2022年11月5日(土)に阪神競馬場で行われる『ファンタジーS(G3)芝1400m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた10頭の追い切り評価となります。
- コスモフーレイ
- サツマノオンナ
サツマノオンナは、最終追い切りの映像がなく評価はしていませんが、1週前の追い切りでは綺麗に脚を回転させ、併せた相手にしっかり1馬身先着しています。良い馬で名前で嫌ってはダメな馬です。
アロマデローサ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
前肢による掻き込みが強く、グイグイ前に推進する走り。脚の回転力も豊かに、馬場のまんなかを真一文字に駆け抜けた。クビを使って活気も十分。線は細く映るも、状態はかなりよく映る。
1週前は栗東CWで同レースに出走するブトンドールと併せています。3頭併せの内で中のブトンドールを1馬身半追走するも、差が詰まらず1馬身半遅れだったようですがラスト1Fを11.1秒で駆けた脚力は魅力です。
クインズエルサ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
終い重点の内容。序盤ゆったりと坂路に入ってくる。やや斜に構えたフォームも蹴り出す方向は安定しており許容範囲。ラスト1Fで鞍上が軽く合図を送ってからの反応が素晴らしく、ラスト1Fの動きは秀逸。1.9秒と大きく加速した。体もふっくら見せており好気配。高く評価したい。
1週前に栗東坂路で素晴らしい時計が出ています。
サラサハウプリティ 54.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑤
菱田騎手が騎乗。3頭併せの内。外の2頭に先行した状態で直線に入ってくる。途中後ろを振り返り余力十分。最後まで追うことなく、馬なりで気分よく駆けさせ中に外に2馬身、中に1馬身先着した。決して悪くないものの、肩の出一息で、動きの俊敏性が少しモノ足りない。評価は据え置いた。
併せた相手は新馬のウナヴォルタです。
シルフィードレーヴ 54.0 【B-】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑧
松田騎手が騎乗。3頭併せの外。内の2頭を追走し、大きく外を回し直線に入ってくる。直線の手前替えでスムーズを欠き3馬身遅れ。仕掛けに対する反応も鈍く、評価しづらい。
併せた中の相手は、アルゼンチン共和国杯に出走予定のアフリカンゴールドです。この馬も一杯に追っており、外を回して追い付くのは至難だったかも知れませんが、動きのキレなく評価しづらい内容です。
トゥーテイルズ 54.0 【B+】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑤
C.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの内。外を2馬身追走から、直線で先に仕掛けた相手に対して、馬なりで半馬身前に出る。最後は差を詰められるもクビ差凌いだ内容は評価できる。キレるタイプではないものの、バランスの良い好フォームで長く脚を使えている。高く評価したい。
併せた相手は、古馬3勝クラスのプライムフェイズです。
バレリーナ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
騎手候補生が騎乗。ラスト1Fで脚色を強めようとしたところで、手前を戻してしまい失速。手前替えもスムーズさを欠いおており、アタマも高め。評価は割引いた。
ブトンドール 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前に早い時計を出し、最終追いは坂路でサラリ。ピッチ走法の馬で、ラチ沿いをキビキビと登坂した。一定のリズムで最後まで加速し続ける走り。脚力の強さが十分伝わってくる。高く評価したい。
1週前は同レースに出走するアロマデローサに1馬身半先行から寄せ付けず、1馬身半先着です。ここで計時したラスト1F時計10.9秒は強烈です。映像が見たかったです。
ミカッテヨンデイイ 54.0 【C】
美浦南W単走。馬なり④
大きく動こうとはしているものの、動きの俊敏性が一息。中間の調整過程をみても負荷のかけ方弱く、評価できない。
今村聖奈騎手が騎乗予定です。過剰に人気するなら尚更嫌いたくなる一頭です。
リバーラ 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。直線半ばからの映像。クビ差抜け出した後、ソラを使って気を緩めた点は割引き。ただ、相手の前に出る時の脚力はなかなか。評価は据え置いた。
併せた相手は古馬1勝クラスのサルサロッサです。
レッドヒルシューズ 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
酒井学騎手が騎乗。序盤大きく右に斜行した点は割引き。まだ体幹がしっかりしていない。後肢の蹴り出す方向が悪く、右前肢もまっすぐ出せていないためだろう。加速ラップを踏み半馬身先着も、走りの質はそれほど高くない。評価は割引いた。
併せた相手は古馬3勝クラスのペプチドヤマトです。10/29(土)もそこそこの時計を出していますがラスト1Fで0.3秒の失速です。