本記事は、2023年6月10日に行われる新馬戦の追い切り評価となります。
12:15 函館5R 芝1000m
出走馬11頭中、7頭の追い切り動画がありました。
A評価馬
11.ヤプシがクビの角度良くバランスの良いフットワーク。集中力も高く時計も優秀。動きに迫力がありカッコ良い走りです。高く評価します。
B+評価馬
8.スカイキャンバスは豪雨の中での芝追い。ずっしりとしたフットワークで、スリッピーな馬場をまったく気にすることなく、前肢を前に投げ出し大きく動けています。手前替えも鋭く後肢パワフル。プラス評価です。7.ドランクマンが直線でカチッと手前を替えしっかりとしたギアチェンジを見せる内容。馬体もふっくら見せ、古馬1勝クラスと併入。比較上位です。
その他注目馬
1.マルジェラは、1週前に美浦南Wで一杯に追われ、函館ウッドコースでの最終追いは軽めの内容です。低い姿勢でのびやかに動けています。
12:25 阪神5R 芝1600m
出走馬8頭中、全馬の追い切り動画がありました。良く見えた馬だけコメントします。
A評価馬
1.ボイラーメーカーは馬格があり雄大なフットワーク。前肢を高々と上げラクラクと51.2-12.3を計時。ラチ沿いを馬なりで走ったことを考えると優秀な時計です。とても雰囲気がある馬で重賞戦線で十分通用する器に思えます。3.ナムラエイハブが脚長のスラッとした馬体で、アタマを低く保つカッコ良い前傾フォーム。手前替えは流麗で走りがとてもリズミカルです。時計とラップも素晴らしく、余力十分に相手に1馬身先着しました。少しインフレ気味の評価ですが、この馬も十分【A】評価です。
B+評価馬
10.フェンダーに団野騎手が騎乗し、栗東CWで3頭併せの真ん中。外は古馬3勝クラスのアルサトワです。追い切りで動くこの相手に勝負根性を見せクビ差先着。アルサトワは遠慮気味に走っていたとは言え十分の内容です。
その他注目馬
4.モアリジットは松山騎手を背に栗東CWで3頭併せの外。低い姿勢を保ち、この馬なりに大きなストライドで走れていますが、動きにもう少し俊敏性が欲しいところです。将来的には良くなりそうですが、まだ体が重く映ることもあり、ここでの評価は据え置きました。5.エスカルチャは、右手前を長く引っ張る走りで、外の3歳未勝利馬と併入です。推進力はややモノ足りませんが、脚元のパワフルさは評価できます。
12:35 東京5R 芝1600m
出走馬12頭中、6頭の追い切り動画がありました。良く見えた馬だけコメントします。
A評価馬
6.エリカエスティームが序盤から余力十分の走り。鞍上は走らせすぎないよう手綱を絞っていたためギクシャクした動きになっていましたが、この馬の才能を隠しきれていません。肩の可動域は十分で、良馬であることが十分伝わって来きます。人気でも高評価です。
その他注目馬
B+評価に該当する馬はいませんでした。B評価とした2頭について、気になった順にコメントします。
8.ゴンバデカーブースは、1週前に仕上げており、最終追いは意図的に手控え見栄えしない内容。鞍上が終始手綱を絞り動きが窮屈です。内の2頭に遅れをとりましたが、1週前に評判馬のダノンエアズロックと併せて好時計。この時計は十分に水準を超えるもの。仕方なく据え置きました。
1.ユニヴェールは、大野騎手を背に美浦南Wで古馬3勝クラスのホウオウリアリティとの併せ馬。脚力はまだ物足りませんが、バランスの良い走りを評価します。