2022年11月6日(日)に阪神競馬場で行われる『みやこS(G3)ダ1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- ヴァンヤール
アイオライト 56.0 【B】
美浦坂路単走。馬なり。
濃霧のため動きは見えづらかったが、右前肢が外を回るのはいつものこと。好走時は早い時計を出しているが、今回は少し時計がモノ足りない。ただ区間ごとに1秒ずつ綺麗に加速し続けた内容は評価できる。手前は替えていなかったもののフットワークは安定。評価は据え置いた。
負荷のかけ方が少ない気がしますが、負荷をかけず終いしっかり伸ばす調教内容に変化させてきました。これがどうでるかは注目したいです。枠もよく、もう一度狙ってみるのは面白いかも知れません。
アメリカンフェイス 56.0 【B-】
美浦南P併せ。G前強め⑥
2頭併せの内で前を追走し併入という内容も、手応えは相手の方が上。着地が弱く脚元非力。ポリトラック馬場で負荷が軽かった点含め、評価できない。
併せた相手は古馬OPのダイシンインディーです。
ウィリアムバローズ 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。残り300mでカチッとした手前替え。鞍上はまったく追っておらず完全馬なりであったが、ラスト1Fからは馬自ら脚色を強め、しっかりとした加速ラップを踏んで登坂した。最後はアタマの位置が悪くなっていたが、重心を低く保ちキビキビと軽快に走れている。好調だろう。高く評価したい。
前肢の着地ポイントの近い馬です。これを考えると前走の不良馬場2着は頑張った方です。
オメガパフューム 59.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
安田翔厩舎なので水曜日追いは軽め。いつも通りの調教内容。調教師がまっすぐ綺麗に走らせた。やや強引な手前ではあったが、いつも以上に溌剌と気分良さそうに走れている。評価は据え置いた。
久々の秋初戦。59㎏を背負うここは叩きのレースかも知れません。
クリンチャー 58.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを登坂。テンから飛ばし気味に入り負荷をかける内容は良いのだが、最後は顎があがり苦しそうに失速。苦しくなっても手前を替えることなく右手前一本の走り。評価できない。
サクラアリュール 56.0 【C】
栗東CW併せ。G前一杯⑦
藤岡康騎手が騎乗。馬なりの相手に対して、強めに追うも半馬身遅れ。前を大きく追走していたこともあるが、動きはスローで脚元非力。最後は康太騎手も気合いの尻ムチを一発を入れ、「モノ足りないぞ」という気持ちを表していた。評価できない。
併せた相手は古馬3勝クラスのサウンドカナロアです。
サンライズホープ 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。活気十分に大きなフットワーク。いつもよく見せてくれる馬だが、今回もよく見える。ラスト1Fからの仕掛けにしっかり反応し、気持ちを切らすことなく脚色を強めて走れている。高く評価したい。
能力的にもこんな人気の馬ではないはずです。
タイセイドレフォン 54.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑧
手前が替わっていることに気づかず強引な手前替え。直線を逆手前で走ってしまった点は割引き。ストライドは広くないものの、内転筋の力強さを感じるフットワーク。併せた古馬1勝クラスを2馬身追走からクビ差先着した。2週続けてしっかりとした負荷をかけ先着した内容に好感が持てる。プラスに評価したい。
1週前は天皇賞・秋に出走したソリタリオとの併せ馬。これに喰らい付きゴール後交わすという内容です。
タガノディアマンテ 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
松若騎手が騎乗。手前を替えてからのエンジンのかかりは少し鈍かったものの、エンジンがかかってからは鋭く伸びた。ただ迫力は少しモノ足りない。評価は据え置いた。
終いのキレ味を活かすタイプの馬です。内枠がどうかですが状態は悪くなさそうです。
ハギノアレグリアス 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
福永騎手が騎乗。馬場の真ん中を登坂。加速ラップは踏めているものの、上体が高く脚の回転はスロー。毛艶は良いものの評価しづらい。
ハピ 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
横山典騎手が騎乗。2週前、1週前とコースで併せ馬。2週前は格上と併せて遅れ、1週前は気分よく先着させるつもりで格下と併せるも、ここでも半馬身遅れ。最終追い切りは、馬なりで駆けさせ終い僅かに失速。内容は評価しづらいも、3週に渡りしっかり負荷をかけた点では評価できる。評価は据え置いた。
すべて横山典騎手が騎乗しており、状態は完璧に把握していそうです。
ヒストリーメイカー 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前強め。
小沢大騎手が騎乗。近くを走っていた2頭に交わされるカタチとなり見栄えは悪くなっていたが、この馬自身も手前替え流麗に綺麗なフォームで走れている。ラスト1Fから仕掛けて加速ラップを維持した。
ブリッツファング 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
池添騎手が騎乗。馬場の植え込み側を登坂。右前肢に頼る入りで今にもバランスが崩れそうな走り。最後は右に寄れていた。時計は優秀も高い評価は与えづらい。
メイショウドヒョウ 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
太宰騎手が騎乗。ジワジワと左に斜行。鞍上も口向きを直しまっすぐ走らせようとするも改善されず。ラスト1Fの失速はこの斜行した分も影響しているかも知れない。ほぼ馬なりであったことを考えると早い時計が出ており、脚元の回転力は上位。評価は据え置いた。
最低人気が想定される馬です。この人気なら押さえおくのは面白いと思います。
メイショウフンジン 56.0 【C】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
酒井学騎手が騎乗。安定したフットワークも脚元非力。関係のない相手にも1馬身交わされ見栄えもよくない。評価できない。