本記事は、2023年7月23日（日）に中京競馬場で行われる『中京記念（G3）芝1600m（ハンデ）』の最終追い切り評価記事となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アドマイヤビルゴ 57.5 【B】
栗東P単走。馬なり⑨
ポリトラック馬場で爽やかな走り。リラックスして動きはのびやか。1週前の遅れは気になるが、この最終追いで状態は上向き。筋肉隆々の締まった馬体で、半腱半膜様筋もくっきり浮き出ている。1週前から状態は上昇。評価は据え置くも好調だろう。
【1週前追い切り B】
jamie流石にハンデは貰いましたが前走からは2.5㎏減。【B】の中では上位です。
アナゴサン 55.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
綺麗に手前を替えると、ゴールに向かってグイグイ加速。ラスト1Fからの軽い肩ステッキにも反応し、更に脚を伸ばした。前に進もうとする前進気勢が素晴らしく、鞍上も馬の気持ちに呼応するカタチで気持ちよさそうに追った。1週前の動きの質も上質。状態はとてもよく映る。高く評価したい。
【1週前追い切り A】
jamie前走の米子Sはハイペース。番手で追走した経験がここで活きてきそうです。斤量も前走から2㎏減。心配なのは国分恭騎手ですが、それも含めての妙味だと思います。
ヴァリアメンテ 55.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑨
コーナーの一番深いところを回し、ジワッとした負荷をかける内容。直線向いてからなかなか手前を替えられず、手前を替えてからも左手前に決めきれていなかった点は大きく割引き。併せた相手にあっさり1馬身遅れ。覇気も薄く評価できない。
【1週前追い切り B-】
jamie併せた相手は、古馬1勝クラスのコスモプライヤーです。
ウイングレイテスト 57.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑥
表記は単走も実質は併せ馬。前を走る他厩舎の馬を射程に捕えると馬みずから脚色を強め、アッと言う間に6馬身は突き放しただろうか。手応えは抜群で、終いもまだ余力を感じる。ただ良い時はクビを振り子にしてもっと迫力ある走りができる馬。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
jamieこの馬は縦の比較で割引きです。発汗よりもクビの左側に見えるふくらみの方が気になります。
カイザーミノル 56.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
アタマが高くぎこちない手前替え。いつもはもう少し溌剌とした活気を示して走る馬。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
サブライムアンセム 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前と同じ折り合い重視の内容。この馬に早い時計は必要ないと言わんばかり。好走時は掛かりながらも時計を出し、成果をあげてきた馬。少し調整過程を変えてきた点は気になるところ。最終追いでも手前替えができておらず、1週前から上昇は見られず寧ろ下降。評価は割り引いた。
【1週前追い切り B+】
jamieただ能力はある馬です。パドック気配には注意を払いたいと思います。
シュリ 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
折り合い重視の内容。時計は出ていないものの、馬はしっかり我慢できており、”折り合う”という目的は、しっかり果たすことができている。肌艶よく集中力も高い。状態は良く映る。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie2週に渡って日曜日に早い時計を出し状態は上向きでしょう。人気もなさそうでパドック良ければ押さえたい一頭。【B】の中では最上位です。
セルバーグ 55.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
1週前に早い時計を出し最終追い切りは坂路でサラリ。前肢の着地ポイントがとても近い馬。体幹が安定しておらず左右にフラつく走りとなっていた点は割引き。決して悪くはないのだが、今一つ魅力を感じない。相対評価で割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
ダノンスコーピオン 59.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前にも感じたが、これまでのダノンスコーピオンとは一味違う走り。個人的にはこの馬の追い切りは新馬戦の最終追い切りがNo.1だが、それに近い雰囲気を醸し出している。いつになくバネの入った弾力性あるフットワーク。高く評価したい。
