《2022》スプリングステークス【最終追い切り】調教評価

スプリングS 追い切り 調教 評価
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2022年3月20日(日)に中山競馬場で行われる『スプリングS(G2)芝1800m』の最終追い切り評価となります。

出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

アサヒ        56.0 【B】

美浦南W単走。馬なり⑧

この馬らしいクビを前に突き出し、沈み込むようなフットワーク。ただ脚元の力感は薄く、前走共同通信杯の時の追い切りの方が数段上。フォームは安定しており決して悪くはないため、評価は据え置くも、この馬からすると状態はマイナスよりではないだろうか。高い評価は与えづらい。

jamie

1週前追い切りの動きも、今一つ地面を踏んで走れていない感じに映りました。

アライバル      56.0 【B-】

美浦南W併せ。G前仕掛け⑥

2頭併せの内。外はファルコンSに出走予定のニシノレバンテ。これを1馬身追走し直線に入ってくる。手前替えのタイミングが合わず煩い仕草を見せた点は割引き。クビの動きも硬く推進力を欠く走り。外からニシノレバンテが豪快に迫ってくると、軽く仕掛けて何とか併入という内容。評価しづらい。

jamie

1週前追い切りも美浦南Wで併せ馬。コーナーを逆手前で侵入。右回りのコーナーリングは上手くない。前脚を高々と上げる豪快なフットワークではあったが、ここでも今一つ走りの力感に欠ける内容でした。

エンギダルマ     56.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり⑥

丸山騎手が騎乗。3頭併せの内。外を2馬身、中を1馬身追走しながらコーナーを回ってくる。鞍上がいつ手前を替えたか気づかないほどに手前替えスムーズ。直線半ばで右手前に戻した点は割引きも、クビの角度よく、力むことなく気分良さそうに走れている。評価は据え置いた。

jamie

1週前追い切りも美浦南Wでの併せ馬。ここでも手前を綺麗に替えて、相手よりワンテンポ遅らせた仕掛けでゴール前スッと1馬身先着した動きは好印象でした。人気を考えると気になる1頭です。

アルナシーム     56.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑥

2週続けて福永騎手が騎乗。2週とも単走追いで、軽めの内容。ただ走りの質は上々。前捌き柔らかく、後肢でしっかり地面を掴んで走れている。クビの角度良くトモもふっくら。弾力性十分で、いかにもキレるという走り。「気性面を重視する」という明確な意図を感じる調整内容だが、追い切りとしては軽過ぎる点は否めない。評価は据え置いた。

jamie

気難しい一面を出さないように考慮しての調整メニューなのだろう。ここで権利を取らなければ、賞金的にクラシック出走が難しいのだが。陣営はこの馬の能力を信じているのでしょう。

オウケンボルト    56.0 【B-】

美浦坂路単走。G前仕掛け。

ピッチ気味に走る馬で見た目の派手さはないものの、少し重たそうな助手さんに鼓舞され、ラチ沿いの相手を2馬身突き放す好内容。キビキビと走りで悪くないものの、この馬自身はラスト1Fで0.6秒の失速。しっかり攻めてきた内容には好感が持てるも少し足りない。評価は割引いた。

グランドライン    56.0 【A】

美浦南W併せ。馬なり⑥

三浦騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走。大きなフットワークでありながら右回りのコーナーリングが極めてスムーズ。直線向いて綺麗に手前を替えると、前肢を大きく前に投げ出し後駆の可動滑らかに身体全身を使った走り。四肢の可動域が広く、クビの角度も良い。追う外の相手を相手にせず、ラクラクと1馬身半突き放して先着。文句のない内容。高く評価したい。

jamie

併せた相手は古馬3勝クラスのウッシュバテソーロです。

サトノヘリオス    56.0 【B-】

栗東CW単走。馬なり⑩

コーナーの一番深いところを回ったことを考えると時計はかなり優秀。能力の高さを伺い知ることができる。ただ走りは肩の出が悪く伸びやかさ欠く動き。毛艶はよく映るも、少し力んだような走り。手前を替えることなく、右手前一本で走った点も割引き。リラックスして伸びやかに動くことができれば、凄い馬になりそうなのだが…。評価は割引いた。

