2022年10月2日(日)に中山競馬場で行われる『スプリンターズS(G1)芝1200m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は20頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- サンライズオネスト
- ジャンダルム
- ファストフォース
- ラヴィングアンサー
- レイハリア
ウインマーベル 55.0 【B-】
美浦南W併せ。一杯⑦
2頭併せの内。前を2馬身追走し直線早々に並び掛ける。綺麗に手前を替え、体を大きく動かせているものの、左手前に替わってからの伸びが一息。鞍上が見せムチ振るって、馬をめい一杯鼓舞するもギュンとは伸びずジワッとした脚色。併せた相手に2馬身先着も反応鈍く評価しづらい。
併せた相手は、古馬1勝クラスのエコロワカです。上昇途上という見立てですが、体が少し華奢に映る点は気になります。
ヴェントヴォーチェ 57.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
雨が降る中での1週前追い切り。ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し、直線に入ってくる。ラスト150mで左手前に替わると一気に追い付き、併入という内容。相手も動けており、その相手にラクラクと併入に持ち掛ける時の脚力は能力を感じるもの。プラスに評価したい。
併せた相手は、古馬2勝クラスのエコロデイジーです。測ったように、綺麗に鼻づらを揃えて併入です。【B】の中では最上位です。
エイティーンガール 55.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑦
秋山真騎手が騎乗。早い時計を出しめい一杯攻めてきた。元々こういう馬だが、肩の出は一息で四肢の可動域は平凡。走りにも少し気負いが見られる。評価は割引いた。
単走追いでしたが、しっかり攻めている内容には好感が持てます。
シュネルマイスター 57.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑥
横山武騎手が騎乗。3頭併せの内。中を2馬身、外を3馬身追走から直線へ。コーナーワークで差を詰め直線向いた時点で1馬身差。直線は、武史騎手が何度か軽く促すも、さしたる伸びは見せず、中の相手と併入。手前を替えることなく右手前一本の走り。クビ筋の発汗も気になるところ。評価は割引いた。
併せた中の相手は2歳1勝クラスのフロムナウオンです。追い切りでそれほど良く見せるタイプの馬ではありませんが、それでも少し心配になる内容です。最終追いに注目です。
ダイアトニック 57.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。既に7歳の秋を迎え、流石に往年の迫力は感じなかったものの、美しいフットワーク。ラチ沿い深く走らせしっかりとした負荷をかけてきた。2馬身先行から、直線は相手を受けるカタチでクビ差先着。手前を戻していたが、良く言えばリラックスして走れている。四肢の回転も綺麗で状態は良く映る。
併せた相手は、新馬のダノンタッチダウンです。重賞3勝、高松宮記念3着の実績はここに入ると威張れる実績です。最終追いは輸送を考慮して坂路でサラリでしょう。動きには注目したい一頭です。
タイセイビジョン 57.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑦
福永騎手が騎乗。2頭併せの内。前を4馬身追走し、馬場の7分どころに入ってくる。直線向いてもまだ1馬身半は差があっただろうか。先に仕掛けた相手に馬なりで並び掛け、ゴール前きっちり捕えて併入。馬なりでこれだけ推進力ある走りができている点を高く評価したい。
併せた相手は、古馬OP馬のオーヴェルニュです。【B+】の中では最上位です。
ダイメイフジ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
いつになく毛艶良く馬体をふっくら見せているものの、アタマが高く首の可動域は狭い。終い仕掛けるも、0.3秒失速し併せた相手に1馬身遅れ。評価しづらい。
併せた相手は、障害OP馬のダイメイコスモスです。
テイエムスパーダ 53.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
国分恭騎手が騎乗。50.5秒の早い全体時計。ラスト1Fで12.8秒を要し、0.8秒失速してしまったが、見せムチ使って最後まで馬を鼓舞。最後まで集中して駆けさせる意欲的な内容は評価できる。どのような最終追いとなるか。楽しみにしたい。
国分恭騎手も自身の手でこの馬の強さを証明したいはずです。
トゥラヴェスーラ 57.0 【C】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
鮫島克騎手が騎乗。馬場の真ん中に入ってくるも、手前替えで大きく右にヨレた点は割引き。その後もジワジワと右に斜行。植え込み側まで来たところで手前を戻し、右から見せムチ振るって進路を補正しようとするも、それでもまた右にヨレていた。ちぐはぐな走りで、ラスト1Fで1.0秒失速。評価できない。
ナムラクレア 53.0 【A】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
浜中騎手が騎乗。前を1馬身追走。相手の外側を回し、馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。前後の脚をまっすぐ前に出す美しいフォーム。併せ馬であったが、相手の存在感が消えるほど、この馬の走りが素晴らしい。この馬の動きだけに目を奪われてしまう。相手は懸命に追っていたが、これをまったく相手にせず、5,6馬身は突き放しただろうか。素晴らしいの一言。高く評価したい。
併せた相手は、古馬3勝クラスのホッコーハナミチです。この馬が踏んだ全体時計とこのラップは是非見ておいてください。なかなか見れない時計です。
ナランフレグ 57.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑦
2頭併せの内。前を2馬身追走から直線カチッと手前を替えて、軽く促し2馬身先着という内容。良いときは、もう少し楽にキレある走りができる馬だが、この1週前は少し走りに力みにが見られる内容。まだ身体が少し重いのかも知れない。悪くはないが、まだ100%には至らない。評価は据え置いた。
併せた相手は古馬1勝クラスのモネータドーロです。
マリアズハート 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め④
菊沢騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走から直線粗相に並び掛けると、馬なりで相手の前に出た後、しっかり追って2馬身突き放す好内容。特にラスト1Fで手前を替えて、グッと脚色を伸ばす走りは目を引いた。前肢をピンと前に突き出し、クビを使って活気十分の走り。バランスの良い走りができている。
併せた相手は古馬3勝クラスのダノンブレットです。
メイケイエール 55.0 【D】
栗東坂路単走。キャンター。
この1週前追い切りは、セントウルSから中1週ということもあり植え込み側をキャンターで駆けさせる軽い内容。馬の気分を重視したのだろうが、もう少し集中して欲しいというのが正直なところ。前肢も高くは上がっているがふにゃふにゃしており、アタマを傾げ体の中心におけない走り。相変わらずと言えば相変わらずなのだが…。この馬の本追い切りは、最終追い切りだろう。最注目したい。
メイショウミモザ 55.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑨
序盤はゆったりとコーナーの深いところに入ってくる。直線でカチッと左手前に替わると、クビを前に突き出し、回転力鋭い走り。前肢の回転の鋭さはメンバー中No.1だ。腕力が強く、前輪駆動のという言葉がフィットする。坂下まで余力が保てれば、中山の急坂を難なくこなすイメージが持てる。最後の方、前肢に対して後肢の蹴りがモノ足りなくも映ったため、評価は一つ落としたが、プラスでも良い活気を示している。
【B】の中では最上位です。
ワールドウインズ 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑤
松田騎手が騎乗。2頭併せの内。前を4馬身と大きく追走。直線向いてもまだ2馬身差。その後もしっかり追うも半馬身差を詰めるだけにとどまり、1馬身半差遅れ。この馬なりに体は大きく動かし、6F時計だけ見ると79.8秒と優秀。ただ最後はフワフワとした走りになっており、着地が弱く脚元非力。評価しづらい。
併せた相手は、古馬2勝クラスのドグマです。