【1週前追い切り B】
jamieこのメンバーに入ると流石に走りの質が少し違います。59㎏をどう見るかだけ。川田騎手でないのが残念ですが、横山和騎手との新コンビは楽しみです。
ディヴィーナ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前気合付ける。
少し体重の重そうな助手さんを背に単走での追い切り。手前を替えることなく纏まりのない動き。クビの振り方が悪くアタマの位置が安定しないためだろう。2週続けて減速ラップ。評価は割り引いた。
【1週前追い切り B】
jamie前走ヴィクトリアマイルの1週前追い切りで単独の【A】評価とした馬。馬券も購入していましたが、悶絶の4着。出走叶えば能力に対してハンデは恵まれそう。買い時は前走です。
ベジャール 55.0 【B-】
美浦南W単走。G前仕掛け④
1週前も発汗は気になったが、最終追いでも首筋から胸元にかけ激しい発汗。追ってからの反応も乏しく四肢の広がりが見られない。また1週前同様、手前を替えることなく右手前一本の走り。大型馬で後肢パワフルも評価しづらい。
【1週前追い切り C】
ホウオウアマゾン 58.0 【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑤
3頭併せの内。序盤は相手の方に顔を向け集中力欠く走り。ラスト1で追われてからは顔はまっすぐ向いたが、伸びが一息。肩の出が悪く、動きにのびやかさがない。体は1週前同様ふっくら見せているのだが…。評価は割引いた。
【1週前追い切り B+】
ミッキーブリランテ 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
元々、時計面で追い切り栄えしない馬。体幹しっかりに安定したフォームで走れているかが、この馬の調子のバロメーター。そういった意味では今回は良い。手前を替えないのはいつものことだが、真っ直ぐ前を向き集中した走り。評価は据え置くも好調だろう。
【1週前追い切り B】
メイショウシンタケ 57.0 【B】
栗東CW単走。G前軽く合図出す⑥
終いにかけて走りのキレ味を増す走り。トップスピードに乗ってからの脚の回転は早い。線が細く映り華奢な印象は受けるも、鞍上の肩を叩く合図には素早く反応できており、終いは確実に脚を使って来そう。乱ペースになるようなら面白い。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
jamieサマーマイルチャンピオンの権利獲得まで後4pt。3着以内に入れば権利獲得。陣営のモチベーションは高そうです。
ルージュスティリア 53.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑥
やや煩い一面は見せながらではあったが好気合とも取れる範囲。ただ鞍上はスピードを制御できておらず、右回りのコーナーを膨らみながら。それでもフットワークの質は上質で柔らかくしなやか。それでいて着地の力感も十分。これまでよく見えたことない馬が、今回はよく映る。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie牡馬換算で55㎏。川田騎手でこの斤量は少し反則かも知れません。併せた相手は古馬2勝クラスのジェムフェザーです。
ワールドウインズ 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
併せた相手を意に介すことなく、まっすぐ前を向き集中した走り。ラスト1Fから軽く仕掛けて、同じように仕掛けた相手と併入した。着地の力感がもう少し欲しいところ。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie併せた相手は古馬2勝クラスのアイアンムスメです。
出走が叶わなかった馬たち
グランデマーレ 55.0 【B+】
栗東CW単走。G前仕掛け③
特殊な馬具を付けるも効果は発揮せず序盤から掛かりながら。鞍上が抑えたことにアタマを上げ嫌がる仕草。スピードも制御できておらずコーナーで膨み、まともに走れたのは直線の残り250mだけ。ここだけは集中して走らせようと見せムチ使って鼓舞するも「走るのや～めた」と最後に手前を戻していた。それでありながらラスト1F時計は11.1秒。恐ろしい能力の持ち主。逃げることを前提にプラスに評価してみたい。
【1週前追い切り 映像なし】
jamieこの気性が本当にもったいないと感じる馬。抽選突破できなかったのが本当に残念です。
ヴィジュネル 56.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
顔がまっすぐ向かず、こじんまりとした動き。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前の動きもチェックしておこう
今週の新馬戦
2023年7月22日（土）
2023年7月23日（日）
