《2022》マイルチャンピオンシップ【最終追い切り】調教評価

マイルCS 追い切り 調教 評価
  • URLをコピーしました!

2022年11月20日(日)に阪神競馬場で行われる『マイルCS(G1)芝1600m(定量)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は17頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。

以下の馬については、追い切り動画がありませんでした。

  • ハッピーアワー
目次

ウインカーネリアン  57.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑦

三浦騎手が騎乗。2頭併せの内。濃霧により視界不良。状況は良く分からなかったが、外の相手にクビ差遅れ。この馬らしい低い姿勢で、綺麗に脚を伸ばしていたが、四肢の可動域は及第点。ここに入ると飛び抜けたものがない。この評価となる。

【1週前追い切り B】

jamie

併せたのは古馬OPのヴィアメントです。

エアロロノア     57.0 【C】

栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。

左手前に替わったのがイヤだったのだろう。アタマを上げて嫌々しながら推進力を大きく上に逃がす走り。最後まで手前は決めきれていなかった。しっかりとした加速は踏めているものの、ここに入ると比較下位。評価できない。

【1週前追い切り B】

jamie

併せた相手は、古馬1勝クラスのシャープレシオです。

サリオス       57.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり②

R.ムーア騎手が騎乗。2頭併せの外。内に先行した状態でコーナーを回って来る。先行することを示唆する内容。相手には半馬身先着も、手前を替えることなく左手前一本の走りで、ラスト1Fは失速。1週前追い切りでも、併せ馬で遅れており評価しづらい。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は古馬2勝クラスのスワーヴエルメです。1週前が不満だったのでしょうか。最終追い切りでも攻めてきました。ムーアが、この馬の持ち味である基礎スピードが、どの程度もつか測っているようにも見えました。

シュネルマイスター  57.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり⑦

2頭併せの内。濃霧で最も見えづらかったのがこの馬。序盤はやや上ずった走り。後半スイッチが入ってからは、クビと後肢が連動した力強い走りに。外には半馬身遅れも、脚元の力感は上位。1週前に懸念していた「ギア」の入りにも、僅かな変調が見られた。余力十分の内容で悪くない。ただ、見える範囲があまりにも少なすぎる。評価は据え置いた。

【1週前追い切り B】

jamie

併せた相手は古馬OPのワーケアです。映像が本当に見づらかったです。評価不能の【D】にしてやろうかと思いましたが、想定1人気の馬です。見れる範囲で評価しました。

ジャスティンカフェ  57.0 【B+】

栗東CW併せ。馬なり⑤

2頭併せの外。前肢を高々と上げ、ゆったりと直線に入ってくる。前を射程に捕えると、馬自ら加速。高いギアチェンジ性能を見せ、アッと言う間に2馬身差を詰め併入した。ギアチェンジ性能だけ見ると、このメンバーに入ってもNo.1。トップスピードの質も高く、ラスト1F 11.2秒はメンバー中最速。映像はなかったが、11/11(金)でも終いのキレ味十分の追い切り時計。好調だろう。

【1週前追い切り D】

jamie

併せた相手は古馬OPのサンライズウルスですが、これを置き去りです。後方から終いの脚に賭けてどこまで…。という競馬になりそうです。

セリフォス      56.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑧

D.レーン騎手が騎乗。2頭併せの内。2馬身半追走からアタマ差先着という内容。股関節は柔らかも肩に硬さが見られ、前肢の伸びやかさが、この馬本来の動きからすると物足りない。また踏んだラップが、ややチグハグだった点も気になるところ。とは言え、道中の加速性能は素晴らしく、最後までしっかりとした時計で走れている。評価は据え置いた。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は、古馬1勝クラスのソリダリティです。1週前も走りに気負いが見られました。富士Sで仕上げ過ぎたのかも知れません。本来なら十分プラスの馬が、このメンバーに入るとこの評価です。恐ろしいメンバーです。

ソウルラッシュ    57.0 【A】

栗東坂路単走。馬なり。

弾力性がありながらも地に足ついた力強いフットワーク。いつも頭を回しながら走る馬が、カチッと頭を固定。馬なりでグイグイ脚を伸ばし、まっすぐに駆けた。最後に手前を戻したのは、馬場に脚をとられたためで、体幹はブレおらず問題はない。気になる点をあえて挙げるとすれば、左後肢を外から回している点くらい。1週前の動きも素晴らしく、ここに向けて最も調整過程が順調に映る。高く評価したい。

【1週前追い切り A】

jamie

この馬のフットワークを見ていると、週末の雨予報もまったく気になりません。寧ろ歓迎の口かも知れません。

ソダシ        55.0 【B】

栗東坂路併せ。馬なり。

吉田隼騎手が騎乗。馬場の真ん中を登坂。懸命に追う相手を尻目に、ラクラクと2馬身突き放す好内容。いつものように力強いフットワーク。脚も真っ直ぐ出せており、好調時のソダシの走り。ただラスト1Fで僅かに失速。抜け出してからソラを使ったか。1週前でも同様の所作を見せていた。評価を一つ下げた。

