2023年1月8日(日)に中京競馬場で行われる『シンザン記念(G3)芝1600m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は7頭。追い切り動画で確認できた6頭の追い切り評価となります。
- シンゼンイズモ
クファシル 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
D.イーガン騎手が騎乗。後肢を蹴り出す方向が一定とならず左右にフラつき軸が安定しない点は割引きも、前肢を力強く地面に叩きつけ、スナップを効かせた走り。左手前に替わり一段ギアを上げ加速した際の脚の回転力には目を見張るものがある。素質感じる馬。高く評価したい。
併せた相手は、3歳未勝利馬のセオグランジ。これを全く相手にすることなく5馬身突き放し先着です。
サンライズピース 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
アタマが高く時折フワッとした完歩の見られる馬。また手前をコロコロ替えて走る癖がある。これは割引き。勝負根性を見せ、相手にクビ差先着したとは言え、高い評価は与えづらい。評価は割引いた。
併せた相手は、3歳未勝利のアスクドゥポルテ。中1週を考えると意欲的な攻め内容です。
スズカダブル 56.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
植え込み側に入ってくるも、顔がラチ側を向いておりジワジワとラチ側へ。馬場の真ん中ややラチ側まで斜行するも、そこからは顔を真っ直ぐ向け、ゴールに向かって加速するラップを踏んで登坂。右手前一本の走りも、余力十分に、パワフルさと鋭さを兼備する走りができている。
朝日杯FSでも高く評価した一頭。左回りも良さそうです。
トーホウガレオン 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前見せムチで鼓舞。
馬場の真ん中を相手と追走するカタチで登坂。脚元の力感薄くメリハリない走りで、なかなか差を詰めることができない。鞍上がステッキを抜き、見せムチで馬を鼓舞して最後に何とか併入させた。全体的にこじんまり。評価しづらい。
併せた相手は、古馬1勝クラスのルージュシェノンです。2週に渡り古馬と併せ馬を行い意欲的な攻め内容ですが、動きは一息です。
ベースセッティング 56.0 【D】
栗東坂路単走。馬なり。
中1週で調整程度の軽めの内容。評価不能の【D】評価とするが、煩い一面をのぞかせながらも、体をスカッと見せ、雰囲気あるフットワークで能力は高そう。パドック気配、最注意の一頭。
この中間はプールでの調整で強い追い切りは一本もありません。能力だけで臨む一戦になりそうです。
ライトクオンタム 54.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑥
右手前で長く引っ張り、相手が馬体を併せてきたタイミングで左手前。相手も合わせてくれていたが、馬なりで抜かせない勝負根性を見せクビ差先着。クビの使い方が独特で、この父の産駒らしい柔らかさがある。
併せた相手は、古馬OP馬のセキフウです。