《2023》フェアリーS【評価結果】―レース回顧

フェアリーS シンザン記念 評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

高評価としたのは2頭。うち1頭が馬券に絡んだが、勝った馬は追い切り映像が無かった馬。参考になったとは言い難い。

着順馬名評価人気
1キタウイング11
2メイクアスナッチB+7
3スピードオブライトD6
4ブラウンウェーブC15
5リックスターD9
6アンタノバラードB-10
7ミシシッピテソーロB4
8イコノスタシスB5
9マイレーヌB12
10ディアトセレーネA2
11ヒップホップソウルD1
12ミタマB13
13チハヤ16
14エナジーチャイムB-3
15ディヴァーシオンC8
16ブルーイングリーンB-14

パドック

メイクアスナッチを6番手で挙げれただけ。人気馬の中ではディナトセレーネヒップホップソウルは良く見えた。状態は良かったものと思われ、この敗戦は力負けの要素が強くなる。

後からパドックを見直してみたが、キタウィングは歩様にメリハリがなく、スピードオブライトは-12㎏で踏み込みの力感薄く比較下位。ブラウンウェーブは-10㎏の割にはふっくら見せていたものの、鶴クビでチャカつきながらの周回。これらの馬をパドックから推奨することが私には困難であった。

レース回顧

勝ち時計1:34.3秒は優秀。過去10年の平均勝ち時計1:34.9秒よりも0.6秒早く、過去10年で2位タイの時計。早いと言えよう。

前半1000mの通過タイムは58.2秒。前半の方が1.7秒も早いハイペースでレースが行われた。

このハイペースを作ったのは、マイレーヌ(横山琉人)であった。

1着 キタウイングについて

優勝したキタウイングは後方2番手も、後ろは地方から参戦したチハヤ。実質最後方からの競馬。

坂の下りを利用して残り700mあたりでポジションを押し上げたのがファインプレー。INは絶対譲らないという杉原騎手の強い意志を感じた。

直線も迷うことなくIN突き。ラチ沿い1頭分あるかないかの狭い所を突いて見事優勝した。

キタウイングは早くも重賞2勝目。

この勝利で好きなレース選択が可能となったが、今回は展開が向き、杉原騎手の好騎乗による優勝だったとも言える。桜花賞ではどのような人気になるだろうか。楽しみにしたい。

キタウィングは溜めて味が出る馬。ハイペース想定の時は面白いかも知れません。ピッチ走法で器用な馬かつ、内に突っ込める馬という事も覚えておきたいです。

しかし、最後のIN突きは本当に狭かった。そこに恐れることなく突っ込める度胸がある。こういう騎手であることも覚えておきたい。

jamie

ただ下手をすれば事故になりかねない位、狭かったです。

杉原騎手は昨年のアイビスSDに次いで重賞2勝目。

この日は人気薄の馬で1着、2着があり調子が良かったことも関係があったかも知れない。マインドがいかに大事かということが分かる。

杉原騎手は追い切りによく跨る騎手で、個人的に彼の勝利はとても嬉しい。勝利ジョッキーインタビューも見たが精悍な顔つきで目に力がある。中堅となる30歳。彼の更なる飛躍に期待したい。

2着 メイクアスナッチについて

メイクアスナッチには、2つの幸運があった。

1点目は駐立悪くスタートで後手を踏み、脚を溜めざるを得ない競馬となったこと。

2点目は外にいた人気のエナジーチャイムの脚色が悪く、4角でスムーズに外に出せたこと。

直線向いてからの脚色は迫力があり調子の良かったのだろう。この距離にもメドが立ち、賞金を加算できたことで、今後のレース選択に広がりを見せた。着差が僅かだっただけに悔やまれるが、収穫は大きい。

3着 スピードオブライトについて

スピードオブライトはスタート早く自然なカタチでハナへ。と思った矢先。追って追ってマイレーヌがハナへ。

番手を追走することとなったが、このハイペースを前で粘っての3着は強い。マイレーヌに絡まれず、自身がペースを握っていればもう少し結果は違っていたかも知れない。

4着 ブラウンウェーブについて

ブラウンウェーブも序盤はメイクアスナッチの後ろを追走するポジション。後方から。

この馬の不幸は、勝負所でINのポジションをキタウイングに取られたこと。このポジションをこの馬が取っていたら、勝っていたのはこの馬だったかも知れない。そのくらい重要なポジションで、そこを制した杉原騎手の勝利であった。

直線も斜行をしながら追ってアタマ差届かずの4着。短い距離を使われているが、終いの脚はしっかりしている馬。スタートが早い馬ではなく、もう少し長い距離の方があっているかも知れない。

今後の注目馬

今後注目したいのは、6着だったアンタノバラード。道中かかり、直線も進路が開かず。まったく力を出し切っていない。難しい所はありそうだが能力は高そうで、次走以降も注目してみたい。

その他、人気馬について

1番人気も11着と大敗したヒップホップソウルは、道中外のポジションを巡りブルーイングリーンと喧嘩。終始外々を回る展開で、これも力を出し切れていない。パドックでの動きはよく次走人気を落とすようなら注意したい。

2人気も10着に敗れたディナトセレーネは、マイレーヌによるハイペースに巻き込まれたこともあるが、結果的にマイレーヌより下の着順。現時点では能力不足と整理したい。

3人気も14着に敗れたエナジーチャイムは、中団から外目を追走するも4角手前で息切れ。追い切りも【B-】でパドックでも目立たず。状態一息だったのかも知れない。

フェアリーS シンザン記念 評価結果 レース回顧

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