2022年10月29日(土)に阪神競馬場で行われる『スワンS(G2)芝1400m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- ヴァトレニ
- ケイデンスコール
- ララクリスティーヌ
上記3頭の追い切り映像はありませんでしたが、ヴァトレニとララクリスティーヌの追い切り時計は目立つものがあり、枠も良いです。注意が必要だと思います。
アイラブテーラー 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
キビキビとしたフットワークも、手前を替えようとして替えれなかった点は割引き。それもあってか終い仕掛けるも0.2秒の失速。評価は割引いた。
キャプテンドレイク 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
藤岡康騎手が騎乗。不器用な手前替えで序盤の印象は悪かったものの、左手前に替わってからはフォームが安定。左前肢のスナップを効かせたラストのキレ味はなかなか。評価は据え置いた。
キングオブコージ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
前肢の着地ポイントの近い馬。トモが左に流れ、顔をやや右に向けながらの走りとなっていた点は割引き。綺麗な加速ラップは踏めているものの、走りの軸が安定しておらず評価しづらい。
サブライムアンセム 52.0 【B+】
栗東B単走。馬なり⑧
福永騎手が騎乗。1週前に早い時計を出し、最終追いはダートコースで折り合い重視。ただ意に反して折り合いは取れておらず、終始引っ張られぎみ。内容は評価できない。ただ脚元は異様にパワフルで、抑えられながらも、この推進力で走れる脚力は魅力。プラスに評価してみたい。
52㎏も魅力です
スカイグルーヴ 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり③
3頭併せの中。一切力むことなくリラックスした走り。地を這うようなフットワークで前肢の高さはないものの、後肢の蹴りは鋭く伸びやか。併せた外の相手(古馬OP馬のハーメティキスト)を2馬身追走し、ゴール前でスッと半馬身先着した。
1週前はイクイノックスと併せて、少し力みが感じられましたが、最終追いでは、この力みが良い感じに抜けていました。
ダイアトニック 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。アタマが高いのが残念も、まっすぐにゴールに向かってグングン加速。左右のバランスがよく、フォームの安定性は上位。
枠も良いです。
トゥラヴェスーラ 56.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
全体時計は遅く終い重点の内容だったが、最後まで集中した走り。チップを高々と蹴り上げ、迫力も十分。ピッチ走法の馬で、この舞台は合いそう。 プラスに評価してみたい。
ベステンダンク 56.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
ラチ沿いを登坂。時計が遅かったこともあるが、脚の回転はスロー。途中手前を替えようとするも替えることができず、バランスを崩し左にヨレてしまう。評価できない。
ホウオウアマゾン 56.0 【B+】
栗東CW併せ。G前一杯⑥
C.デムーロ騎手が騎乗。3頭併せの内。コーナーでの動きが秀逸。体を倒しながら加速。コーナーリング性能の高さと勝負根性を見せつけた。その後はスッと手前を替え、馬なりで相手の前に1馬身出ててから仕掛けられ、一気に5馬身突き放す圧巻の内容。高く評価したい。
【B+】の中では最上位です。体が少し重たく見えた分一つ評価を落としました。当日の馬体重は要チェックです。510㎏前後が良さそうです。併せた相手は、古馬1勝クラスのユイノザッパーです。
マテンロウオリオン 54.0 【B】
栗東CW単走。G前軽く促す⑤
横山典騎手が騎乗。終い重点の内容。追ったのは残り150mだけ。一完歩が大きい馬で追われてからの走りは才能感じるもの。ゆったりリズミカルに走れているものの、この馬にはまだ上がある。本気は出していない。
ここはマイルCSへの叩きの一戦だとおもいます。状態は8割程度と言う見立てです。
ミッキーブリランテ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
和田竜騎手が騎乗。馬場の真ん中を登坂し、ラチ側を走る相手との追い比べ。見せムチ使ってめい一杯仕掛けて1馬身先着という内容も、ラスト1Fは0.7秒の失速。体幹のしっかりした馬がブレていた点も割引。評価できない。
併せた相手は、古馬3勝クラスのテンカハルです。
メイショウミモザ 54.0 【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
前肢を高々と上げ、この馬らしいキビキビとしたフットワーク。ラチ沿いの相手は新馬のアンニーナだったが全く歯が立たず。そのまま突き抜け6.7馬身は先着しただろうか。終い右に斜行するも、鞍上の見せムチで上手くコントロールできていた。いつもよく見せる馬だが、今回もド迫力の動き。懲りずに高く評価したい。
前走スプリンターズSでも【A】とした馬です。阪神1400mもピッタリの舞台に思えます。
ルプリュルフォール 56.0 【B】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤
直線で左手前に替わってからの走りがなかなか。スピードに乗るまでは少しフワっとする完歩も見られたが、スピードに乗ってからはクビと脚との連動性高い動き。上手にスピードをキープ出来ている。四肢の可動域は及第点も、クビの使い方が良い。
後ろからぶっ飛んで来るなら、この馬だと思います。【B】の中では最上位です。
レイモンドバローズ 56.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
左手前時の左前肢のスナップの効かせ方が変で、何かフニャフニャとした走り。見栄えが悪く、あまり好きな走り方ではない。時計も平凡で評価できない。
ロータスランド 54.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑦
良いときは低い姿勢で唸るような走りをする馬。今回は控え目な内容だったこともあるが、アタマが高くクビを使わない走り。馬体はスカッと見せまっすぐ走れており、雰囲気は悪くないものの、この評価となる。
この馬もマイルCSを視野に入れた仕上げに思えます。100%の仕上げではなさそうです。
今週開催のその他重賞レース
アルテミスS(G3)
天皇賞・秋(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
今週の新馬戦
2022年10月29日(土)
今週末の新馬戦記事はお休みします。
2022年10月30日(日)
今週末の新馬戦記事はお休みします。