本記事は、2023年8月6日(日)に新潟競馬場で行われる『レパードS(G3)ダ1800m』の最終追い切り評価記事となります。
出走馬15頭。追い切り動画で確認できた全馬について評価しています。
エクロジャイト 56.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑦
1週前はよく映らなかったが、最終追いで多少上昇。クビを使って活気十分にバランスの良い走り。ただ筋肉隆々の割に、トモの力強さが物足りない。評価は迷ったが据え置いた。
【1週前追い切り B-】
スタートダッシュの良い馬です。主導権を取りに行くでしょう。ただ、この馬にとってこの枠は好ましくありません。
オメガギネス 56.0 【B+】
美浦P併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。ポリトラック馬場で、手前替え流麗に、集中して爽やかな走り。外の相手を2馬身追走から余力十分に併入。プラスに評価したい。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、古馬1勝クラスのオメガキャプテンです。1週前も相手が来ると脚色を伸ばせていました。
クールミラボー 56.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑦
今村騎手が騎乗(レースは松山騎手)。聖奈騎手に扶助されての手前替え。肩の出も一息。それでもダート馬らしからぬギアチェンジ性能を見せ、外の相手の半馬身前にでる脚力はなかなか。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、同レースに出走予定のベンダバリラビアです。
クレメダンジュ 54.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。終い重点の内容。大きく動けているもののフワフワした走り。ギアが入ってからも着地の力感薄い。気持ちを見せることなく、併せた新馬と併入という内容。評価しづらい。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、新馬のラビットアイです。
ソッコータルマカ 56.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑤
序盤は何か走らされている感があったが、ラスト1Fから馬自らグッと頭を下げ加速。そこからの迫力はまずまず。鞍上も馬に呼応するカタチでしっかり追った。オマケは入るが据え置いた。
【1週前追い切り B-】
1週前は尻ステッキで脚を伸ばすも動きの連動性一息でしたが、この最終追いで多少上昇です。
ツウカイリアル 56.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり④
2頭併せの内。アタマが高かったのは鞍上が抑えていたため。外を回すも直線で内に切り替え相手の前に。相手が迫るも簡単に抜かせない勝負根性は見せたが一瞬。手前替えもできておらず評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬1勝クラスのセレッソデアモールです。追い切りからはマイナス評価としましたが、ダート馬らしい迫力ある馬体で、1週前の時計が優秀。不気味な一頭です。人気はなさそうでパドック良ければ、押さえても良さそうです。
パクスオトマニカ 56.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり⑦
田辺騎手が騎乗。重心を落し確り地面にアプローチ。コーナーリングも上手で新潟のタイトなコーナーもこなしくてくれそう。前肢の回転が美しく、脚元俊敏。長く脚を使って併せた外の相手に半馬身先着。時計は出していないが動きは上質。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は、古馬1勝クラスのリングストゥワイスです。この馬の能力をどう評価するかですが、ダート適正はさておき2勝クラスは突破できる能力は備えているという見立てです。
ハッスルダンク 56.0 【C】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
杉原騎手が騎乗。2頭併せの内。左回りのコーナーで逆手前となっていた点は割引き。直線でも逆手前となり併せた内外の相手に遅れを取る内容。脚元も非力。評価できない。
ベンダバリラビア 56.0 【B+】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑨
1週前とは逆。大きく先行させ相手が来るのを待つ内容。相手が近づいてから追い出しを開始するも、相手のキレ味に屈し半馬身遅れ。ただ1週前含め、動きの質ではこちらの方が上。体をふっくら見せバランスの良い走りができている。パワフルさも十分で良い雰囲気。【B】が妥当かもだが、明示的にプラスにしてみたい。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は、同レースに出走するクールミラボーです。この馬は砂を被るのとダメかもですが、先手を取れるようなら面白いと思います。
マオノアラシ 56.0 【C】
美浦P併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの内。ポリトラック馬場で素軽いフットワークも、動きの伸びやかさは一息。余力ない走りで、遠慮気味に走ってくれた外の相手に何とか先着。ゴール後は前に出られていた。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、3歳未勝利のスタンプブックです。
マテンロウガイ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
鞍上からのステッキを嫌がる素振りを見せ、アタマを振り集中力一息。ステッキが入ると脚色は強めるも、最後に手前を戻す走り。評価できない。
【1週前追い切り B-】
1週前は強めに追って好時計も、ギアの入りが悪く、外の3歳未勝利馬に半馬身遅れです。
ミスティックロア 56.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
左後肢が外を回っているも体幹はしっかり。アタマを体の中心に置き、真一文字に坂路を登坂した。脚元の弾力性も十分。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
スタートに課題のある馬で、ここでの一番人気は少し不安ですが動きの質は上質。将来性は十分です。この馬はいかに気分良く走らせるかでしょう。
ライオットガール 54.0 【B-】
栗東坂路単走。ほぼ馬なり。
ピッチ走法法でキビキビとしたフットワーク。ラスト1Fを切ってから手前を替えて加速ラップを維持する内容。ダート馬らしくキレる脚はない。横並びで見ても魅力薄。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
唯一3勝クラスを走った馬ですが、前走はハンデ戦で51㎏。走破時計も評価できるものではありません。
リバートゥルー 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。カチッと手前を替えバランスの良い好フォーム。時計は出していないものの好気配。もう少し動きに伸びやかさがあると良いのだが…。評価はオマケして据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬1勝クラスのワンダフルヘヴンです。
ルクスフロンティア 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
舌を出しながらも脚元俊敏に迫力ある動き。余力も十分で残り30m辺りで綺麗に手前を替え真っ直ぐに登坂。後肢でしっかり地面を蹴れている。1週前にも綺麗な加速ラップが踏めており、状態良く映る。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
前々走の東京ダ2100mで叩き出した2:10.3秒は、稍重馬場であることを考慮しても優秀な時計です。ここでアタマ差に敗れたクールミラボーとのオッズ差を考えても妙味は十分です。