0.4秒の失速。着地の力感も薄く、高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、新馬のクリノファンタジアです。
ナイトインロンドン 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑦
後肢の蹴りに特徴があり、とてものびやか。この蹴りに加えクビを上手に使うことでグイグイ前に推進する走りができている。チークピーシーズを付けているあたり、集中力を欠くところがあるのかも知れない。トビが大きく一見キレるタイプに映るが、長く脚を使うタイプだろう。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、障害OPのアランデル。この馬の長距離適正は魅力です。
ハーツコンチェルト 56.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑧
1週前にビッシリ追っており、最終追い切りは調整程度の内容だったが、前肢は高々とあがり終始キビキビとしたフットワーク。手前は替えなかったが、これは替える必要がなかったと見るのが妥当。クビの角度もよく肌艶も良好。状態はとてもよく映る。
【1週前追い切り A】
バールデュヴァン 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
序盤アタマが高かったのは鞍上が抑えていたため。行きたがる素振りを見せていた点は割引き。手前替えは上手だが、最後に手前を戻した点も割引き。脚元は俊敏で、終いにかけての迫力はあるものの、全体時計が遅くこの位は走れても良いレベル。高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前に50.7秒の早い時計を出していますが、ラスト1Fは0.7秒と大きく失速しています。映像もなくこの時計は鵜呑みにできません。
ファントムシーフ 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
良いときは四肢でしっかり地面を掴み、スムーズな四輪駆動のような走りをする馬。今回は序盤少しフワフワとしており地に足ついていなかった点は気になるところ。終いの迫力は十分でさすがの走りではあったが…。1週前に早い時計を出しており、最終追いは坂路で終い重点。まだ上がありそうなイメージ。状態は8割程度かも知れない。
【1週前追い切り 映像なし】
この状態で勝っても不思議ではない能力ある馬です。
マイネルラウレア 56.0 【C】
栗東坂路併せ。一杯。
植え込み側に進路を取り、ラチ側を走る相手の脚色を窺うも手応え劣勢。見かねた鞍上がビシビシと鞭を入れ追うも、馬はそれを嫌がりながら。結局届かずクビ差遅れ。時計は出ているものの、ムダなアクションが多く、馬は今一つ走る気になっていない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、2歳未勝利馬のタガノデュードです。1週前はCWで6Fを77.9秒の猛時計。映像もなく、ラップはかなりチグハグなもの。これだけで過大な評価はできません。
ロードデルレイ 56.0 【C】
栗東CW単走。G前軽く促す⑨
クビを使って前に前に推進する走りはできているものの、肩の可動域が狭くこじんまりとした走り。今の高速阪神馬場よりかは少し時計のかかる馬場の方が持ち味は活きそう。動きに魅力は感じない。
【1週前追い切り 映像なし】
中2週での臨戦で、今回は決して満足行く調整過程ではないでしょう。無傷の3連勝×中内田厩舎で人気しそうな点も気に入りません。
1週前の動きもチェックしておこう
今週開催のその他重賞レース
オールカマー(G2)
今週の新馬戦
2023年9月23日(土)
2023年9月24日(日)
来週のG1レースも先取りしておこう
スプリンターズステークス(G1)
1週前追い切り
準備中