2022年12月24日(土)に阪神競馬場で行われる『阪神C(G2)芝1400m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- カイザーミノル
- ダイメイフジ
- トリプルエース
映像はありませんでしたが、カイザーミノルは1週前にCWで好時計。馬なりでOP馬ヒルノダカールに先着しており状態が良いかも知れません。最内枠を引き要注意です。トリプルエースも1週前の坂路時計が良く不気味な一頭です。
エントシャイデン 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑧
2頭併せの内。外の相手に見劣る内容。序盤は良い走りをしていたものの、直線でなかなか手前が変わらず勢い削ぐ走りになってしまった点が勿体ない。2週前からは上昇しており、評価は迷ったが割引いた。
左手前の走りに不安を覚える内容です。
オパールシャルム 55.0 【C】
美浦坂路単走。馬なり。
まっすぐ走らせることを意図した軽めの内容。意図どおりまっすぐには走れていたが、動きに覇気なく時計も平凡。評価できない。
1週前時計も平凡です。ここに対する意欲感じない攻め過程で惹かれません。
キングオブコージ 57.0 【C】
栗東坂路併せ。G前気合い付ける。
左手前への手前変換を嫌がりアタマを上げる仕草。その後は相手の方に顔を向け、相手に合わせるような走り。最後にステッキ入れられ、それを咎められるも、伸びることなく半馬身遅れ。評価できない。
併せた相手は、古馬2勝クラスのアルトシュタットです。
グレナディアガーズ 57.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
C.デムーロ騎手が騎乗。左手前時に左後肢を大きく外から回している点は大幅に割引。馬もその走りに違和感を覚え、すぐ右手前に戻していた。バラバラとした走りで、以前の方が動きに纏まりがある。一方で、活気十分に最後までしっかりとした伸び。マイナス評価が妥当だが、相対評価で据え置いた。
1週前もCWで好時計。この最終追いは坂路終い重点で確りとした加速がラップが踏めています。時計だけ見ると高く評価してしまいたくなる一頭です。
ダイアトニック 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
12/18の日曜日に坂路で少し早めの時計を出しており、実質はこれが本追い切り。引退が発表されている中、映像が残る水曜日を避けてのものか。とても軽い内容ではあったが、一世を風靡したフォームの美しさはある。
調整過程は軽く、能力だけでどこまで通用するかでしょう。IN付きが得意な岩田康騎手ですが、オーナーの意を汲み、ここではムリはさせないでしょう。
トゥラヴェスーラ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
入りをゆったりはいり、終いだけ脚を伸ばす内容。加速ラップは踏んだものの、動きに迫力がない。アタマの位置も悪く、最後に手前も戻していた。評価しづらい。
バスラットレオン 57.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
この馬らしい重心の低いキビキビとしたフットワーク。海外での経験を経て少し大人になったか。程よく力みが取れ、以前ほどのトゲトゲしさが取れている。最後は僅かに脚色落としたのは、相手を早々に突き放してしまったため。地面をしっかり踏んで走れている。評価は据え置いた。
初の1400mを考えると、もう少し迫力が欲しいところですが、川田騎手です。しっかりポジションはとってくれそうです。
プルパレイ 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
前肢を放り投げるようなフットワークは健在も、後肢の力感に欠ける走り。途中で右手前に戻してからは、更に動きが悪くなり0.4秒の失速。併せた相手にも僅かに遅れた。前走はよく見えたが、今回は一息。
併せた相手は、古馬2勝クラスのベルクレスタです。
ミッキーブリランテ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
元々ズブいところがあり、時計面で追い切り栄えしない馬だが、体幹しっかりに安定したフォームで走る馬。今回は手前替えを何度も拒み、最後は持ち前のフォームも乱れていた。最後は、遠慮気味に走る相手に交わされてしまった。
併せた相手は、古馬2勝クラスのエンジェルシリカです。
メイショウチタン 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを弾むようなフットワークで登坂。残念だったのは終い勢いが削がれた点。ただ、手前替えに流麗さがあり脚元の捌き柔らか。上昇途上かもだが、悪くはない。
パドック気配に注意したい一頭です。
ライトオンキュー 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
古川吉騎手が騎乗。手前を替えることなくゴールに向かってグングン加速。全体時計は遅く、この馬にとって、この加速ラップは造作も無いことなのだろう。7歳にして元気一杯。ピッチ走法でキビキビと走れている。
坂さえ問題なければ面白そうです。
ラウダシオン 57.0 【B】
栗東CW単走。G前一杯⑧
めい一杯走らせ強い負荷をかける内容。通ったコースを考えると全体時計は優秀。最後は脚があがりながらも、最後まで集中力を切らさず駆けた。序盤のスピード感はまずまず。評価は据え置いた。
テンから飛ばして逃げる事を示唆する内容とも取れます。この一追いで馬が変わっている可能性があり、パドック気配に注意が必要な一頭です。
ルチェカリーナ 55.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
早々に左手前に替えたがっており走る気満々。手前替えがしっくりこず、暫くは少しギクシャクした走りになっていたが、ラスト1Fからは弾力性十分の走り。少し体重の重そうな助手さんを背に、軽々とまっすぐに駆けた。毛艶も良好で好調だろう。高く評価したい。
映像はありませんでしたが、1週前もCWで古馬1勝クラスを馬なりで圧倒した形跡あり。M.デムーロ騎手の乗り替わりも心強く、オッズ妙味もありそうです。
ルプリュフォール 57.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑤
早い全体時計。ラストは少し脚があがっていたが、しっかりとした負荷をかけようという明確な意図を感じる内容は好感が持てる。ただ、少し上体は高め。もう少しクビと前肢に伸びやかさが出てくると良いのだが…。少しオマケは入るが評価は据え置いた。
ロータスランド 55.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
表記は単走も実質は併せ馬のようなカタチ。前の馬を避け、ラチ沿いに進路を取ると、一気に抜き去り3馬身近く先着した。相変わらず美しいフォームで、毛艶良くキビキビ。好調だろう。ラスト1F僅かに失速した分だけを割り引くも、高く評価したい。
この割引きは重箱の隅をつつくようなものです。1週前はCWで古馬3勝クラスに先着しており好調でしょう。ただ、1週前のCW、当週の坂路ともに、この馬にしては全体時計が少し手控めです。大人になったと捉えたいと思います。