2023年2月5日(日)に中京競馬場で行われる『きさらぎ賞(G3)芝2000m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は8頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
オープンファイア 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑦
ムルザバエフ騎手が騎乗。2頭併せの内。促す相手に対して、最後まで馬なりでびっしり馬体を並べて抜きつ抜かれつの併せ馬。鞍上は体の重心移動だけで馬を鼓舞して、最後は僅かに前に出るも、追い付かれ気味に併入。相手が相手だったとは言え、推進力が前に向きらない走り。評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬OP馬のヒンドゥタイムズです。
クールミラボー 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前軽く促す⑩
和田騎手が騎乗。2頭併せの内。コーナーの一番深いところを回って来る。右手前を長くひっぱり肩の出一息も、しっかり地面を蹴れており、スピード感は十分。聖奈騎手が騎乗し、追っていた内の相手を寄せ付けず半馬身先着した脚力には一定の評価を下したい。
併せた相手は、3歳未勝利馬のスマートアイです。最低人気かも知れませんが侮れない一頭です。
シェイクユアハート 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ側を走る相手に対して、植え込み側に入ってくる。右前肢だけが外を向いているものの、まっすぐには走れている。ただ最後は肩ステッキが1発入り、何とか失速を防ぐという内容。併せた相手の鞍上も「どうした?」とばかりに振り返っていた。評価しづらい。
トーセントラム 56.0 【A】
美浦南W単走。馬なり⑧
中井騎手が騎乗(レースは斎藤新騎手)。コーナーリングはややぎこちなかったものの、直線を向くとグンと加速。四肢の回転スムーズな美しいフォームで、前肢で力強く地面をたたき、クビを上手に使って推進力ある走りができている。高く評価したい。
既に11戦している馬で、中1週ですが、体をふっくら見せ元気一杯です。大腿筋膜張筋の発達も目を引きます。これだけ使われながらもジワジワ馬体重を増やしてきている点も好感が持てます。
ノーブルライジング 56.0 【C】
栗東坂路併せ。G前軽く促す。
ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し坂路に入ってくる。左前肢の使い方が一息。アタマを位置が徐々に右前肢の方に寄っていった点は割引き。併せた相手にも差を広げられるカタチとなり、最後は少し走る気を削られていたか。2馬身遅れ。評価できない。
併せた相手は、3歳未勝利馬のアグネスシュウです。
フリームファクシ 56.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑥
川田騎手が騎乗。1週前に坂路でびっしり追われており、当週は折り合いに専念する内容。力むところがある馬で、この最終追い切り内容は好感が持てる。時折りフワフワとする完歩が多く見られ、走りはまだ荒削りも、浮遊感たっぷりの雰囲気あるフットワークをする馬。
新馬戦の追い切りでも【A】評価とした馬です。無難に行くなら、この馬からなのでしょうが、人気しそうです。
レミージュ 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
1週前に荻野極騎手が騎乗し、追うラスハンメル(3歳1勝クラス)を相手に、馬なりのままクビ差先着。クビを前に突き出し高い集中力。最終追い切りは、全体時計57.1秒と軽い運動程度の内容。線が細く映り、馬体重をこれ以上減らしたくないのかも知れない。攻め過程が少しモノ足りない。評価は割引いた。
2週続けて右手前一本の走り。初の左回りですが、右手前に勝る走りで舞台適正は悪くないかも知れません。紅一点。頑張って欲しいです。
ロゼル 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑤
2頭併せの内。不器用にコーナーを回って来る。左回りのコーナリングはあまり上手くない。前を2馬身追走から直線で並んで、先に仕掛けて抜け出しを図るも、後から仕掛けた相手に追いつかれ併入。抜け出してからの伸びがモノ足りない。評価は割引いた。
併せた相手は、3歳未勝利馬のナムラレオです。