本記事は、2023年8月6日(日)に札幌競馬場で行われる『エルムS(G3)ダ1700m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- シルトプレ
アシャカトブ 57.0 【B-】
函館W併せ。馬なり⑨
丹内騎手が騎乗。2頭併せの外。内に1馬身半先行した状態から直線で相手に交わされ半馬身遅れという内容。終いは脚が上がっていた。評価できない。
併せた相手は、新馬のウインマクシマムです。
オーソリティ 58.0 【B】
函館W併せ。G前軽く促す⑧
かなり掛かっている状態の中、輪をかけての強引な手前を替え。さすがにアタマを上げて嫌がっていた。折り合いに苦労しない馬が珍しい光景。一方で下半身はパワフルで可動域も十分。外の相手に何もさせることなく4馬身先着。1週前の動きもよく評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬2勝クラスのメイショウミズモです。どの位の人気になるか読みづらいですが、パドック良ければ押さえても良いかも知れません。
カフジオクタゴン 58.0 【B】
函館W併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの内。序盤はこの馬らしいバランスの良い美しいフットワーク。直線でも綺麗に手前を替えていたが、そこからの伸びが案外。終いにかけて迫力が減退していったのが残念なところ。併せた相手に2馬身先着とは言え、高い評価は与えづらい。
併せた相手は、古馬2勝クラスのレディベル。多くの馬が同斤か減量で走れる中、この馬だけが1㎏増です。
セキフウ 57.0 【B-】
札幌ダ併せ。馬なり⑧
武幸四郎調教師が騎乗。2頭併せの外。いつも素晴らしい動きを披露してくれる馬だが、今回は何かスカッとしない。首筋に発汗が見られ、鞍上に扶助されての手前替え。口から泡を吹き、最後に手前を戻してた。評価は割り引いた。
パドックではいつも良く見せてくれる馬です。
タイセイサムソン 57.0 【A】
札幌ダ単走。馬なり⑥
時計は出していないも、体全体を連動性させ躍動感溢れるフットワーク。繋ぎの返りも綺麗でスナップの効いた走り。股下僅かな発汗は見られたが、気にする必要がないレベル。文句なし。
1週前も前後のバランス良く爽快なフットワーク。状態がとてもよく映る一頭です。
ファルコニア 58.0 【B+】
札幌ダ単走。馬なり⑦
吉田隼騎手が騎乗。体をふっくら見せ、軽快で爽やかなフットワーク。いつも顎を上げ気味に走る馬だが、今回は顎を引いて好フォームで走れている。一変があってもおかしくない。
週末の札幌は雨予報。まだダート2戦目で泥を被りながらの走りは好ましくなさそうです。外枠なら面白いかも知れません。
ペイシャエス 59.0 【B-】
札幌ダ単走。馬なり⑥
手前替えのタイミングが遅く、10完歩も満たない内に右手前に戻してしまう。いつも坂路主体で調整されるが、美浦南Wと札幌ダートコースでの調整。この変化がプラスに働いているようには思えない。
1週前もギアの入りが悪かったです。
ペプチドナイル 57.0 【B】
札幌ダ単走。馬なり⑧
1週前にしっかりとした負荷をかけ、最終追いは軽めの内容。走りにやや力みが見られ、左手前を決めきれず走りづらそうにしていた点は気になるも、前肢でしっかり地面を叩く力強いフットワーク。迫力は十分。
前走マリーンSの勝ち時計1:43.0秒は優秀。前に行ける脚質も大きな強みです。ただ今週の札幌は雨。重・不良が想定され、グンと早くなる時計に対応できるかがカギになりそう。【B】の中では最上位です。
ベレヌス 57.0 【B-】
函館W単走。終始促す⑦
いつもよく見える馬だが、今回はあまりよく見えない。顎が上り、鞍上に促されてからの反応も一息。体も太く映る。
最終追いだけなら【C】ですが、1週前のラスト1F 10.8秒は迫力十分。前に行ける脚質も魅力で一つ評価を上げました。
ルコルセール 57.0 【B】
函館ダ併せ。馬なり⑤
ピッチ走法の馬で四肢の可動域は決して広くないものの四肢の回転力は十分。終始キビキビとしたフットワークで、最後まで脚色に衰えは見られない。併せた相手には半馬身先着も、ゴール後は大きく突き放していた。
併せた相手は、新馬のドゥレイクパセージです。【B】の中では上位です。
ロードブレス 57.0 【C】
函館W単走。馬なり⑧
3ヶ月半ぶりも強い負荷はかけておらず函館のウッドコースで軽く流しただけ。動きに溌剌としたものがなく着地も非力。評価できない。
既に7歳の牝馬。年齢的な衰えがあるかも知れません。
ロッシュローブ 58.0 【B+】
函館W単走。馬なり⑦
北村友騎手が騎乗。軽めの内容ではあったが、クビを上手に使えており気分良さそうにリラックスした走り。1週前にしっかり追われており綺麗に仕上がった印象。プラスに評価してみたい。
この馬の重・不良馬場での実績も魅力です。
ワールドタキオン 57.0 【B-】
札幌ダ単走。馬なり⑥
斎藤新騎手が騎乗。鞍上が肩を2度ほど叩き反応を促すも、それにはまったく反応を見せてなかった点は割引き。軽めの内容だったとは言え、動きはややこじんまり。高くは評価しづらい。
1週前はしっかり追うも、控えめに走るミスヨコハマ(古馬2勝クラス)に遅れをとる内容です。