《2022》府中牝馬ステークス【最終追い切り】調教評価

府中牝馬S 追い切り 調教評価
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2022年10月15日(土)に東京競馬場で行われる『府中牝馬S(G2)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。

以下の馬については、追い切り動画がありませんでした。

  • ライティア
目次

アカイイト      56.0 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

幸騎手が騎乗。前後の脚をまっすぐ前に出す好フォーム。クビを前に突き出し、適度な活気も示しながら、馬場の真ん中やや植え込み側を登坂した。ラスト1Fから僅かに疲れを見せ、鞍上に軽く仕掛けられるも0.2秒の失速。この馬はいつもラスト1F失速で失速する馬であり、それで結果を残しているため、さほど気にする必要はないかも知れない。評価は据え置いた。

jamie

本番は、このレースを経て中3週で臨むエリザベス女王杯でしょう。ここは8割仕上げだとは思います。ただ、この馬の単体での縦の比較では、いつも以上に良く映ります。

アブレイズ      54.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

10/13(木)の追い切り映像であったが、輸送を考慮し軽めの内容。アタマ高めの走法はいつものこと。また舌を出し遊びながら走ることも多い馬だが、今回は集中。馬体をふっくら見せリラックスして走れている。残り100mで手前を替えて綺麗な加速ラップを維持して登坂した。1週前に破格の猛時計。状態はよく映る。プラスに評価したい。

jamie

1週前追い切りの映像はありませんでしたが、栗東坂路で49.8-12.1秒の猛時計を叩き出しています。10/10(月・祝)にも早い時計を出しており意欲的な調整過程も目を引きます。

アンドヴァラナウト  54.0 【D】

栗東坂路単走。馬なり。

映像は10/13(木)のもの。この馬も輸送を考慮し木曜追いは軽め。軽めとは言え、感じのよくない内容。顔を大きく右に背け、時折アタマを大きく上げながら。何か嫌々走っている。評価不能の【D】とするが、正直よくは映らない。

jamie

映像はありませんでしたが、本追い切りは10/10(月・祝)。ここで栗東坂路52.6-12.0秒の時計を出しています。映像からの雰囲気はよくありません。パドックで取捨を決めざるを得ない一頭です。

イズジョーノキセキ  54.0 【B-】

栗東坂路単走。G前軽く促す。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。ラスト1Fで鞍上が肩を叩く合図に呼応し、手前を替えて加速ラップを維持した。この操縦性の高さは評価できるも、終いのキレ味がもう少し欲しいところ。菅が細く、脚元がやや非力に映る。

クールキャット    54.0 【B】

美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑤

2頭併せの内。前を3馬身と大きく追走。直線入口で並び掛け、軽く仕掛けて併入という内容。外の相手がかなり動けており、手応えで見劣ったのは、手前を替えず左手前一本の走りであったため。手前を替えなかった点は割引きだが、それでも遅れず、しっかり併入した点は評価できる。評価は据え置いた。

jamie

併せた相手は、古馬1勝クラスのフリートオブフットです。この馬がかなり動けていました。この馬特有の大きなフットワークは健在で、いかにも府中の長い直線が合いそうな走りをする馬です。無視は危険だと思います。

クリノプレミアム   54.0 【B+】

美浦南W単走。馬なり⑦

いつも四肢を綺麗に回転させ、キレ味鋭い走りをみせてくれる馬。今回もよく映る。しっかり地面を掴む走りで脚元パワフル。特にラスト1Fから馬自らグッと脚色を強め、加速した点は評価したい。十分プラスの内容。

jamie

小回り実績に目が行きますが、走りを見る限り、この舞台が決して合わないとは思いません。

ゴルトベルク     54.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑧

石川裕騎手が騎乗。2頭併せの外。前肢をピンと伸ばし前に投げ出す走法。クビの可動域は狭くアタマは高め。やや手応え劣勢に内の相手と併入した。評価しづらい。

jamie

併せた相手は、新馬のレッドバレンティアです。

サトノセシル     54.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり④

3頭併せの内。ゆったりコーナーを回ってくる。クビの使い方に硬さが見られ何か余裕のない走り。直線入口では相手の方に顔を向けており、何か苦しそう。直線での伸びもなく、中の相手にあっさり前に出られフィニッシュ。この内容では評価しづらい。

シャドウディーヴァ  55.0 【B-】

美浦坂路併せ。G前仕掛け。

コーナーを逆手前で入ってくる。直線も逆手前となっており、何かチグハグな走り。アタマもいつも以上に高め。ただいつも以上に活気を見せキビキビとした走り。全体時計は平凡も、しっかりとした加速ラップは踏めている。評価は迷ったが割引いた。

jamie

併せた相手は、古馬1勝クラスのバオバブスピリットです。昨年の覇者であり、この舞台での適正の高さは無視しづらい一頭です。ジャパンカップは流石に敷居が高く、ここを本気で取りたい一頭だと思います。パドックが良ければ拾いたいと思います。

ソダシ        56.0 【A】

栗東坂路併せ。馬なり。

吉田隼騎手が騎乗。併せた相手が馬体をヨレ、この馬の進路に入ってくるも動じることなくスッと対応。その後は完全馬なりで3馬身突き放し、相手を圧倒した。併せた相手は、古馬2勝クラスのドライゼで、これを子供扱い。最後に手前を戻してはいたものの、まったくロスなし。この馬らしく、堂々とハツラツとした動き。

jamie

100%ではないと思います。それでもここに入ると走りの質が抜けています。断然人気を承知で高く評価したいと思います。

ホウオウピースフル  54.0 【B】

美浦南W単走。馬なり⑥

安定したフットワークで四肢の回転キレイな走り。ただクビに硬さが見られ、脚との連動性はそれほど高くない。評価は据え置いた。

ラヴユーライヴ    54.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

顔を左に向けながらの走り。ただ、それでバランスが取れているのかまっすぐには走れている。ギュッと内に力を籠め脚元はパワフル。ただ手前を替えようとして替えれなかった点は割引き。

リアアメリア     54.0 【A】

栗東CW併せ。馬なり⑧

藤岡佑騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走し直線に入ってくる。相手と馬体が並ぶと少し息を入れ併走。その後ギアを入れ、あっさり1馬身先着。鞍上は持ったままでこの加速力はさすが。相手と馬体が並んだ際、一呼吸置けた点も評価できる。高く評価したい。

jamie

ソダシとの比較では【B+】評価が妥当かも知れません。ただ【B+】の中では最上位。明示的に一つ評価を上げました。

ローザノワール    54.0 【B】

栗東坂路単走。G前軽く促す。

前肢はまっすぐ出ているものの、後肢は少し外を回す走り。ただ、クビの角度よくバランスの良い好フォーム。普段追い切り栄えしない馬が、今回は比較的良く映る。評価は据え置いた。

jamie

前で残すなら、この馬かも知れません。

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