2022年10月2日(日)に中山競馬場で行われる『スプリンターズS(G1)芝1200m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
ウインマーベル 55.0 【C】
美浦南W併せ。G前一杯⑤
3頭併せの内。前を4馬身追走からコーナーで並びかけ直線に入ってくる。手前替えのタイミングは良かったものの、その後は脚元非力で伸び一息。前を大きく追走していたとは言え、外を回した2頭に手応え見劣る内容。評価できない。
【1週前追い切り B-】
併せた中の相手は古馬1勝クラスのゴールドブリーズです。
ヴェントヴォーチェ 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。口をパクパクさせ、アタマを傾げながら。何か気負った走りで、リラックスはできていない。最後に手前を戻した点も割引。それでも脚元は十分パワフルで、しっかりとした加速ラップで登坂。ただ全体時計は2週続けて遅く、状態の維持に努めている感は否めない。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B+】
既に夏に3戦使っています。サマースプリント王を狙っていたのでしょうが、ここに来るとアイビスSDが余計に映ります。能力あるものの、この仕上げでどこまで通用するかです。
エイティーンガール 55.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑤
1週前に早い時計を出し意欲的な内容。最終追いは3Fだけ軽く駆けさせるつもりだったのだろうが、馬は終始かかっており、鞍上はジェットスキー状態。これもあり、脚捌き硬く伸びやかさ欠く走り。1週前に攻め過ぎたか。馬の動き以前に、内容が評価できない。
【1週前追い切り B-】
シュネルマイスター 57.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。パッと見の印象は太い。まだ余裕残しの仕上げ。手前替えのタイミングも悪く、アタマは高め。残り100mで手前を替えると貫禄でクビ差先着していたが、この馬本来の馬体と動きからはほど遠い印象。
【1週前追い切り B-】
マイルCSへの叩きとして、ここを使っている感が否めません。
ジャンダルム 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前の追い切り映像はなかったものの、栗東坂路で猛時計。最終追い切りは軽く流して十分な時計。状態の良さを物語る。体をふっくら見せ、余力十分にしっかりとした加速ラップ。7歳にしてパワフルさが増した印象で、太くは映らない。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
北九州記念の時の追い切りとは雲泥の差です。前走は完全に叩きのレース。狙いが明確なローテーションにも好感が持てます。
タイセイビジョン 57.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑤
福永騎手が 騎乗。3頭併せの内。前を大きく追走していたにも関わらず、コーナー手前で既に追いつき並び掛ける勢い。福永騎手が抑え気味だったのが印象的。直線での手前替えも流麗。普段アタマの高い馬が、クビを使ってリズミカル。ここ2.3走で追い切りの動きが格段に良くなっている。
【1週前追い切り B+】
【B】の中では最上位です。差して来るならこの馬でしょう。テイエムスパーダがどのベースを刻むか次第だと思います。
ダイアトニック 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
手前替えがぎこちなくアタマが高め。最後に手前を戻すなど、マイナスとするか迷ったが、馬体をスカッと見せ、リラックスした走り。気配は悪くない。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
既に7歳となり強い調教は不要なのでしょう。1週前の映像はありませんでしたが、馬なりで馬場の9分どころを駆け、新馬を5馬身追走から半馬身差先着したようです。不当な人気になるなら是非買いたい馬です。
テイエムスパーダ 53.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前にめい一杯スピード調教を施し、最終追いは坂路で軽め。手前替えでトモが流れていたものの、前肢を大きく前に投げ出し、伸びやかなフットワーク。走りにまだ若さ見られるも、活気十分。決してマイナス評価にはしたくない。
【1週前追い切り B】
今回テンのスピードでこの馬に勝る馬はいなさそうで、展開を自分で作れそうです。内枠引くなら大幅加点で、外枠でも無視できない一頭です。
トゥラヴェスーラ 57.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前に早い時計を出し、最終追い切りは軽め。軽めとは言え、手前替えにおけるブレ幅が大きく、安定しない走り。直線は鶴クビ気味に集中できいるものの、動きは平凡。最後に手前を戻していた。評価できない。
【1週前追い切り C】
この馬は追い切りの動きと成績がリンクする馬です。良いときと比べるとモノ足りず、今回は割引が妥当という判断です。
ナムラクレア 53.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前に栗東坂路で猛時計を出し、最終追いは坂路でサラリ。手前替えが少しぎこちなかったものの、その後は真っ直ぐ集中した走り。残り30mあたりで後肢を蹴り出す方向にブレが生じていたが、気にする必要はなさそうだ。
【1週前追い切り A】
夏に2戦使っていますが、これだけ動けるのは若さでしょう。メイケイエールは強敵ですが、この馬も負けていないと思います。
ナランフレグ 57.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
3頭併せの内。直線で左手前に替わった直後、フワッとなっただ点は割引。その後はジワっ脚色を伸ばし、格の違いで、中を2馬身突き放すも外とは同入。後肢は綺麗に回転させているも、前肢回りが一息。評価しづらい。
【1週前追い切り B】
いつも良く見せてくれる馬ですが、今回はよく見えません。数少ないG1馬の一頭で、人気にはなりそうです。
ファストフォース 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。前肢がギュッと内に入り込む感じがよく、集中して安定感抜群の走り。いつも追い切りで良く見せてくれる馬たが今回も良く映る。ラスト1Fで僅かに失速も好フォーム。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
夏に3戦しており、前走セントウルSから中2週での臨戦です。流石にお釣りは無さそうに思えますが、マイナスにはしたくない走りでした。パドックは注視したいと思います。
マリアズハート 55.0 【B-】
美浦坂路併せ。馬なり。
前を1馬身追走から併入という内容。キビキビとは走れているものの、左手前一本の走り。また併せた相手の方に顔を向け自身の走りに集中できていない。最後も相手に合わせるように脚色を緩め0.9秒の失速。評価しづらい。
【1週前追い切り B+】
メイケイエール 55.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり④
池添騎手が騎乗。完全に持ったままで馬の気分を損ねないよう気分良く駆けさせた。相変わらずアタマが高く、クビに硬さは見られるも、この馬特有の四肢の可動域の広さを活かした大きなフットワーク。以前より追い切り時につけている特殊な馬具にもゆとりが見られ、いつも以上に折り合いが取れていることが見て取れる。この評価以下には落とせない。
【1週前追い切り D】
重賞6勝の実績、完璧なローテーション。気分良く走ることができ、直線スムーズに進路が確保できれば、無双すると思います。ただ前走は気分良く走れる展開でしたが、今回も同じになるとは限りません。
メイショウミモザ 55.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
途中何かが飛んだがフワッと宙を浮いており、蹄鉄ではなさそう。ラスト300mで素早い手前替え。スピードのロスは全く生じていない。左手前に替わると、さらに脚色を強め鋭伸。顔が少し右を向いていたが、真っ直ぐ走れており許容範囲。鞍上が顔を真っ直ぐ向かせようと、丁寧に補正していた点も好感が持てる。ここに来て状態上向き。高く評価したい。
【1週前追い切り B】
スタート・輸送など課題は多いですが、素晴らしい動きです。気分良く走ることができればチャンスはあるはずです。内枠引いて前で競馬して欲しいです。
ラヴィングアンサー 57.0 【C】
栗東CW単走。馬なり④
クビの可動域が狭く、アタマが高め。口も半開きで集中で仕切れていない走り。動きが緩慢で評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】