jamie

1週前も良い走りではありませんでした。能力はさておき状態一息という見立てです。

サノラキ       56.0 【B-】

美浦南W併せ。G前軽仕掛け。

2頭併せの内。外を半馬身追走。馬体をびっしり並べて直線に入ってくる。直線は追う相手を尻目に馬なりで前に出てゴール前軽く仕掛けて1馬身先着という好内容。とは言え、これは相手が弱かった。この馬自身、手前替えが遅く、前肢の伸びやかさがなくちょこまかとした走り。相対的にみるとこの評価となる。

ソリタリオ      56.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

横山武騎手が騎乗。手間替えのスムーズさを欠き、僅かとは言え右にヨレた点は割引き。アタマを低い位置に保ち弾力性あるフットワークで、馬なりのままゴールに向かってグングンと加速。ラスト2F時計24.4秒でラスト1Fだけで1.0秒も加速。左手前時、両前肢を同時に前に投げ出すようような走り。最後に右手前に戻したことから、この馬は右手前の方が得意なのかも知れない。ほとんど【A】に近い内容ではあるのだが、2週続けて坂路で単走追い。コース追いがなく、併せ馬を消化していない点だけを割り引いた。

jamie

1週前も真っ直ぐ集中した走りで素晴らしい加速ラップを踏んで好時計を叩き出しています。状態はかなり良さそうです。

ディオ        56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを登坂。リラックスして柔らかく動けており弾力性ある走り。時計も終い重点だったことを考えると時計も悪くはない。1週前に見せた勝負根性にはキラリと光るものがあり、据え置き評価とするか迷ったが…。ただ相対評価で見ると能力面で少し足りない印象も受ける。評価は割引いた。

jamie

1週前追い切りは栗東坂路で併せ馬。手前替えがぎこちなく雑なフォームであったものの躍動感あるフットワーク。ラスト1Fで見せた勝負根性はキラリと光るものがありました。

トーセンヴァンノ   56.0 【B】

美浦南W単走。G前仕掛け④

時計は目立たたないものの、リラックスした走りでバランスの良い好フォーム。馬体のハリ艶もよく、トモをふっくら見せている点は好感が持てる。仕掛けに対する反応は少し物足りなかったものの、ジワッと脚を伸ばせている。評価は据え置いた。

ドーブネ       56.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑧

水平クビでクビを前に突き出すようにして走るのが特徴の馬。この父の産駒としては四肢の可動域はそれほど大きくない。2週続けてCWで単走追い。1週前と比べると最終追い切りでは腕節の柔らかさが増し、肩の出もよくなった印象。状態上向きだろう。最終追い切りでは7F追いで負荷の度合いをあげてきたが、まだ幾分太いのかも知れない。ただ2週続けて6F時計は80秒を切っており早い時計が出ている。高く評価したい。

jamie

少し太目残りの可能性があります。当日の馬体重に注目です。

ビーアストニッシド  56.0 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

1週前に早い時計を出し、最終追い切りは折り合い重視で終い重点としたかったのだろうが、追い切りの意図に反して馬はかかり気味。折り合い面の難しさを見せた。逃げればこの課題はクリアできそうではあるが、この馬の将来を考えると、この課題は克服しておきたいところ。終始アタマが高く力みながらの走りではあったが、ラスト1Fからきっちり折り合うと、脚の回転鋭く抜群の伸び。パドックまで最終判断を持ち越したい。評価は据え置いた。

jamie

折り合ってからの鋭さは目を引くものがありました。当日のパドックで落ち着いているようなら評価を上げたい1頭です。個人的にはきっちり折り合ってグランドラインとの「行った行った」の競馬になると面白いと思っています。

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