2023年3月26日(日)に中山競馬場で行われる『マーチS(G3)ダ1800m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- カテドラル
追い切り短評
A評価
もっとも良く見えたのは、キタノヴィジョンです。直線でカチッと左手前に替わってからの加速性能が素晴らしく、スピード感十分。後肢の蹴りが強く、前肢でもしっかり地面を捉えて走れています。
B+評価
ウィリアムバローズは、1週前にCWで早い時計を出し、最終追いは坂路で終い重点。コースと坂路併用で仕上げに隙がありません。最終追いの坂路では、タイミング良く手前を替え、クビを前に突き出す好フォーム。最後まで集中してパワフルに走れています。ハンデは0.5㎏見込まれた感はありますが、この状態なら難なくこなしてくれそうです。【A】評価でも良い馬ですが、人気が想定される馬。明示的にこの評価としています。ハヤブサナンデクンも、コースと坂路の併用仕上げに好感が持てる一頭です。右手前一本で走っていたあたり、また上昇途上かも知れませんが、エレガントで爽やかな走りはここに入っても上位です。
B評価
【B】評価は7頭につけましたが、この中に妙味ある馬がいるかも知れません。拾い逃さぬようパドックは要注意です。
とは言え、【B】の中では、ハピが最上位です。終い僅かに失速してしいましたが、弾むようなフットワークは相変わらずで、集中して纏まりある動きです。次点はサンライズホープでしょうか。栗東坂路でラチ沿いを走る相手(3歳1勝クラスのサンライズフォルス)との併せ馬。ラスト1Fで手前を替えると、勝負根性を見せ併入です。手応えはやや相手に見劣りましたが、前を追走してのもので、この馬自身が刻んだラップは十分評価できます。
穴っぽいところでは、ダノンスプレンダーが面白いかも知れません。1週前に高松宮記念に出走するアグリとめい一杯に併せて、最終追いは同じ栗東坂路でサラリ。ラスト1Fで綺麗に手前を替えて、植え込み側をまっすぐ堂々と走る姿は目をひきます。ヴァルツァーシャルは、美浦南Wでの併せ馬。菅原明騎手が手綱を短く持ち抑えきれない手応え。直線では馬なりで、併せた古馬2勝クラスにラクラクとクビ差先着です。ダノンファラオは、追って追ってアタマ差遅れも、これは前を追走してのもの。時計は上々で最後まで活気は十分です。カフジオクタゴンが重厚感たっぷりの走り。動きの俊敏さはモノ足りませんが、ラスト1Fでしっかり手前を替え、綺麗な加速ラップを維持できた点は評価できます。
最後にプリティーチャンス。直線なかばで右手前に戻しましたが、スムーズでスピードのロスはほとんどありません。ただ疲れとも取れる戻しで最後は僅かに失速。とは言え、走りは軽やか。何か気になる一頭で、評価は据え置きました。
追い切り評価
馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|
ヴァルツァーシャル | 牡4 | 56.0 | B |
ウィリアムバローズ | 牡5 | 57.5 | B+ |
カテドラル | 牡7 | 56.5 | - |
カフジオクタゴン | 牡4 | 57.0 | B |
キタノヴィジョン | 牡6 | 57.0 | A |
ケンシンコウ | 牡6 | 56.0 | B- |
ゲンパチルシファー | 牡7 | 56.0 | B- |
サンライズホープ | 牡6 | 59.0 | B |
ダノンスプレンダー | 牡7 | 57.5 | B |
ダノンファラオ | 牡6 | 58.0 | B |
デルマルーブル | 牡7 | 56.0 | B- |
ハピ | 牡4 | 58.5 | B |
ハヤブサナンデクン | 牡7 | 57.0 | B+ |
プリティーチャンス | 牝6 | 55.5 | B |
ホウオウルバン | 牡5 | 57.0 | B- |
ロードヴァレンチ | セ4 | 55.0 | B- |