本記事は、2023年10月29日(日)に東京競馬場で行われる『天皇賞・秋(G1)芝2000m(定量)』の最終追い切り評価記事です。
出走馬は11頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
A評価馬
3.ドウデュースの1週前が圧巻。相手と並ぶまでに脚を使っており、ここからの加速はないかなと思った矢先、更に加速。前肢で地面を力強く叩き迫力も十分です。当週は坂路でサラリ。幾分太いかも知れませんが、輸送で減る想定でしょう。さすがはダービー馬。人気でもこの馬がもっとも良く見えます。
B+評価馬
10.ジャックドールが、いつも以上にバランスの良い走り。クビの角度良く綺麗な前後運動でグイグイ前に推進できています。藤岡祐騎手は、この馬が使える脚は分かっているはず。想定勝時計から逆算し、どのペースで行けば良いかが測れるクレバーさがあります。この馬は周り関係なく自分との闘いだと思います。
その他注目馬
5.ガイアフォースも1週前の追い切り内容を評価。前を走る2頭に大きく外を回ってラクラク先着。クビと前肢が上手に使えており推進力は十分。ゆったりと大きなフットワークで慌ただしさ皆無。落ち着き払った堂々とした雰囲気にも好感が持てます。4.ダノンベルーガは、春先の刹那な感じが消え、溌剌としたフットワーク。手前替えは不器用でしたが前肢のびやか。肩の回転もスムーズで大きく動けています。春先との比較で幾分迫力に欠けますが、大人になったという見方もできそう。左回りで追い切った点も大きくプラスです。
7.イクイノックスの1週前は、相手に合わせた内容で期待以上の動きではありませんでしたが、最終追いは3頭併せの中で鋭い加速。この馬らしい後肢の蹴りで長く脚を使えています。内の相手が動けており併入に留まりましたが、これは相手を褒めるべき。普段通りの調整できっちり仕上げた印象です。9.プログノーシスは、手前変換で少々手こづりましたが、左回りなら問題ないでしょう。動きの質は変わらず上質でここに入ってもヒケを取りません。直線での加速性能なら、この馬がNo.1の可能性もあります。G1のペースで、このキレ味が発揮できるかだけのような気もします。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 最終 | 1週前 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ノースブリッジ | 牡5 | 58.0 | B- | B |
2 | 2 | エヒト | 牡6 | 58.0 | B- | - |
3 | 3 | ドウデュース | 牡4 | 58.0 | A | A |
4 | 4 | ダノンベルーガ | 牡4 | 56.0 | B | B |
5 | 5 | ガイアフォース | 牡4 | 58.0 | B | B+ |
6 | 6 | ジャスティンパレス | 牡4 | 58.0 | C | B- |
6 | 7 | イクイノックス | 牡4 | 58.0 | B | B |
7 | 8 | ヒシイグアス | 牡7 | 58.0 | B- | C |
7 | 9 | プログノーシス | 牡5 | 58.0 | B | B |
8 | 10 | ジャックドール | 牡5 | 58.0 | B+ | A |
8 | 11 | アドマイヤハダル | 牡5 | 58.0 | B | B- |