2023年6月18日(日)に東京競馬場で行われる『ユニコーンS(G3)芝1600m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
カレンアルカンタラは、最終追い切り映像がなかったのですが1週前追い切りの映像が公開されていました。人気はなさそうですが、良く見えた1頭です。コメントします。
アイファーテイオー 56.0 【B】
綺麗な手前替え。決して目立つ動きではないものの、ピッチ気味の走法で、前後の脚をまっすぐ前に出し綺麗に走れている。
この馬が最低人気でしょうか。鮫島克騎手です。無欲の差しに徹すれば一発あるかも知れません。
オマツリオトコ 56.0 【B】
美浦南Wで3頭併せの外。前を走る2頭に対して大きく外を回して来る。程良いタイミングで手前を替ると、中の相手と熾烈な争いを演じて併入。踏んだラップは綺麗な加速ラップで時計も優秀。脚を長く使えており、体も大きく使えている。
併せた相手は3歳未勝利のタイセイドルチェです。【B】の中では上位です。
カレンアルカンタラ 56.0 【B+】
少しアタマは高めも堂々としたフットワーク。ダート馬らしくキレる脚はないものの、脚元はとてもパワフル。時計も十分。最終追い切り映像がなかったものの、面白そうな一頭。この1週前の動きだけでプラス評価としてみたい。
最終追い切りでは、終い失速していましたが、その分全体時計は早くなっています。先行して粘り込みが図れる態勢にはありそうです。
グレートサンドシー 56.0 【B】
ダート馬らしからぬキレある動き。体幹がしっかりしておりフォーム安定。少しアタマが高く推進力が上向きにはなっていたものの、クビと脚との連動性は素晴らしく浮遊感あるフットワークで、スッーっと脚を伸ばすことができている。
【B】の中では最上位です。性格的に少しカリカリしているところはありそうです。この性格が災いして力が発揮できない可能性も視野に入れたいところです。
サンライズジーク 56.0 【C】
栗東坂路のラチ沿いを走り終い重点の内容。仕掛けに反応して反応は示すも、後ろから来た相手に追い抜かれてしまう。動きがこぢんまりとしており、脚元が非力に映る。評価できない。
ジャスパーバローズ 56.0 【B-】
3頭併せの内でリラックスしてリズミカルな走りではあるものの、馬なりのままの外の2頭にあっさり交わされてしまう。脚元の力感薄く、闘志に欠ける内容。評価しづらい。
ニシキギミッチー 56.0 【B-】
芝コースで3頭併せの中。外には先着するも後にいた内の相手に半馬身遅れという内容。芝コースでスピード感ある走りだが、手前が決まりきっておらず、動きはさして見栄えしない。
ニシノカシミア 54.0 【B+】
美浦南Wでの併せ馬。先行した状態から相手が来るのを待ち、相手が馬体を併せに来たところで、肩を叩き合図を送ると一追いでグイッと加速し相手を突き放す。その後は馬なりのまま、外で懸命に追う古馬1勝クラスを尻目にラクに1馬身先着した。リラックスした走りでフォームは安定。プラスに評価してみたい。
紅一点。若い牝馬ですが、古馬のような落ち着きがある馬です。これがこの馬の最大の魅力。52㎏から56㎏になる点は不安ですがチャンスはありそうです。
ハードワイヤード 56.0 【B-】
脚長のスラッとした馬体の馬で序盤の雰囲気は悪くなかったものの、直線で右手前に替わってからが一息。活気に乏しく、走りに気持ちが入っていない。評価できない。
ブライアンセンス 56.0 【B-】
前肢をピンと伸ばし地面を這わせるように走る馬。発汗が目立ち序盤かかりながらの走り。直線でも力みがとれず手前を決めきれなかった点は大きく割引き。一方で、脚元の力感はまずまず。勝負根性はありそうだが、この走りでは高い評価は与えづらい。
パライバトルマリンが関東オークスを制したことでより人気が出てしまいそうです。尚のこと嫌ってみたくなります。
ペリエール 56.0 【C】
美浦南Wで2頭併せの内。気持ちが前向き過ぎで力みながらの走り。リラックスして走れていない。そのせいもあり手前替えのタイミングも悪く、右手前に替わってからの弾け具合ももの足りなかった。勝負根性は見せ、外の相手に半馬身先着も、この内容では人気を考慮すると評価できない。
併せた相手は、古馬1勝クラスのセブンフォールドです。
ヘンリー 56.0 【B-】
低い姿勢で走れているものの脚元非力。遅い時計であるにも関わらず、右手前になった際、アタマの位置が悪くなっていた点も割引き。評価できない。
最終追い切りだけを切り取れば【C】評価でも良いくらいです。ただ日曜日に坂路で優秀な時計を出していたため、一つオマケしました。
メイショウモズ 56.0 【B】
栗東坂路での併せ馬。ラチ沿いを走る相手に対して本馬は馬場の真ん中。序盤は馬体を離れていたが、相手がジワジワ寄せてくると、手前を替えて気持ちを前面に出しての走り。体幹はまだ弱く、相手にクビ差遅れも首をカチッと決めリズミカルな走り。評価は据え置いた。
ラフエイジアン 56.0 【A】
体を大きく使った好フォームで、ダート馬らしからぬエレガントさがある馬。左右のバランスが良く、走りに芯も入っている。脚の回転も鋭く、クビを前に突き出しグイグイ前に推進。残念だったのは、2週続けて手前替えができていなかった点。最終追いでは舌をベロベロ出していた。ただそれを凌駕する上質な動き。この得体の知れない魅力を高く評価したい。
本番で上手く手前を替えてくれることに期待したいと思います。
ワールズコライド 56.0 【B+】
クビに硬さは見られるも、気持ち面で力みはなくリラックスした走り。動きの連動性も高く総じてみるとバランスの良いフットワーク。手前替えにやや手こずっていたが、それでも脚元は十分に俊敏でパワフル。府中の長い直線で伸びてきそうなイメージが持てる。プラスに評価したい。
併せた相手は、新馬のボルケーノです。
今週開催のその他重賞レース
マーメイドステークス(G3)
今週の新馬戦
2023年6月17日(土)
2023年6月18日(日)
来週のG1レースを先取りしておこう
宝塚記念(G1)
日曜日の夜に公開予定。