本記事は、2023年7月23日(日)に中京競馬場で行われる『中京記念(G3)芝1600m(ハンデ)』の1週前追い切り評価記事となります。
出走登録は18頭。追い切り動画で確認できた11頭について評価しています。
- ヴィジュネル
- カイザーミノル
- グランデマーレ
- シュリ
- セルバーグ
- ルージュスティリア
- ワールドウインズ
アドマイヤビルゴ 【B】
栗東CW併せ。G前一杯⑨
3頭併せの外で先導役を務めるカタチ。手前替えでモタつき相手に前に出られそうになるも、鞍上の尻ステッキに反応し何とか併入。重心低く、追ってからの四肢の広がりはまずまずも、この評価が精一杯です。
併せた相手は、内が同レースに出走するディヴィーナ、中は古馬1勝クラスのアイザックバローズです。
アナゴサン 【A】
栗東CW単走。G前軽く促す⑦
クビの角度がよく、地面をしっかり掴む走り。ゴールに向けてグイグイ脚を伸ばすさまは迫力十分。この馬主らしく名前はおちゃらけていますが、良い馬です。
最後に手前は戻しましたが手前替えは極めて流麗。ロスはほとんどありません。
ヴァリアメンテ 【B-】
栗東CW併せ。G前一杯⑧
西村淳騎手が騎乗。3頭併せの内。前に馬を置き、ラスト1Fでめい一杯追って本気で走らせるも、中の相手に半馬身遅れ。相手も動けていましたが、鞍上としては少しモノ足りなかったのか、ゴールを過ぎてもしっかり追って先着させました。見栄えが悪く評価は割り引きです。
併せた中の相手は、古馬1勝クラスのベルシャンブルです。
ウイングレイテスト 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑤
松岡騎手が騎乗。2頭併せの内。外の3歳未勝利馬を抜きにかかるも逆に出返されクビ差遅れ。前を大きく追走していたとは言え、見栄えの悪い内容です。下半身の動きは悪くないものの、クビを使えておらず上半身の動きは一息。栗東に来たばかりだったからか、どこか元気がありません。
併せた中の相手は3歳未勝利馬のホットチョコです。
サブライムアンセム 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
手前替えでアタマを上げて嫌がり、変わらず煩いところは見せましたが、脚元はパワフルで体幹しっかり。体もふっくら見せ余力は十分です。最終追い切りに注目です。
ハンデがどのくらいになるかも注目です。
ダノンスコーピオン 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ゴールに向かって脚を伸ばし続ける綺麗な加速ラップを踏んで登坂。近走は追い切りでも、どこかスカッとしませんでしたが、今回はいつになく柔らか。余力も十分です。ただ顔が真っ直ぐ向かず口向きが悪かった点は割引き。評価は一つ下げました。
【B】の中では最上位です。
ディヴィーナ 【B】
栗東CW併せ。G前追う⑦
M.デムーロ騎手が騎乗。3頭併せの内。前を大きく追走し序盤からスピード感たっぷり。外の2頭に対して手応え優勢です。簡単に抜かせない勝負根性を見せながらも、程よく力が抜けている点も好感が持てます。ただ終いの弾け方に少しモノ足りなさは覚えた分、評価は一つ割り引きました。
外の相手は同レースに出走予定のアドマイヤビルゴ、中は3歳1勝クラスのアイザックバローズです。【B】の中では上位です。
ベジャール 【C】
美浦南W併せ。馬なり③
菅原明騎手が騎乗。馬格のある馬ですが、幾分重さ感じる走り。胸前に発汗が目立ち、直線も手前を替えることなく右手前一本です。アタマの振り方も一息で推進力を上に逃がしています。前を1馬身追走からクビ差先着しましたが評価できません。
併せた相手は、古馬2勝クラスのパーカッションです。
ホウオウアマゾン 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑦
坂井瑠騎手が騎乗。2頭併せの内。直線向いた時点で相手はまだ1馬身半前。これを強めに仕掛けてクビ差先着という内容。相手を追い抜く際、一度右手前に戻しましたが、スピードのロスはほぼなく、しっかり地面を掴んでグイグイ前に推進できています。
併せた相手は同レースに出走予定のミッキーブリランテです。
ミッキーブリランテ 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑧
2頭併せの外。相手の先導役を務めるカタチで直線向くも手前がなかなか替わりません。それでも四肢の回転は綺麗で脚元は俊敏。手前が替わっていればもっと伸びていたかも知れません。相手にはクビ差遅れましたが、評価は据え置きました。
併せた相手は、同レースに出走予定のホウオウアマゾンです。
メイショウシンタケ 【B】
栗東CW単走。G前仕掛け⑥
ギアが入ってからの反応が早く、動きのびやか。終いだけを切り取るとプラスです。ただ序盤はかなりゆったり走らせてのもの。脚元の力感は薄く、全体としてはマイナス評価が妥当かも知れませんが、ラストの動きを評価して据え置きました。