《2023》CBC賞【最終追い切り】調教評価

CBC賞 追い切り 調教 評価
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2023年7月2日(日)に中京競馬場で行われる『CBC賞(G3)芝1200m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた10頭の追い切り評価となります。

以下の2頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • ジャスパークローネ
  • タイセイアベニール
目次

アビエルト      53.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

手前をカチッと決め、馬場の真ん中をまっすぐに登坂。両手前ともにアタマが体の中心に置く安定したフットワーク。トビも大きく、この馬なりに状態は良さそう。ただ脚元の力感は横の比較で下位。評価は割引いた。

jamie

永島まなみ騎手の重賞初挑戦です。軽ハンデ馬。雨で時計のかかる馬場ならチャンスがあるかも知れません。

エイシンスポッター  57.5 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

溢れんばかりの活気を示し、弾むようなフットワーク。鞍上が膝の動きをみると如何に弾んでいるかが良く分かる。今回は中間やや手控えていることもあり余力は十分。ゴールまで弛む事なく、力強い走りを披露した。

jamie

終いに良い脚を使う馬です。前が激化すれば自ずと展開は向きそうです。外枠の方がよくそうですが、この馬は馬群を割れる勝負根性も持っています。この頭数なら、どこからでも捌いて来そうです。

サンキューユウガ   54.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

キビキビと小気味良いフットワークではあったものの、併せた相手に対して手応え劣勢で1馬身遅れ。とは言え、この馬自身のラスト2F時計は12.1-11.8秒と優秀なもの。これは相手が動けていたと見るのが妥当だろう。とは言え、手前を上手く替えられず、見栄えの悪い内容。評価は一つ下げた。

jamie

併せた相手は、古馬1勝クラスのクインズエルサです。

サンライズオネスト  57.0 【B-】

栗東坂路単走。G前強め。

二度三度手前替えを試みるも、なかなか手前が替わらない。結局最後まで右手前一本の走り。これは割引き。それでも早い全体時計で加速ラップを維持する走り。活気も十分。それでも決して完調とは言い切れない内容。評価は割り引いた。

jamie

時計は早いですが、馬場の植え込み側を回ってのもの。注意は必要です。ただ脚力は十分。本番で走る可能性はあります。能力を考えるとオッズ妙味が出て来そうな一頭で、パドックは要注意の一頭です。

スマートクラージュ  57.5 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬の多い時間帯での追い切り。ほどけた舌縛りのようなものが鼻の周りをヒラヒラしており、これが気になり、まともに走れていない。それでも毛艶がピカピカで四肢の動きなめらか。体もふっくらと見せており、状態は決して悪くないだろう。どちらかと言えば好印象の一頭。

jamie

少しカリカリするところがありそうです。この頭数なら、外枠から気分良く行った方が力を発揮できる気がします。【B】の中でも最上位です。

ディヴィナシオン   56.0 【B-】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

序盤は淡々と駆け上がってきたが、苦しくなって手前を替えようとするもアタマを大きく動かし不器用な手前替え。その後はリズムを乱し、強めに追われるも僅かに失速してフィニッシュ。評価しづらい。

jamie

怖いのは川田騎手です。

テイエムスパーダ   55.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

左手前になった際、顔が右を向いてしまった点は割引き。それでも終始弾むようなフットワーク。この馬らしい大きなストライドで走れている。ただ、地面に対するタッチが軽くパンパンの開幕週馬場なら力を発揮できそうも、雨で馬場が渋ると少し不安になる力感。また、本来もっと時計を出し迫力ある動きができる馬。評価は割引いた。

jamie

開幕週馬場でイン前の意識はみな高そうです。特に森厩舎はジャスパークローネ(団野)とディヴィナシオン(川田)の2頭出し。前者にはガンガン行けと指示を出すように思われます。本馬にとって、これは好ましくありません。

トゥラヴェスーラ   58.0 【C】

栗東坂路単走。馬なり。

全体時計は手控え終い重点の内容。前膝を柔らかも、強引な手前替えでリズムを乱した点と左後肢だけを外から回す走りは割引き。良いときはもっと迫力ある動きを見せてくれる馬。年齢的なものもあるかもだが今回は元気がない。

jamie

普段から思い斤量を背負っている馬ですが、今回の動きではハンデの58㎏がキツそうです。

マッドクール     58,5 【A】

栗東坂路単走。馬なり。

最序盤からキレあるフットワーク。栗東坂路の緩いコーナーを綺麗に馬体を倒して曲がって来る。右手前でグイグイ脚を伸ばし、ラスト1Fで左手前に切り替え、更に加速。坂の一番きついところで最大加速を見せた。重心を常に体の真ん中に置き、キレ味十分のパワフルな走り。活気も十分で文句なし。

jamie

サマースプリント王というちっぽけなものではなく、最大目標は秋のスプリターンズSでしょう。この馬については、ハンデの58.5㎏をどうみるかだけです。

ヨシノイースター   56.0 【B+】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

ラチ沿いの一番深いところを登坂。上体はやや高めも、ずっしりと重厚感あるフットワークで地面をしっかり捕える走り。それでいて脚元は俊敏で捌きにキレがある。適度に活気も示し好気合。ラスト1Fからの仕掛けにもしっかり反応できている。状態がとてもよく映る一頭。高く評価したい。

jamie

フットワークを見る限り、週末の雨予報は歓迎の一頭でしょう。また、スマートクラージュとの比較でハンデに恵まれた感があります。

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