追い切り評価の結果はいかに?
jamie、今週はこの猛暑の中、出かけてたみたいやな。結果はどうやった?
出走馬18頭のうち、4頭に高評価を付けたよ。今回は期せずして人気馬ばかりがよく見えたよ。
勝ったサトノアーサーにも1週前追い切りで高評価付けてたしね。
うん、blogコンセプト ~調教から輝き放つ穴馬を炙り出す~ が全くできなかったね。でもこういう時もあるので仕方ない。スタイル崩さず行きたいね。
こういう時って馬券の買い方難しいよね~
人気馬どうしの組み合わせだと旨味を出すのが難しいよね。私は単勝1点で行ったよ!
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | サトノアーサー | B | 4 |
2 | トロワゼトワル | B | 8 |
3 | アンドラステ | B+ | 1 |
4 | ミッキーブリランテ | B- | 9 |
5 | ミラアイトーン | B | 10 |
6 | エントシャイデン | B- | 6 |
7 | グルーヴィット | A | 3 |
8 | メイショウグロッケ | ー | 11 |
9 | アストラエンブレム | C | 7 |
10 | プロディガルサン | ー | 13 |
11 | ジャンダルム | B | 14 |
12 | メイケイダイハード | B | 12 |
13 | ペプチドバンブー | ー | 17 |
14 | ハーレムライン | B- | 10 |
15 | プリモシーン | B+ | 2 |
16 | ドーヴァー | B- | 15 |
17 | ブラックムーン | B- | 18 |
18 | クリノガウディー | B+ | 5 |
レース回顧
勝ち時計1:33.1秒は、過去10年で最も遅い時計。前半800mが46.3秒、後半800mが46.8秒とやや前傾ラップのミドルペース。1000m通過は57.8秒はこのレースにしては標準的か。このペースを作ったのは、トロワゼトワル(三浦皇)。
逃げたトロワゼトワルが2着。直線最後方にいたサトノアーサーが1着という結果。先行勢はトロワゼトワルのスピードについて行ける能力をもった馬がおらず、後方勢はサトノアーサーの能力が一枚抜けていたと素直に見るのが妥当か。ただ毎年上がり3Fが32秒台を叩き出す馬が出るこのレースにおいて、今回の上り最速馬は勝ったサトノアーサーの33.7秒。映像からもスピード感はなく、レースレベルはそれほど高くなかったと考える。
このレースは、逃げ馬とそれを取り巻く先行馬たちによって、レース展開が毎年異なっているのが面白い。筆者は普段この辺りを気にすることがあまりないのだが、この見極めの精度を高めることで、馬券的中に近づく気がしなくもない。調教から言えることは、やはりフットワークの大きな馬の方が好走確率は高いと考える。
1着 サトノアーサーについて
スタートで出遅れ後方から。結果的にはこれが良かったか。戸崎騎手はインに入りコースロスを最小限に。直線は進路探しながら馬場の真ん中に出し、大外までは出さず少し前を走るプロディガルサンの後ろに進路を求めた。
この馬はラッキーだった。
プロディガルサンが左に少し斜行し、一番良いタイミングでこの馬の前にポッカリと進路ができた。残り400mは真っ直ぐにしっかり追えて、上り最速の33.7秒での勝利。
最後方からのゴボウ抜きという言葉は派手に聞こえるが、最後はみなバテバテ。この馬自身も残り50mあたりで脚があがっており、最後はそれまでに付いたスピードの惰性で何とか交わしたという内容での勝利であった。
サトノアーサーの走りにキレ味はなく、上りの早い決着には不向きな印象。今後も上りがかかりそうな展開・舞台で評価してみたい。
2着 トロワゼトワルについて
大外枠からスタートを決めると、ミラアイトーンとの先行争いを制してハナに立つ。2番手のミラアイトーンに、1馬身差を付けた状態で3角のターンへ。4角の残り800mからジワッと加速すると、直線の残り600m時点で後続との差は3馬身。ここから上り3F 35.5秒の脚で2着に粘りきった。トロワゼトワルを追いかけた先行勢が総じてだらしがなく、この馬に並びかけることができた馬は1頭もいなかった。この展開をよんで、この馬を本命にできる人は競馬が上手な人だとは思う。
3着 アンドラステについて
終始中段のインを回り、直線に向けて脚を溜める。ほとんどのレースで上り1、2位の脚を使ってきた馬ではあるが、今回のレースは、コースロスなく回って弾けずの3着。上り3F時計は4位の34.7秒であった。今回の新潟コースは開催も進み、荒れた箇所も多く重そうな芝。この馬はこれまでも不良馬場や稍重馬場で上り最速を出してきた馬だが、今回はトロワゼトワルの刻んだ少しペースが速かっただろうか。追走で脚を使い、終いの脚を封じ込められる形となってしまった。
1、2着馬とは少し能力差は感じる内容で、今後の重賞戦線においても、この馬が活躍していくのは難しそうにも思える内容であった。どのようなレース選択をしていくのか。中内田厩舎の手腕にも注目してみたい。