2022年11月12日(土)に阪神競馬場で行われる『デイリー杯2歳S(G2)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は10頭。追い切り動画で確認できた9頭の追い切り評価となります。
- デイドリームビーチ
エミサキホコル 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
体幹がしっかりしておらず右に左にフラフラ。脚元の力感も薄く、しまい失速。この全体時計での失速はいただけない。これは左手前を決めきれなかったことも影響しているだろう。評価できない。
【1週前追い切り B-】
クルゼイロドスル 55.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑦
本番と同じ右回りのコーナーを逆手前で入った点は割引きも、オールパルフェ同様、クビの使い方が上手く背中を使った走り。外の格上馬相手にジワッと詰め寄られるもハナ差凌いで先着。しまいの迫力はやや物足りなかったが、これは道中少し入れ込んでいたと思われるチグハグなラップだったことも影響しているかも知れない。内容は評価しづらいも動きの質は高い。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのレッドジェニアルです。
オールパルフェ 55.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり④
2頭併せの内。体をスカッとみせ均整の取れた美しいフットワーク。前肢をはじめとする四肢の回転がとても綺麗な馬だ。またクビの使い方が上手く、背中を使って推進力ある走りができている。抜けだす時の脚が圧巻で、ラクラクと古馬2勝クラスを突き放した。惚れ惚れする素晴らしい走り。高く評価したい。
【1週前追い切り A】
半腱半膜様筋もしっかり浮き出ており、良質な筋肉を身にま纏っていることもしっかりと見て取れます。文句なしです。
ショウナンアレクサ 55.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。内に2馬身先行し、前受けするカタチでコーナーを深々と回ってくる。コーナーで加速性能は見せるも、直線向いてからの走りがこじんまりとしており伸び一息。併せた内の相手にはアタマ差先着も、評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、新馬のブリックスダールです。シャドウロールの装着が緩いのも気になります。集中力高めるための馬具が、逆に集中力を削ぐ形となっており、これも割引きです。
シルヴァーデューク 55.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ショーモンとは打って変わって、洗練された柔らかなフットワーク。手前替え流麗に、前後の脚をまっすぐ前に出して走れている。ラスト1Fからの鞍上の仕掛けに対しても鋭く反応。綺麗な加速ラップを踏んで爽やかに登坂した。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
C.デムーロ騎手も良いのですが、もう少し当たりの柔らかな騎手の方が合いそうな気もします。
ショーモン 55.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
上体は高めも、前肢でしっかり地面を叩くパワフルなフットワーク。前肢を前に放り投げるようにも走っており、ストライドが大きく動きがダイナミック。相手が馬体を寄せてきたところで、馬自ら再加速し半馬身先着。鞍上は手を添えているだけ。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前はコースで好時計。状態の良さが伝わってきます。横山武騎手というのも心強いです。
ダノンタッチダウン 55.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。相手のカゲに隠れ手前替えのシーンが見れなかったのは残念だったが、1週前に違和感を覚えた手前替えの際の不自然な挙動は見て取れなかった。530㎏近い大型馬でフットワークに重厚感があり、肩の可動域も十分。ただ1週前同様、クビに硬さが見られる点は気になるところ。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B-】
新馬戦の追い切り映像をみた感想は「後肢をここまで高く蹴り上げる馬は類をみません。」です。
トーセントラム 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。前を追走し直線に入ってくる。シャキシャキとした小気味よいフットワーク。もったまま、軽く追う相手にクビ差先着した。併せた相手を考えると上々とも言えるが、踏んだラップが少しチグハグ。最序盤に掛かっていた可能性もある。一つ評価を下げた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬2勝クラスのインウィクトスです。
フォーサイドナイン 55.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑨
3頭併せの外。内の2頭に先行し、コーナーを深々と回ってくる。四肢の可動域は広くないものの、クビの長い馬で、そのクビを上手に振り子のように動かし推進力ある走りができている。内中の相手とは併入し、時計は平凡も、動きの質は悪くない。操縦性も高そうだ。
【1週前追い切り 映像なし】
今週開催のその他重賞レース
武蔵野ステークス(G3)
福島記念(G3)
1週前追い切り(短評)
エリザベス女王杯を除く、1週前追い切り短評はこちら。