2023年5月27日(土)に京都競馬場で行われる『葵S(G3)芝1200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- コーパスクリスティ
- コスモイグローク
- メイショウピース
アームズレイン 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑧
2頭併せの内。追って追って半馬身遅れという内容。全体時計は早いも、ラップはチグハグで最後は舌を出し集中力が切れていた。手前替えのタイミングが遅く、左手前に替わってからの伸びが一息。ただ相手が動けていたという見方もできる。半腱半膜様筋は浮き出ており注意は必要。評価は据え置いた。
1週前にダービーに出走予定のベラジオオペラの先導役を務めた馬です。悪い馬ではなさそうです。なお最終追いの相手は3歳OPのセオ。セオも動けています。
アンビバレント 56.0 【C】
美浦南W単走。馬なり⑦
前肢は高々と上がっているものの四肢の捌きに硬さ感じる走り。走りに推進力がなく評価できない。
エレガントムーン 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
鮫島克騎手が騎乗。馬場の植え込み側を登坂。アタマを体の中心におけない走り。評価しづらい。
カンチェンジュンガ 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
藤岡康騎手が騎乗。馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。右手前時における右前肢によるスナップの効かせ方が独特。体幹しっかりにリズミカルに駆けた。左手前はゴール前の数完歩だったが、ここでもしっかりとしたギアチャンジも見せている。
【B】の中では上位です。
タツダイヤモンド 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
菱田騎手が騎乗。キビキビと活気十分の走りではあったものの、左に刺さりながらの走り。ラスト1Fも僅かに失速。評価は割り引いた。
タマモブラックタイ 57.0 【B】
栗東CW併せ。G前強め⑩
2頭併せの外。ショートカット気味に内を回る相手に対し、コーナーの一番深いところを悠然と回って来る。直線では強めに仕掛けて内の相手にきっちり1馬身先着。のびやかなフォームでフットワークの質は良質。仕掛けてからの反応にもう少し鋭さがあると良いのだが…。とは言え比較上位。
併せた相手は3歳1勝クラスのメイショウポペットです。角田大河騎手もさぞかし気合いが入っているでしょう。【B】の中では最上位です。
テラステラ 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
馬場の真ん中を登坂。ピッチ走法で加速し、じわじわストライドを伸ばす走り。最後は疲れてしまっており、使える脚の短さは否めない。とは言え、疲れからもフォームの乱れは少なく、体はふっくら見せている。評価は据え置いた。
トールキン 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ラチ沿いを登坂。キビキビとしたフットワークで序盤のスピード感は十分。ただ終いにかけて疲れを見せ、ラスト1Fで0.6秒と大きく失速。評価しづらい。
トラベログ 54.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑦
四肢の可動域は及第点も、大きなストライドで一完歩の推進力十分。荒々しい活気を示し、しっかり地面を掻いて走れている。毛艶もよく体調良好だろう。プラスに評価したい。
1週前も猛時計を出しています。
ビッグシーザー 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
幸騎手が騎乗。ラチ沿いを右手前で登坂。地を這わせるようなフットワーク。ラスト1Fから左手前に替わるも疲れを見せ0.3秒の失速。とは言え、ラチ沿いを駆けたことを考えると十分な時計。この馬の脚力の強さを物語る。評価は据え置いた。
ブーケファロス 56.0 【B+】
美浦坂路併せ。G前仕掛け。
前を2馬身追走から直線入口で相手を捕え、ゴール前できっちり半馬身先着。時計は出ていないが、手前替えはスムーズで、綺麗に脚を出せている。捌きも俊敏で状態はよく映る。
併せた相手は古馬3勝クラスのマイネルコロンブスです。
ペースセッティング 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中を登坂。体をスカッと見せ弾力性あるフットワーク。ラスト1Fで手前を戻してしまった点は割引きも、体の使い方と雰囲気は上位。肌艶も良い。
モズメイメイ 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
前肢と後肢の出がまっすぐではなくバラバラな走り。手前もコロコロ替え、馬自身も今自分がどちらの手前で走っているか分かっていない。走りが兎に角荒削り。それでも早い全体時計を出し、古馬OP馬を4馬身千切る走り。2週続けて好時計を出し、脚力の強さは示しているもののフォームが悪く評価できない。
併せた相手は、古馬OPのアードラーです。
ヤクシマ 56.0 【B】
栗東CW単走。G前軽く仕掛け⑦
ずっしりとしたパワフルなフットワーク。手前替えスムーズに淡々と一定のリズムで駆けた。ラスト1Fから鞍上が肩を叩き合図を送ると、2度目の合図に反応し脚色を伸ばしフィニッシュ。完調手前も状態は悪くない。
ルガル 56.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
団野騎手が騎乗。ラチ沿いに入って来るも、僅かに右前肢が内に入り過ぎておりジワジワと左に斜行。これは割引きだが、体の軸は安定しており、ほぼ馬なりでしっかりとした加速ラップが踏めている。高く評価したい。
今週開催のその他重賞レース
日本ダービー(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
目黒記念(G2)
来週のG1レースも先取りしておこう
安田記念(G1)
1週前追い切り評価記事を週末追記予定です。