2026年6月28日(日)に福島競馬場で行われる『ラジオNIKKEI賞(G3)芝1800m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。
追い切り評価
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ルージュボヤージュ | 牝3 | 52.0 | 北村宏 | A |
| 1 | 2 | クカイリモク | 牡3 | 53.0 | ゴンサ | B |
| 2 | 3 | ジーネキング | 牡3 | 56.0 | 菊沢一 | B+ |
| 2 | 4 | サイモンシャリオ | 牡3 | 52.0 | 田口 | B |
| 3 | 5 | リッツパーティー | 牡3 | 54.0 | 横山武 | B |
| 3 | 6 | コルテオソレイユ | 牡3 | 54.0 | 荻野極 | B |
| 4 | 7 | ショウナンガルフ | 牡3 | 57.0 | 丸山 | B- |
| 4 | 8 | ディールメーカー | 牡3 | 56.5 | 高杉 | B |
| 5 | 9 | キンググローリー | 牡3 | 54.0 | 石川 | B |
| 5 | 10 | ガリレア | 牡3 | 54.0 | 石橋脩 | B- |
| 6 | 11 | コロナドブリッジ | 牡3 | 54.0 | 三浦 | B- |
| 6 | 12 | ローベルクランツ | 牡3 | 57.0 | 松山 | B- |
| 7 | 13 | サノノグレーター | 牡3 | 56.0 | 田辺 | B |
| 7 | 14 | スカイスプレンダー | 牡3 | 55.0 | 戸崎 | B |
| 8 | 15 | バドリナート | 牡3 | 57.0 | 津村 | B- |
| 8 | 16 | スペルーチェ | 牡3 | 55.0 | Mデム | B- |
A評価
ルージュボヤージュ
美浦南Wで3頭併せの中。外の相手を早々に競り落とし、最後は内の相手と一騎打ち。相手が懸命に追われるなか、本馬は終始持ったままで、手応えには明確な余裕がありました。前肢の掻き込みは力強く、後肢の踏み込みも深い。最後まで脚色を落とすことなく、力強いフットワークを維持できています。
今回は52kg。牝馬なので牡馬換算では54kg相当ですが、雨で馬場が重くなるようであれば、この斤量は最後の踏ん張りに効いてきそうです。さらに、開幕週の福島で1枠1番。ロスなく立ち回れる可能性が高く、条件はかなり噛み合います。これだけ好材料が揃いながら、市場評価はまだ高くありません。
追い切りの動き、斤量、枠、馬場想定。すべてを踏まえて、今回はこの馬を最高評価とします。
B+評価
ジーネキング
手前替えを拒むような場面があり、気難しさは見せています。ただ、それを差し引いても動きの質はかなり高く映りました。四肢の伸縮スピードが速く、大きく俊敏に動けています。クビの角度、左右のバランスも良く、1週前の動きも含めて、状態面はかなり良さそうです。追い切りだけなら、今回のメンバーでも上位評価できる一頭です。
ポイントは56kg。ラジオNIKKEI賞は、軽めの斤量で出世馬が走ってきた3歳限定ハンデ重賞です。バビット53kg、パンサラッサ54kg、フィエールマン54kg、シルトホルン54kg、エルトンバローズ55kgなどを考えると、56kgは決して楽ではありません。それでも、この馬の動きにはそれを補えるだけの迫力がありました。
気性面の難しさと斤量面でA評価までは上げませんが、状態の良さと動きの質を高く評価してB+とします。
その他注目馬
リッツパーティー
後肢にバネ感があり、浮遊感のある走りです。クビには若干硬さを残しますが、全体としてはエレガントな雰囲気を漂わせています。良馬場の綺麗な芝なら、もう一段評価を上げたくなる馬です。
一方で、今回は雨で馬場が重くなる可能性があります。この軽い走りが、不良級の馬場でどこまで通用するかは確認したいところです。それでも54kgは悪くありません。道悪への対応は鍵になりますが、追い切りの見栄えと斤量を踏まえれば、B評価の中では最上位に置きたい一頭です。
キンググローリー
栗東CWで3頭併せの中。両サイドの相手と馬体を並べる、精神的にも負荷のかかる内容でしたが、終始慌てることなく、馬なりのまま併入しています。前肢を高く上げる走りで、肩の可動域は十分。トモのバネ感もまずまずあります。特に良く見えたのは、踏み込みの質です。突き刺すように脚を使える馬で、重い馬場にもフィットする可能性を感じます。
54kgという斤量も悪くありません。派手さはありませんが、今回のように切れ味よりもパワーと持続力が問われる条件なら、B評価の中でも上位に取りたい一頭です。
クカイリモク
美浦南Wでの併せ馬。外の古馬2勝クラスにはわずかに遅れを取りましたが、ゴール後には追い付いています。トモにもう少し力強さが出てくればさらに良いものの、前肢の伸びやかさは目を惹きました。四肢の可動域は十分。フットワークも地に足が着いており、雨で馬場が重くなっても対応できそうな走りです。1週前には速い時計も出せており、状態面も良さそう。53kgで出走できる点も魅力です。
福島芝1800mは小回りで器用さが求められるコース。この馬の伸びやかなフォームが小回りでどう出るかは鍵ですが、追い切りの動きと斤量を踏まえれば、B評価の中でも上位に置きたい一頭です。
