本記事は、2023年7月30日(日)に札幌競馬場で行われる『クイーンS(G3)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価記事となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
追い切り短評
A評価馬
もっとも良く見えたのは、12.ミスニューヨークです。直線向くと馬自らスッとギアを上げ、ゴールに向かってグイグイと加速。手前替えは流麗で、尾も綺麗に流れています。近走と比較してもよく映ります。
B+評価馬
8.キタウイングが、とても柔らかなフットワーク。先に抜け出す相手に対して、慌てることなく馬なりで追い付き併入。動きのしなやかさはこの馬がNo.1です。7.ドゥーラは、クビにやや硬さが見られ、本来のエレガントさがありません。それでもしっかり地面を捉える走り。仕上がりは7割程度かも知れませんが、51㎏なら上位です。
その他注目馬
4.ルビーカサブランカは、函館記念から中1週。時計は出していませんが、手前替え流麗に弾力性あるフットワーク。四肢の回転も綺麗で状態は引き続き良さそうです。2.ウインピクシスは、いつも良く見せてくれる馬ですが、今回は序盤がピリッとしません。それでも武史騎手の合図に素早く反応し、後半のキレ味は十分。状態は8割程度かも知れませんが、枠と鞍上の大幅強化は魅力。オッズ妙味はありそうです。1.コスタボニータは、1週前にしっかりとした時計を出し、最終追いはサラリ。脚長のスラッとした馬で、捌き軽やかに素軽いフットワーク。爽やかに札幌の芝コースを駆け抜けました。
以下は、マイナス評価でも良いかなと思いましたが、相対評価で据え置いた馬です。
10.イズジョーノキセキは、気負うことなく流れるようなフットワーク。フォームは美しいのですが、もう少し動きに迫力が欲しいところ。評価は据え置きました。3.ライトクオンタムが、重心を落とし後肢を深く踏み込む独特のフットワーク。舌を出していた点と蹴りにのびやかさがない点は割引きです。ただマイナスにするほどでもなく、この馬が横の比較でど真ん中です。11.ジネストラは、アタマが高く直線でアタマを回しながら。ラチを頼ってまっすぐ走れなかった点も割り引きです。一方で脚元はパワフル。洋芝は合いそうです。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 最終 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | コスタボニータ | 牝4 | 55.0 | B |
1 | 2 | ウインピクシス | 牝4 | 55.0 | B |
2 | 3 | ライトクオンタム | 牝3 | 52.0 | B |
2 | 4 | ルビーカサブランカ | 牝6 | 55.0 | B |
3 | 5 | サトノセシル | 牝7 | 55.0 | B- |
3 | 6 | ローゼライト | 牝5 | 55.0 | B- |
4 | 7 | ドゥーラ | 牝3 | 51.0 | B+ |
4 | 8 | キタウイング | 牝3 | 52.0 | B+ |
5 | 9 | グランスラムアスク | 牝4 | 55.0 | B- |
5 | 10 | イズジョーノキセキ | 牝6 | 57.0 | B |
6 | 11 | ジネストラ | 牝5 | 55.0 | B |
6 | 12 | ミスニューヨーク | 牝6 | 56.0 | A |
7 | 13 | ビジン | 牝4 | 55.0 | C |
7 | 14 | トーセンローリエ | 牝3 | 51.0 | C |