《2025》菊花賞【最終追い切り】調教評価

菊花賞 追い切り 調教評価
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本記事は、2025年10月26日(日)に京都競馬場で行われる『菊花賞(G1)芝3000m(馬齢)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。

目次

A評価

ミラージュナイト

胴の長さを生かして可動域は十分、四肢の回転もなめらかです。ストライドが大きくリズムよく持続スピードを保つ走りで、菊花賞に求められる要素をすべて兼ね備えています。クビにわずかな硬さは見られるものの、この程度ならまったく問題ありません。最終追いの坂路では、1週前に感じた力みが抜け、弾力性も十分。最高の状態で菊花賞に臨めそうです。

B+評価

レッドバンデ

雄大な馬格から繰り出される大きなフットワークで、併走馬を外からねじ伏せ圧倒しました。全体時計は速く、しっかりとした負荷をかけたぶん終いの脚色は鈍りましたが、活気は十分でフォームの乱れもありません。最終追いでもCWで併せ馬。動かし過ぎない軽めの調整ながら、体を大きく見せつつ一完歩ごとの力感は十分。余力を残した理想的な仕上げです。

ヤマニンブークリエ

栗東CWでの併せ馬。抜け出した後にややフワッとする面を見せ、加速ラップを刻むことはできませんでしたが、ステッキにしっかり反応して再加速し、クビ差先着。1週前としては上々の内容です。最終追いはCW単走でリズムとバランスを重視した内容。リラックスして走れており、全体的な仕上がりは良好です。

B評価

コーチェラバレー

この組で最も注目したい一頭です。小柄ながら四肢の可動はなめらかで、バランスの取れた走り。筋肉質な体つきで、キビキビとした俊敏性も目を引きます。1週前にクビの角度が良かったのは、マルタンガールの“遊び”が少なかったことによる効果でしょう。陣営の工夫もうかがえます。前走から大きく馬体重を増やし、西村淳騎手を確保できた点も好感。一介の1勝馬ではなく、しっかり折り合うことができれば一発あってもおかしくありません。

ジーティーアダマン

2週続けて同レース出走のレクスノヴァスに遅れを取ったことで、すっかり人気を落としていますが、1週前は大きく追走してのもので、動きの質や余裕度合いはむしろ本馬の方が上です。馬体重を増やして本番に臨めそうな点も好感で、まだまだ奥行きを感じさせます。コーチェラバレーとともに、オッズ妙味十分の穴馬として注目です。

エネルジコ

1週前はやや気負いが強く、手前替えのタイミングも早めでしたが、ジワッと前に出た後、差を詰めてきた相手に呼応する形で再び脚を伸ばせていました。最終追いでは1週前より明らかに状態が上向き、“もったまま”の自然体で突き離す好内容。クビの角度が良く、フットワークの安定性は抜群です。2週続けて併せ馬を消化できている点も、精神状態が安定している証。人気馬の中では、素直にこの馬を評価します。

マイユニバース

1週前は後肢がもう少し伸びやかならなお良かったものの、前後左右のバランスが取れた好フォームで時計も上々。最終追いは坂路で軽めの調整ながら、集中して真っ直ぐ駆けることができています。手前替えのロスが少ない省エネ走法は、渋った馬場の長距離戦ではプラスに働きそうです。この馬の大逃げは十分に考えられ、武豊騎手ということも相まって、ラクに逃げさせてしまえば残ってしまうかもしれません。まさに、誰かがクビに鈴をつけてほしい存在です。

レクスノヴァス

1週前は栗東CWでの併せ馬。3頭併せの真ん中から鋭く伸び、内に1馬身、外に2馬身先着しました。最終追いは栗東坂路での併せ。1週前に見られた体の力みが取れており、柔らかさが戻ってきた点は好感です。集中を切らさず、馬なりのまましっかりと先着。状態は確実に上向いており、本番を良い形で迎えられそうです。

マイナス評価馬

今回の追い切り評価では、神戸新聞杯の1~3着馬をすべてマイナス評価としました。上位人気が予想される馬の中から、評価を下げた主な理由を以下にまとめます。

エリキング

1週前の追い切り映像は確認できず、最終追い切りのみの判断となりました。序盤は顔がまっすぐ向かず、集中力にやや欠ける印象。
中間の調整過程からも攻め気配は薄く、現状維持に努めた内容と見られます。動きからは高く評価するには至りません。

ショウヘイ

1週前は3頭併せの内でオープン馬相手にしっかり追って1馬身先着しましたが、動きにキレはなく、やや緩慢な印象を受けました。最終追いはポリトラックで、友道厩舎らしく“体と気持ち”のバランスを整える内容。日本ダービー3着の実績最上位馬であることを踏まえると、全体的に物足りなさを感じます。パドックでの雰囲気が良ければ、押さえまでの評価としたいところです。

ジョバンニ

1週前の動きは、下半身の動きは良かったのですが、上半身、特にクビに硬さが見られた点は割引き材料です。また助手騎乗だったと言え、鞍上とのコンタクトが上手く取れていなかった点も、長丁場を考えると少し不安が残る内容です。評価は割り引きました。

ゲルチュタール

2週続けて栗東CWで併せ馬を行い、ともに先着は果たしたものの、動きの伸びやかさにはやや欠けました。クビの使い方に硬さがあり、フォーム面にはまだ改善の余地を感じます。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量最終1週前
11コーチェラバレー牡357.0BB+
12アマキヒ牡357.0B-B-
23ライトトラック牡357.0B-B-
24ヤマニンブークリエ牡357.0B+B+
35ジョバンニ牡357.0B-B
36ミラージュナイト牡357.0AB+
47ショウヘイ牡357.0B-B-
48レクスノヴァス牡357.0BB
59エネルジコ牡357.0BB-
510ジーティーアダマン牡357.0BB-
611マイユニバース牡357.0BB+
612ゲルチュタール牡357.0B-B-
713アロンディ牡357.0CB-
714エキサイトバイオ牡357.0B-B
715エリキング牡357.0B-
816ラーシャローム牡357.0CC
817レイヤードレッド牡357.0CC
818レッドバンデ牡357.0B+A

今週開催のその他重賞レース

アルテミスステークス(G3)

追い切り評価(まとめ)の更新がレース本番までに間に合わず申し訳ございませんでした。レース後ですが当初更新予定だったものを追記しておきました。

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