サノノグレーター
1週前にしっかり追われ、最終追いは坂路でサラリ。仕上げとしては教科書どおりの内容です。フットワークは相変わらずエレガントで、追い切りの雰囲気も悪くありません。能力だけなら、このメンバーでも上位に見てよい一頭です。ただし、今回は条件面が少し難しいです。大トビな馬で、コンパクトな福島芝1800mが合うか。さらに、タッチ軽やかに走るタイプだけに、雨で渋ったタフな馬場への適性にも少し疑問が残ります。
56kgも決して楽ではありません。能力は高く評価しつつも、福島小回り、雨馬場、ハンデを踏まえて、今回はB評価に留めました。
スカイスプレンダー
前走ゆりかもめ賞後に骨折のニュースがあり、今回は約4ヶ月半ぶりの復帰戦。予定より早い復帰にも映るため、休み明けという点は慎重に見たいところです。追い切りでは体幹がしっかりしており、ずっしりと安定したフットワーク。フォームの乱れが少なく、一定のスピードを保って長く脚を使えています。キレるタイプではなさそうですが、体力はありそうです。重い馬場になれば、この持続力とパワフルさが活きる可能性はあります。
一方で、まだ幾分太くは映ります。1週前より最終追いで動きは良くなっていますが、休み明けとしての余裕は残していそうです。道悪適性は評価したい一頭ですが、休み明け、太め残り、55kgを踏まえると、今回はB評価までとしました。
コルテオソレイユ
頭が高く、左右のバランスもひと息。体幹の安定感という意味では、やや物足りなさがあります。ただ、それを補えるだけの気合乗りはあります。軽く促されてからの反応も良く、ゴールに向けて鋭く脚を伸ばし続けることができていました。状態そのものは良さそうです。
一方で、福島芝1800mは小回りで立ち回りが問われるコース。道中でスムーズに脚を溜め、直線でうまく進路を確保できるかが鍵になります。動きの良さは評価しますが、注文は多め。状態面を評価してBとしますが、この順番となります。
サイモンシャリオ
栗東坂路での単走追い。前後左右のバランスが良く、ゴールに向けてしっかり加速する走りを見せています。キレるタイプではなさそうですが、体力を活かして長く脚を使える状態にはありそうです。今回のように馬場が重くなり、瞬発力よりも持続力が問われるなら、この点は評価できます。
斤量は52kg。派手さはありませんが、重い馬場でこの軽斤量を活かせれば面白い存在です。ロスなく脚を溜め、前が苦しくなる展開になれば、浮上の余地はありそうです。
マイナス評価とした馬たち
このレースについては、評価上位馬だけでなく全馬についてコメントします。なお、ここから先は記事執筆時点の想定人気順に記載しています。
ローベルクランツ
適度なストライドで脚元には力感がありますが、今回の追い切りでは芯の入った走りを見せ切れていない点が気になりました。能力はもちろん評価しています。ただし今回は57kg。福島芝1800mの小回り、雨で重くなる可能性のある馬場を考えると、この斤量は楽ではありません。能力で来られても不思議ではありませんが、追い切り評価としては割り引きます。
スペルーチェ
最終追いはポリトラックで、タッチの軽い走り。ハンデは魅力ですが、以前に比べると肩回りに窮屈さがあり、動きがややこじんまりして見える点は気になります。さらに今回は大外枠。福島芝1800mの小回りでロスなく立ち回れるかは課題です。雨で馬場が重くなったときに、今の軽い走りでどこまで踏ん張れるか。追い切り評価としては割り引きます。
バドリナート
栗東坂路での併せ馬。最終追いは新馬相手に馬なりで軽く流した程度。1週前にしっかり追われているとはいえ、今回の動きはやや緩慢に映りました。加えて57kg。ホープフルS5着の実績を見込まれての斤量だと思いますが、今回のメンバーの中でもかなり背負わされた印象です。動きの物足りなさと合わせて考えると、追い切り評価としては割り引きたい一頭です。
コロナドブリッジ
コロナドブリッジ
2週続けて栗東坂路での単走追い。1週前より大きく動けるようにはなっていますが、頭の位置が安定せず、集中力を欠く内容に映りました。逃げられなかったときにどうか、という不安も残ります。一方で、ダートを使ってきた馬だけに、雨で馬場が重くなればパワー面で条件が噛み合う余地はあります。道悪では少し怖さを残しますが、追い切り評価としては割り引きたい一頭です。
ショウナンガルフ
2週続けて栗東CWで古馬3勝クラスとの併せ馬。最終追いでは持ったままわずかに先着し、肩回りの回転もスムーズでした。ただし、後肢の力感は比較下位に映ります。57kgを背負う馬として見ると、もう少し迫力が欲しかったところです。能力は評価していますが、追い切り内容と斤量を踏まえると、今回は割り引きたい一頭です。
ガリレア
美浦ポリトラックでの単走追い。ピッチ走法で手前替えもスムーズ。コンパクトな福島芝1800mには合いそうな走りです。ただし、走りのタッチは軽く、馬体もやや華奢に映ります。良馬場なら見直せるタイプですが、雨で馬場が重くなる想定では、踏ん張り切れるかに不安が残ります。小回り適性は評価しつつも、今回の馬場想定を踏まえて割り引きたい一頭です。
今週開催のその他重賞レース
函館記念(G3)

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