2022年10月8日(土)に東京競馬場で行われる『サウジアラビアRC(G3)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は9頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
グラニット 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑥
嶋田純次騎手が騎乗。3頭併せの内。左回りのコーナーで逆手前。直線向いて手前を替えたため直線も逆手前。これは大幅に割引。ラスト50mでようやく正手前となり相手と併入。前を大きく追走し、ゴール後の手応えは優勢だったものの、評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた中の相手は2歳未勝利馬のロゼルです。
シルヴァーデューク 55.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
この馬の売りはギアチェンジ性能の高さ。終い重点の内容で、持ち前のギアチェンジ性能を確かめる内容。走りは荒々しく雑ではあるが、ギアが入ってからの伸びは鋭いものがある。
【1週前追い切り 映像なし】
開幕週の府中ですが週末は雨予報。持ち前のギアチェンジが活きる馬場かどうかです。
ドルチェモア 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
前肢がまっすぐ前に出ておらず、着地が非力。顔もまっすぐ向いておらず、やや斜に構えたフォーム。ただ、しっかりとした加速ラップを踏み、併せた内の相手には半馬身先着。評価は迷ったが、動きに迫力がなく、この評価とした。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、2歳未勝利馬のテルデストサンです。新馬戦の追い切り時は【A】と高く評価した馬ですが、このレースではパドック次第になりそうです。
ノッキングポイント 55.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり④
3頭併せの中。馬体をびっしり並べての併せ馬。馬の集中力を試すかのような追い切り。それにしっかり応え、最後まで集中。直線でカチッと得意の右手前に替えると、前肢を大きく前に投げ出す走り。後肢も鋭く蹴れている。馬体もふっくら見せ 、1週前と比べるとグンとよく見える。プラスに評価したい。
【1週前追い切り B-】
併せた外の相手は古馬OP馬のフェルミスフィアです。
フロムナウオン 55.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。1馬身先行した状態でコーナー深く回ってくる。四肢の可動域が広く、大きなフットワーク。1週前に見られた後傾姿勢が改善されて、しっかり前に推進する走りができている。前肢でもう少ししっかり地面を掴んで走ることができれば、より良くなりそうだが、状態は良く映る。高く評価したい。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、新馬のレヴォルタードです。決してキレるタイプの馬ではなさそうです。ただ安定したフォームで長く脚を使えています。デビュー戦は福島でしたが、この大きなフットワークを見ると府中の方が合いそうです。
ブーケファロス 55.0 【C】
美浦坂路併せ。G前仕掛け。
この馬は右手前が苦手。右手前時は体幹が安定せずフラフラとした走りに。最後の方には顔を右に寄せ、左手前に戻したがる仕草。これもあってか、ラスト1Fはしっかり追われるも、0.5秒失速しての13.4秒。併せた相手には、半馬身先着も評価できない。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、古馬1勝クラスのクイーンドライブです。
マイネルケレリウス 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け③
2頭併せの内。前を3馬身追走しコーナーを回ってくる。手前替えのタイミングが早く、コロコロ手前を替えていた点は割引も、鞍上は終始抱えたまま。直線ではしっかり正手前となり、併せた相手を2馬身突き放す好内容。馬体は華奢も、後肢の蹴りの強さは十分で、クビを使って大きく動けている。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬1勝クラスのホウオウサンデーです。華奢な馬体で、地面へのタッチは軽く、週末の雨馬場に対応できるかは少し不安ですが動けています。【B】でも上位です。
ミシェラドラータ 55.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチから2頭分空けたところに入ってくるも、右手前に替わるとトモが流れ、ラチ側に流れていった点は割引。最後も手前を戻していた。キレのない単調な走りで評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
レッドソリッド 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
1週前も坂路で52.0秒と攻めたが、この最終追いでも更に時計を詰め51.1秒。音無厩舎らしい内容。ラスト1Fで脚が上がるも見せムチ使って馬を鼓舞。苦しくなってもフォームの乱れが少なかった点は評価できる。ただラスト1Fで0.6秒の失速。相対比較で下位となる。
【1週前追い切り 映像なし】
重心の低い走りで、雨馬場はこなしそうです。追い切り内容からはテンから飛ばしていくことが想定されます。楽逃げできればあるかも知れません。