【1週前追い切り B+】

jamie

併せた相手は2歳1勝クラスのブライトサインです。正直十分プラスの内容です。雨で後続の脚が鈍り、前が残る展開になるならこの馬でしょう。【B】の中では最上位です。

ダノンザキッド    57.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。1週前にコースで時計を出し、最終追いは坂路でサラリ。王道の仕上げ。ゴールに向かって加速し続けるラップを踏めているものの、1週前同様、手前替えでスムーズさを欠き、口をパクパクさせ集中力一息の走り。一方で毛艶は良く脚元の力感は十分。ただ、もう少し動きに迫力が欲しかったというのが正直なところ。評価は据え置いた。

【1週前追い切り B+】

jamie

北村友騎手への乗替わりは大幅に割引きです。ただ、あまりに舐められた人気になるなら押さえておきたい。そんな感想です。パドックで発汗なく堂々と歩けていれば買ってみたいと思います。

ダノンスコーピオン  56.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

手前替え流麗に、前後の脚をまっすぐ前に出す好フォーム。完全馬なりでラクラクと綺麗な加速ラップを踏んで登坂した。1週前は自己ベストを計時するも、走りにブレがあった点が気になったが、当週追いでこれが改善。しかも当週追いも自己ベストタイの時計。自然とこの時計が出るのは、好調の証。坂路での動きは過去最高。高く評価したい。

【1週前追い切り B+】

jamie

2週続けて坂路での単走追い。これはNHKマイルの時と同じ調整内容ですが、併せ馬を消化していない点は気になります。叩きの前走で3着は能力。ここはエンジン全開の仕上げと見ます。

ピースオブエイト   56.0 【B】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑧

C.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの内。前を追走から、ラスト1Fで仕掛けて格下相手に3馬身半先着突き放す見栄えの良い内容。後肢の踏み込みの深さに特徴がある馬で、滑りやすい馬場だと多少割引が必要か。終い重点だったとは言え、ラスト1Fで見せたギアチェンジ性能はなかなか。とは言え、アタマが高く、プラスには少し足りない。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は古馬1勝クラスのロードマゼランです。【B】の中では上位です。

ファルコニア     57.0 【B-】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

池添騎手が騎乗し、馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。キビキビとした走りも、終始舌を出し上体は高め。しっかりとした加速ラップを踏んでいたものの、1週前からの上昇度は低い。評価は割引いた。

【1週前追い切り C】

ベステンダンク    57.0 【C】

栗東坂路単走。馬なり。

馬の多い時間帯での追い切り。顔を大きく左に背けての手前替え。その後も顔がまっすぐ向かず、左に向けたままの走り。ラスト1Fの12.6秒も、ここに入るともの足りない。

【1週前追い切り C】

ホウオウアマゾン   57.0 【B-】

栗東CW併せ。G前軽仕掛け③

坂井瑠騎手が騎乗。2頭併せの内。道中早いラップを刻み、前でどこまで粘れるかという意図をもった追い切り内容。大きく外を回る相手に対して、馬場の3分どころをショートカット気味に回って来る。手応えが一息だったか…。直線は、馬体を離したカタチの併せ馬となり、残り150mあたりで仕掛けてクビ差先着した。ただ仕掛けに対する反応鈍く、最後は僅かに失速。評価しづらい。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は、2歳未勝利馬のテラステラです。時計は出ていますが、通ったコースを考えると過剰な評価は禁物です。良い時は、もう少し動きに迫力がある馬です。

マテンロウオリオン  56.0 【B-】

栗東CW単走。G前仕掛け⑦

スワンSから中2週のローテーション。1週前の水曜日に追い切りを行わず、日曜日に坂路で追い切ったのが実質の1週前追い切り。追い出しを遅らせた点は少し気になるところ。最終追いでは、この馬らしいスピード感ある走りを見せていたが、アタマが高く推進力が前に向ききっていない。評価は割引いた。

【1週前追い切り 映像なし】

jamie

叩きのスワンSで上り最速。能力は確かで、最終追い切りに期待していた一頭ですが、残念ながら比較下位です。G3とかなら十分プラスなのですが…。ハイレベルです。

ロータスランド    55.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを登坂。前の馬を避け進路変更したことを考えると優秀な時計。キビキビと活気十分に、綺麗な加速ラップを踏んだ。1週前もコースで良い動きを見せており、追い切りだけ見ると上位と遜色ない動き。ピッチ走法の馬で渋った馬場も苦にしなさそう。マイナス評価にはしたくない。

【1週前追い切り B】

jamie

どの位の人気になるのでしょう。あまりに舐められたオッズになるなら、押さえておきたいと思う一頭です。ピッチ走法でコーナーリング性能の高い馬です。内枠引いて上手く立ち回ることができればチャンスがあるかも知れません。

1週前追い切りもチェックしておこう

Twitterをされている方のみの限定公開とさせていただいていますが、リンクを掲載しておきます。

あわせて読みたい
《2022》マイルチャンピオンシップ【1週前追い切り】調教評価 【1週前追い切り評価について】 いつも閲覧くださり、ありがとうございます。 このブログは、Twitterの ”いいね” に支えられ、ここまで続けて来ることができました。...

今週開催のその他重賞レース

東京スポーツ杯2歳S(G2)

あわせて読みたい
《2022》東京スポーツ杯2歳ステークス【最終追い切り】調教評価 2022年11月19日(土)に東京競馬場で行われる『東京スポーツ杯2歳S(G3)芝1800m』の最終追い切り評価となります。 出走登録は11頭。追い切り動画で確認できた全馬の追...
マイルCS 追い切り 調教 評価

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次