2023年6月25日(日)に阪神競馬場で行われる『宝塚記念(G1)芝2200m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は20頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。
- ウインマイティー(回避)
- ブレークアップ(回避)
- プラダリア
- ボッケリーニ
アスクビクターモア 58.0 【B+】
美浦南W単走。G前軽仕掛け⑦
美浦南Wを単走で体をストレッチさせるかのような追い切り。決して強くは追っていなかったが、動きはのびやか。軽く促した際、もう一つギアを替えることができれば尚良かったが、十分高い位置で安定。最終追い切りにも注目したい。
イクイノックス 58.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり③
ルメール騎手が騎乗。精神的に良い状態で本番に向かわすことを意図したもので、強い内容は課していない。それでも内目を通ったとは言え好時計。併せた相手を2馬身半追走からクビ差先着した。精神的な面に主眼を置いた内容で、最後口をパクパクさせていたのは割引き。評価は据え置いた。
併せた相手は障害OPのブレッシングレインです。
ヴェラアズール 56.0 【A】
栗東CW単走。馬なり⑧
大きく雄大なフットワーク。見るものの目を奪う迫力満点の走り。手前はコロコロ替えてはいたが、そんなことはどうでも良いと思えるくらい。高く評価したい。
カラテ 58.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。いつもはアタマの高さが気になる馬だが、今回は気にならず寧ろ堂々した風格感じる動き。時計は出していないが状態は良いだろう。どのような最終追い切りを課してくるか注目してみたい。
ジェラルディーナ 56.0 【B-】
栗東CW単走。G前軽く促す⑦
武豊騎手が騎乗。発汗が目立つ内容でこの馬本来のキレ味が見られない。終い軽く促すも脚を伸ばすことができず僅かに失速。評価は割り引いた。
ジオグリフ 58.0 【C】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け④
手前替えのタイミングが早くコーナーを逆手前で走った点は割引き。クビにも硬さが見られ、外の相手にアタマ差遅れをとる内容。この1週前の動きはまったく評価できない。最終追い切りでの上昇に期待したい。
併せた相手は古馬3勝クラスのレガトゥスです。
ジャスティンパレス 58.0 【B-】
栗東CW併せ。G前一杯⑥
鮫島克騎手が騎乗。2頭併せの外。直線半ばから、かなり激しく追うも、内の相手を思ったように突き放せず。ややもすれば相手は少し手控えていたか。前を3馬身近く追走から半馬身先着とは言え、見栄えの悪い内容。完調ではないだろう。評価は割り引いた。
併せた相手は、古馬2勝クラスのエルトンバローズです。この馬も将来重賞戦線に上がって来る馬だと思います。
スルーセブンシーズ 56.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑧
気性的に難しい馬で、単走での調整。ゆったり走らせ終い重点の内容も、体を大きく使ってダイナミックな走り。意図した内容が消化できており、好状態で最終追いに臨めそう。プラスに評価したい。
【B】の中では最上位です。
ダノンザキッド 58.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑧
クビをカチッと決め地に足ついたフットワーク。クビの角度よく四肢を大きく広げて走れている。いつになく落ち着いて走れている点も好感。評価は据え置くも、十分の内容。
【B】の中では上位です。
ディープボンド 58.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑧
和田騎手が騎乗。2頭併せの内。コーナーの深いところを回して好時計。直線強めに追っていたとは言え、1週前にしっかり負荷をかけれるのは元気一杯の証。動きものびやかで、変わらずパワフル。高く評価したい。
ドゥラエレーデ 53.0 【B】
栗東CW単走。G前軽く促す⑦
ゆったりとした動きで、それほどスピード感は感じない。それでも綺麗な加速ラップを踏み早い時計。状態は良いのだろう。それでも肌艶が一息に映り、動きも横との比較でこじんまり。評価は据え置いた。
53㎏は魅力です。
ブローザホーン 58.0 【B-】
美浦南W併せ。G前仕掛け。
騎手候補生が騎乗。3頭併せの内。前を大きく追走から、爽やかな走りで1馬身先着。この馬なりに状態は悪くなさそうだが、ここに入るとさすがに脚力で見劣りする。また直線での手前替えもできていない。評価は割り引いた。
併せた相手はOP馬のサンアップルトンです。
ミクソロジー 58.0 【C】
栗東CW併せ。G前強め⑨
2頭併せの外。序盤の動きがバラバラ。直線で強めに追って格下相手に半馬身遅れと言う内容。大きく前を追走してのものであったとは言え評価できない。
モズベッロ 58.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
植え込み側を登坂。何かを嫌がり終始顎を上げながらの走り。軽く流しただけの内容とは言え、脚元の力感薄く評価できない。
ユニコーンライオン 58.0 【B-】
栗東CW併せ。G前一杯⑨
2頭併せの外。序盤から早いラップを刻ませ、どこまで持つかと言う内容。最後に疲れをみせ大きく失速したあたり、まだ本調子ではないだろう。それでも最後まで集中力を切らさず柔らかなフットワーク。この追い切りがプラスに出る可能性はある。最終追い切りに注目したい。
ライラック 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
3頭併せの内。前を追走から、馬なりのままゴール前でスッと併入。馬なりでしっかりとした脚を使えている点は好感が持てるも、トモの厚みに欠け、横との比較で馬体面で見劣る点は否めない。この評価となる。